小人

小人

Sex



ブライアン・ボールワージーは経験不足の若者だった。彼が小耳にはさんだところによると、通常の求愛に反応を示さない女性に首尾良く性的欲求を引き起すには、女性の手を男性のイチモツに直接当てがうのがいいという。

デート中、彼は地元の“ハッテン場”に車を止めるが、一時間のガンバリも虚しく、まるで姉妹から受けるようなキスを一回もらっただけだった。そこでブライアン、例の新しいテクニックを実行に移すことにする。

彼は娘の手を取るや、自分のブツにシッカリと当てがった。反応は素早かった。彼女はわめき散らし、聞いたこともないような罵りを機関銃のように繰り出す。ビックリした彼は何か言おうとするが、彼女は聞く耳持たず、家に帰してくれの一点張り。

両親の家へ着くや、またも彼女はわめき出す。とうとう息を切らした彼女が言う、「アナタ、何か言うことでもあるの!」「あるとも」と苦痛に顔を歪めてブライアン-----「頼む、放してくれ!」

(女性大陸移動説)

女の一生に於ける多様なステージは、世界の大陸になぞらえる事が出来る。
子供の頃、彼女はアフリカのよう---処女地にして未開の領域。
娘時代はアジアのよう---ホットでエキゾチック。
女盛りはまるでアメリカ---隅々まで開拓し尽くされ、その資源は使い放題。
中年期にはヨーロッパ---疲弊してはいるが、見るべき所はまだある。
しかしその後はまるでオーストラリア---どこか下の方にソレがあるのは分かっていても、誰もハナもひっかけない。

(スパニッシュでお願い)

通りで娼婦のポリーを引っかけたランディー・マスタバーが聞く、「いくらだい」「10ドル」と彼女、「但し、スペイン風以外ね。スペイン風なら10ドルアップよ」ランディーはスペイン風とやらに決め、二人はポリーの部屋に行ってお楽しみと相成る。

コトを終えたランディー、服を着てドアに行きかけ、ふと立ち止まって言う、「ホントに楽しかったよ。でも、どこがスペイン風だったんだい」「あらヤダ」とポリー、「アタシ、うっかり忘れるところだったわ!」と言って彼女はベッドの上にスックと立つや、片腕を振り上げ、指をパチンと鳴らし、叫んだ、----「オ・レー!」

(女心)

ツカツカと巡査の所へ歩み寄ると、その婦人は言った、「お巡りさん、あの角にいる男が私に意地悪しますのよ」「ずっと見てましたけどね」と巡査、「あの人は貴女を見さえしませんでしたよ」「それって・・・」と婦人、「意地悪でしょ!」

(苦楽七節反比例)

男に七つの時代があるのは周知の事実である。

16から25---1日2回。
25から35---週3回。
35から45---何とか週1回。
45から55---努力はするが・・・。
55から65---牡蛎を食べてみる。
65から75---何でも試してみる。
75以降-----記憶を辿ってみる。

(女界地図)

そして女にも、男と同様七つの時代というものがある。

16から25---アフリカ :処女地と探査済みの地域が混在。
25から35---インド  :熱く神秘的。
35から45---ヨーロッパ:荒廃しつつも場所により趣あり。
45から55---アメリカ :スゴ腕ながら無意識。
55から65---ロシア  :皆がその所在を知るも、行きたがる者皆無。
65から75---国連   :機能は果たすも、誰も全く興味ナシ。
75以降--アトランティス:喪失と忘却の古代大陸。

(デキた娘)

メンデル・クラビッツが新しい情婦と話している。「なあ、君」と彼、「もし妊娠してると分かって捨てられたらどうする」「アラ、それって最悪よ」と可愛子ちゃんが叫ぶ。「アタシ、自殺しちゃう」「いいコだ」 とメンデル。

(役不足)

ランディー・マスタバーが友人とお喋りしている。彼は完璧な女性を求めて世界中を旅したという。「で、見つかったのかい」と友人。「ああ、見つかったよ」とランディー。「しかし、聞くも涙の物語さ」「なぜだい」と友人。「実は」とランディー、「彼女も完璧な男を探してたんだ」

