のんびり幸兵衛夢日記

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2008.05.29
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カテゴリ: 読書
レイクサイド・ストーリー

女探偵ヴィク・シリーズの第2作目。とにかくヴィグが若くてタフ。派手なアクションシーンが続けざまに起こります。現実にはありえんやろとは思うものの、楽しむにはいっか。どこまでもたくましく美しいヒロイン、かっちょいいです。

このシリーズは毎回登場人物がたくさん出てくるうえに、専門的で細かな記述が多いのが特徴。今回も前半はカタカナの登場人物(当たり前)が頭の中でゴチャゴチャになるし、延々と退屈な描写に付き合わされているような気になりながら、のろのろと読み進みました。
が、これもいつものように中ほどになると一気に面白くなって、ほかに何も手につかなくなりました。
前半の退屈に思える部分にも無駄なものはなく、すべてパズルのピースのように、すっきりと分かってくるときは、いつもながらよく考えられてるなぁと思いました。

「いとこ」という関係は、親きょうだいと違って、濃くも薄くもなりうるもの。
こういった紐帯の強弱は国や時代で違ってくるという面もありますが、私もこの女主人公と同じくきょうだいがいないので、このカンジ分かるなぁと思いました。
私には、せいぜいお義理にねえちゃんと言ってくれる程度の子たちではあるけれど、それでも肉親が少ないと、片思いでも特別な気持ちを持っています。


今の時代、特に都市部では、自分は家族や血縁といった「しがらみ」から解放されて個人で独立して生きていると考えている人が増えていると思います。
でも本当はそれこそ幻想で、実際のところ、人間がこの世で生きていくには、うっとうしい家族や血縁といった「しがらみ」を切り捨てることは不可能なのだな。。

…なんてことを、読みながら思ったりしました。





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最終更新日  2008.06.05 15:46:51
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