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2023/09/27
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カテゴリ: ちょっとおでかけ


熱海の神社といえば、巧みな演出で観光客増大中の「来宮神社」が知られていますが、神社としての由緒、格式で言えば「伊豆山神社」が一番。
2019年に来宮神社に参拝した時の記事はこちら。
⇒​ 熱海 来宮神社に参拝
大きなクスノキは迫力もあり、素晴らしいのですが、なにしろ、演出の仕方が現代風で、若い人たちを中心に大人気です。
熱海の市街地から徒歩圏内、というのも大きいでしょうね。

さて、伊豆山神社ですが、こちらは、平安時代よりももっと昔からあり、伊豆の要とされてきました。
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でも出てきましたが、源頼朝と北条政子が逢瀬を重ねたともいわれ、頼朝の信仰も厚く、伊豆山神社で「源氏の再興」を祈願し、それを成し遂げたことから「関八州総鎮護」としました。

また、頼朝と政子の縁を取り持ったということで、「縁結びの神」でもあります。

ちなみに、関八州とは、武蔵・相模・上野・下野・上総・下総・安房・常陸 をいいます。
現在の関東地方ほぼ全域ですね。

こちら、頼朝と政子が座ってデートしたといわれる石。

イメージ図。

「縁結びの神」ということで、こんな写真スポットもあります。

そんな由緒ある伊豆山神社なのですが、観光的に来宮神社に先を越された大きな理由は「立地」だと思われます。
何しろ、駅から遠く、標高170Mの位置にあり、海から887段の階段を登ってくる必要があります。

車ですと、神社の本殿のそばまで来れる(台数に限りあり)のですが、やはり、徒歩はきついです。
神社の境内から、参道の階段を見下ろしたところ。

手水舎には、紅白の竜。

見晴らしもいいです。

ということで、日帰り観光では、ちょっと遠慮したくなる立地ではありますが、ぜひ、参拝できて、ほんとによかったです。

2021年7月3日に熱海を襲った土石流は、伊豆山神社のそばの谷筋で発生しました。
現在、復旧中です。

こちらが被災した谷筋を車から撮ったものですが、かなり急勾配の谷なので、一気に海まで土石流が届いてしまうことが想像に難くありません。


完全な人災による土石流なので、原因をしっかり究明して、責任の所在を明らかにしてほしいですね。





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Last updated  2023/09/27 08:19:15 AM
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