(自立)

老骨フィンケルスタインが診療所にやってくる。「先生」と彼、「何か精の付くものありませんかね。今夜25才の秘書とデートでしてね。ちゃんとヤレるようにしておきたいんです」医者は微笑むと、彼に錠剤を渡す。

その夜遅く、興味津々の医者はフィンケルスタインに電話する。「薬は効きましたかな」と医者。「あれはスゴイです!」とフィンケルスタイン。「もう三回ヤリました」「で、彼女の方はどうですかな」と、クスクス笑う医者。「あー、彼女」とフィンケルスタイン、「彼女はまだ来てません」

(自殺ほう助)

パディーは胸の痛みに苦しんでいる。検査結果はまだながら、長生きしたければ安静に暮らすようにと医者が告げる---夜更かし、エクササイズ、セックスは御法度という訳である。
「分かったわ」と話を聞いたモウリーン。「今後アタシは下のソファーで寝ることにするわ。そしたらソノ気も起きないでしょうし・・・」そうこうする内、三週間が過ぎたある夜のこと、二人は階段でバッタリ出会う。
「ベッド抜け出して何してんのよ」とモウリーン。「一人で二階にいるなんて、もうまっぴらゴメンだ!」とパディー。「下に降りて死のうと思ってサ」「あらま」とモウリーン、「丁度アタシも上がるところだったの----アナタ殺しに!」

(先端処理) 

カルカッタ出のインド人の老人がバスを待っている。前方には彼の12人の子供達が並んでいて、後ろには盲人が一人立っている。時は深夜で、彼らは最終バスを待っているのだった。やっとバスが来て、子供達全員が乗り込む。しかし、そこで車掌が満員を告げる。インド人の老人と盲人は歩いて帰ることと相成る。

杖をトントンやかましく響かせる盲人としばらく歩いた後、インド人が言う、「その杖の先っぽに、チョイとゴムを着ければ、音はしなくなるんですがね」「ごもっともです。ところで、オタクのナニの先っぽにもチョイとゴムを着けてさえおれば、私らバスに乗れておったでしょうになあ」 と、盲人。

(ニューヨーク・ニューヨーク)

テキサスカウボーイのハービー、お上りさんで初めてニューヨークへやって来る。彼は高級娼館へ行こうと決意。料金を支払い、見ればドアが二つある。一つには(ブロンド)、もう一つには(ブルーネット)と書いてある。ブロンドを選んで中に入ると、またも二つのドアがあり、一方には(デカパイ)、他方には(ペチャパイ)とある。デカパイを選んで中に入ると、またまた二つのドアがあり、一方には(変装プレイ)、他方には(ハメハメプレイ)と書いてある。ハメハメを選んで歩み入った彼が見たものとは------元の42番街であった。

●ブルーネット=茶色の髪

(同感)

ディック・プラーがバーで立っていると、男が近づいて来て聞く、「あんた、ディック・プラーかい」「ああ」とディック。「あんた、半月ほど前シカゴにいたかい」と男。「チョット待ってくれよ」と、手帳を取り出しページをめくるディック。「ああ、半月ほど前シカゴにいたな」「あんた、ホリデーインの213号室に泊まったかい」と男。

ディック、手帳をのぞき込み、「ああ、泊まった」 男が言う、「あんた、213号室でミセス・ジャークと逢ったかい」ディック、手帳を見て、「ああ、逢ってる」男が言う、「教えてくれ、あんた、ミセス・ジャークとセックスしたのかい」 ディック、またも手帳をパラパラめくり、「ああ、ミセス・ジャークとヤッテルな」男が言う、「私は夫だ。気に入らないね」するとディック、またまた手帳をのぞき込み、「オヤ奇遇だ! オレも気に入らなかった」

(祝・採用)

モナが娼館で面接を受けている。 「それで」とマダム、「アナタ、熟練度は?」「自慢するわけじゃありませんけど」と、モナ、「頭で逆立ちしてヤレますのよ」「結構」とマダム、「アナタ、適任だわ。下でヨギがお待ちよ」

(外食傾向)

最近の性行動調査によると、男性の性行為後の行動に関して、以下の事実が判明した。

20%---背中を向け、眠りに就く。
2%----シャワーを浴びる。
3%----冷蔵庫に行き、軽食を取る。
70%---起きて、服を着て、帰宅する。


(ツネツネしちゃう)

マフィン・スナッフラーは、結婚している友人カップル、ジェリーとジュディージャムを訪問している。

「ジェリー、もう我慢出来ないよ」とマフィン、「ジュディー見てると感じちゃって。もしいっぺんでも彼女のムキ出しのお尻をツネツネできたら、彼女に5000ドルやるんだがな」「そんなにくれるんなら」とジェリー、「ジュディーも構わないと思うよ。ツネツネしなよ」

そこでジュディー、椅子にもたれてスカートをまくり、誘惑するかのようにパンティーを下ろす---お尻は丸出し。マフィンは思慮深げに長々と眺め、5分ほどしてようやく言った、「できない」「なぜ?! 怖じ気づいたのかい」とジェリー。マフィン曰く、「いや、金がない」


(冷蔵庫カルマ)

三人の若者が天国の門に到着。聖ペテロが訊ねる、「君達のようないい若者が三人も、なぜこんなに早死にしたんだね」「それは」と最初の男、「こういう事なんです。ある日、私が勤めから早く帰ってみますと、妻が素っ裸でベッドに寝てまして、ベッドカバーがクシャクシャなんです。

妻がチラッと開いた窓に目をやるのが見えましたので、外を見てみると、男が前庭を走って行くではありませんか。私はキッチンに駆け込み、冷蔵庫を持ち上げ、ベッドルームまで運んで、走っている男めがけて窓から投げつけてやったんです。しかし不幸にも、私はガンバリ過ぎて死んでしまいました」

「で、君は?」と、二番目の男に聞く聖ペテロ。「実は」と彼、「何があったのかサッパリ分かりません。約束に遅れそうだったんで、一階の自分のアパートから走って出たんですが、どっかのアホが私の頭に冷蔵庫を落としまして、それで死んだんです」「じゃ、君は?」と、三人目に聞く聖ペテロ、「実はピート」と恥ずかしそうに男、「僕が冷蔵庫に入ってると・・・」

(空き家)

ある晩のこと、エマおばさんが友人の家から帰ろうとすると、近所に痴漢が出て、まだ捕まっていないから用心するようにと注意を受ける。 アパートに帰り着いた彼女は、そっとベッドの下、クローゼットの中、カーテンの後ろををチェック。それから明かりを点け、ホッと溜息、「いないわ・・・残念」

(ホテルの死角)

ベッキー・ゴールドバーグがホテルの支配人に電話する。「510号室の者ですけどね」と怒鳴る彼女、「通り向かいの部屋に、スッ裸で歩き回ってる男がいるんです。ブラインド開けっ放しでですよ!」「すぐ参ります」と支配人。

彼はベッキーの部屋に入り、窓から覗いて言う、「仰るとおりです、マダム。間違いなく裸のようです。しかし部屋のどこにいましても、下半身は窓で隠れておりますので・・・」「分かってるわよ!」とベッキー叫び、「でもチョット、ベッドの上に立ってみなさいってベッドの上に!」

(地球恐るべし)

打ち捨てられたガソリンスタンドの近く、二人の火星人が着陸する。彼らは円盤から降りると、ヨチヨチ歩きで給油機の一つにやってくる。片方の火星人が給油機に話しかける。「君達のリーダーの所へ連れていってくれないか」返事は無く、もう一人の火星人が耳打ちする、「気を付けろ。こいつ、ヤバそうだぜ!」勇敢な方の火星人がレーザーガンを抜いて言う、「聞こえないのか。リーダーの所へ連れていけ」依然として返事ナシ。

「フケようぜ」と二番目の火星人。「待ちな」と相棒。「今度こそ喋らせてみせる」彼はレーザーガンを給油機に突きつけて怒鳴る、「リーダーの所へ連れ行け、さもないと撃つぞ!」そして一瞬待ち・・・撃った、とたんに大爆発!

しばらくして、1.5キロほど離れた場所で立ち上がり、ホコリを払う火星人達。 一人が言う、「だから用心しろって言ったんだ。チ◯ポ体に二重巻きにして、オマケに耳に突っ込んでるような野郎とは、面倒おこしちゃダメだって!」

(いつもご苦労様、でも早く寝なさい)

ある夜のこと、ご主人様が眠っている間に、体の各部分が誰の仕事が一番辛いかについて言い争っている。「僕らなんかホント、ヒドイもんさ」と嘆く足。「臭いスニーカーに突っ込まれて、マメができるまでジョギングだもんな。まったく、やんなっちゃうよ」

「贅沢言ってんじゃないわよ」と胃。「つい夕べのことだけど、アタシがもらったのはビールとスパゲティーとアスピリンだけだったのよ。今まで何とかやってこれたのが奇跡だわ」「君ら、まだまだ甘いぜ」と、ぼやくチ◯◯。「オレなんか、毎晩暗いトンネルに押し込まれて、オマケに腕立て伏せだぜ。ゲロ吐くまでだもんな~!」

(ブロンドシート)

スタイル抜群のセクシーなブロンド嬢がバスに乗ってくる。しかし空席がない。彼女は一人の紳士に妊娠している旨を告げ、席を譲ってくれと頼む。紳士は直ぐに立ち上がり、席を譲る。しかし妊娠しているようには見えないので、ついそう言うと、彼女はニッコリして答える、「まだ妊娠して30分ほどしか経ってませんの。私、もうクタクタで・・・」

(聞いてたまるか!)

老骨フィンケルスタインは執事が葉巻を盗んでいるとニラんで、隣りの部屋にいる執事に怒鳴る、「ジェームズ、お前、葉巻をネコババしとるだろ!」何の返事もないので、更に大きな声で繰り返す。しかし依然として返事がない。そこで彼は隣室へ行き、使用人と対峙することと相成る・・・、

「ジェームズ」と彼、「たった今ワシが言ったことが聞こえなかったのか」「聞こえませんでした」と執事、「音の通りが悪いんだと思います」「ホウ、そうか」とフィンケルスタイン。「じゃ、お前が隣りの部屋に行って何か言ってみろ。そしたら聞こえるかどうか分かろうというもんだ」

ジェームズは隣室へ行き、あらん限りの声を張り上げる、「どっかのデブのクソ野郎がオレの女房とヤリまくってやがる!」そして戻って来ると、ノホホンと聞く、「聞こえましたでしょうか、旦那様」「君の言うとおりだ、ジェームズ君」と赤面しつつフィンケルスタイン、「一言も聞こえなかった。まあ、葉巻でもどうかね」

(情事の刻印)

若いアメリカ人カップルがイギリスを旅行中にカンタベリー大聖堂に行く。ところがそこで欲情してしまった二人は、由緒ある大理石の墓の上でコトに及ぶ。翌日、彼女のほうが背中の痛みを訴え、地元の医者に診てもらう。

医者は診察を終え、どこも悪いところはないと言う。「ところで」と医者、「あたな、お年は?」「24です」と彼女、「でも、なぜですの」「いえね」と医者、「お尻にあったものですからね・・・[生誕1787年]って」

(戸締まりはご用心)

カーレーサーがレースの後で女の子を引っかけ、家に連れて帰る。その夜おそく、熱い一戦を交えた後、眠りへと落ちて行く男・・・。と突然、彼は目を覚ます。ナント、女が馬乗りになり、怒り狂って彼の顔に平手打ちを喰らわしているではないか。「いったい何事だ」と彼。女が叫ぶ「アンタ、よくも寝言いってくれたわね!」

「オッパイ触って、『何て完璧なヘッドライト』 脚に触って、『何て滑らかなフィニッシュ』って」「一体、そのどこがいけないんだ」とカーレーサー。「問題はその次よ!」と金切り声の女、「アタシのプッシー触って、『ガレージ閉め忘れてんの誰だ!』ってナニよ!」  

(動く証拠)

絶望した若き花嫁はとうとうペンを執り、新聞の悩み相談コーナーに投書する・・・、

私は色情狂と結婚しています。夫は片時も私を一人にしてくれません。 一晩中セックスをし、シャワーを浴びている時も、朝食を作っている時も、 掃除中でさえ求めてくるのです。いったい私はどうすればいいのでしょうか。

                     署名  疲れ果てた新妻より

追伸

文字の乱れをお許し下さい。

(エナジーシフト)

老人が診療所にやって来て医者に訴える、「ワシの性欲を下げてもらいたいんじゃが」医者はヨボヨボの老人を一目見て言う、「いいですか、おじいさん。あなたの性欲は、ぜんぶ頭の中にあるんだと思いますけどね」「ソコじゃよ、キミ」と老人、「もチョット下げてくれんか」

(珍品)

ある日のこと、自分の小さいイチモツにすっかり恥じ入っていた男が、病院に行って新しいモノに取り替えようと決意する。「三つのサイズの中からお選び下さい」と始める医者、「レギュラー15センチモデル、スーパー20センチ・クラシック、そして最後に、25センチ、スーパーデラックスです」

「ワー!」と男、「じゃ、25センチのスーパーデラックスでお願いします」医者は隣室へ行き、25センチのブツを持ってきて見せる。「先生」と男、「たいへん気に入りました。ほんと、スゴイです。でも・・・、白いの、ありません?」

(5万ドルを掴め!)

女が銀行に来店し、頭取のオフィスにやって来る。女はツカツカとデスクに歩み寄って言う、「10,000ドルの賭をしたいんですけど」「あいにくですが」と頭取、「当行では賭事は受け付けておりません」「銀行と賭をするわけではありませんのよ」と彼女、「貴男と勝負したいんですの。明日の10時までに、貴男の金玉が四角になる方に賭けますわ」「アナタ頭がイカレておられるようですな」と頭取、「ですがよろしいでしょう、その賭に乗りましょう。明日10時にお越し下さい。10,000ドルをお忘れなく」

9時55分、背が高く堂々とした風体の紳士と一緒に女がやって来る。「こちら、どなたですか」と頭取。「私の弁護士です」と女、「証人として来て頂きました」「結構です」と言って頭取、笑いながらパンツを下ろす。女は手を差し伸べ、四角になったかどうか触って調べる。と、その途端、弁護士が卒倒、意識不明に陥る。「一体どうしたんですか!」 と頭取。女が答える、「実は、彼と50,000ドルの賭をしてましたの。今朝の10時までに、どこかの銀行頭取の金玉を掴んでご覧にいれますってね」

(命びろい)

トコトン楽天家のハーマンは、自分に何が起ころうといつもこう言うのだった、「まっ、不幸中の幸いだよ」ある日のこと、エイモスという隣人が帰宅し、妻が見知らぬ男とベッドにいるのを発見。怒り狂ったエイモスは二人を撃ち殺し、後に殺人罪で逮捕される。皆がこの悲劇に喧々囂々だというのに、ハーマン曰く、「まっ、不幸中の幸いだよ」「何が幸いなもんか!」と怒る隣人。「二人が亡くなった上に、エイモスのようないい奴が死ぬまで監獄行きになろうってのに!」「だけど」とハーマン、「もしエイモスが木曜に帰っててみろ、ボクが死んでたんだゾ!」

(女優)

厳格な母親が素行の悪い娘にキッパリ言う、「私はお父さんと寝る前に他の男性と寝るようなマネはしませんでしたけどね。アナタ、自分の娘に同じ事が言えますか!」「言えるわよ」と娘、「でも、そんなマジ顔はムリ」

(立件不能)

老骨フィンケルスタインは、10代の少女に性的イタズラをしたかどで法廷に引き出される。しかし裁判長は本件を破棄する。法廷で証拠が“立た”なかったからである。

(ヒロイン)

セクシーな高校教師、ミス・クラムバム(役立たず)は、コツコツ貯金の甲斐あって、ついに豪華客船で念願のヨーロッパへと旅立つ。彼女の船旅日記・・・

月曜:今宵、大変な光栄に浴す。船長のテーブルにてディナーのご招待にあずかる。
火曜:船長と午前中いっぱいブリッジで過ごす。
水曜:船長に言い寄られる。職務も忘れ、なりふり構わぬご様子・・・。
木曜:今夜船長に脅された。彼の淫らな要求をのまねば、船を沈めるとの事。
金曜:本日午後、1600人の命を救う!

(Are You Ready?)

ドローレスは老骨ピンカス氏と結婚する。彼の財産を苦もなく我がものに出来ると計算したからである。結婚式の夜、彼がコンドームを取り出し、ナイトテーブルに置くのを見て彼女は笑う。「ダーリン」と囁く彼女、「心配しすぎじゃないかしら。アナタもう88才なんだし」しかしピンカス氏はほくそ笑むだけで、今度は引き出しからコットンを出して鼻に詰め、それから耳栓を取り出す。

「ダーリン」と彼女、「コンドームは分かるわよ、でも今度はいったい何なの?」「ハニー」と、耳栓をしながら彼 、「キミもそろそろ知っといた方がエエじゃろ。ワシにはこの世で我慢ならん事が二つある。 一つは女の叫び声。そしてもう一つは・・・」と明かりを消しながら、「ゴムの焼けるニオイじゃ」

(男は粋に)

一分のスキもなく洗練された身なりの紳士が紳士服売場にやってくる。美人でスタイルのいい若い店員が応対する。「いらっしゃいませ」と、ハスキーボイスの彼女、「何がお望みでしょうか」「僕の望みは・・・」と、しばし賞賛の眼差しを彼女に送って彼曰く、「君をこの腕に抱き、急いで僕のアパートに連れ帰り、最高のシャンパンを開け、ロマンティックな音楽を聞きながら、熱~いセックスをすることサ。しかし、とりあえず今要るのはシャツ一枚ね」

(渚の二人)

大洋のまっただ中、ユーニスとフランクは小さな島に取り残される。船が難破して二人だけが生き残ったのである。ユーニスは処女で、しかも厳格なカトリック信者だったが、救助の見込みのない事をフランクが数カ月がかりで納得させる。ほだされたユーニスはとうとう処女を捨ててしまう。それから一年後、ユーニスは自分のしている事につくづく恥じ入り、自殺する。それから更に一年後、フランクは自分のしている事につくづく恥じ入り、ユーニスを埋葬した・・・。

(受胎テーブル)

若いカップルが子供をもうけようと長い間努力しているが、上手くいかない。遂に彼らは医者に相談する。詳しい問診の後、医者が提案する。マンネリを避けるため、毎日セックスするのではなく、自然にセックスしてみてはどうかと言うのである。義務のようにではなく、セックスに取り憑かれた時にのみするのである。

「自然に起こる正しいタイミングを見つけることです」と医者、「今だ、と感じるときにシテくみてださい」案の定、数カ月後に女性がやって来て、医者は彼女の妊娠を確認する。

「私のアドバイスは効きましたかな」「それはもう、先生」と彼女、「素晴らしかったですわ。私たち、蝋燭を灯して、フレンチワインを飲みながら、ソフトな音楽の流れる中、ディナーを頂いてましたの。すると突然二人の手が重なり、互いの目をじっと見つめ合って・・・二人とも分かったんです、今だって! それで、ためらわずテーブルクロスをはぎ取って、テーブルの上でイタシましたの。「スゴイですね!」と医者。「ええ、スゴカッタです」と彼女、「ただ一つ残念なことに、もう行けなくなっちゃって、・・・あのレストラン」


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: