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『男おいどん』
です。この作品は、4畳半の下宿である「下宿館」における主人公、 大山昇太(おおやま のぼった)を中心として、若者たちの青春を描いた作品
です。
大山昇太
は松本零士本人がモデルであり、回想録が作品のエッセンスとなっております。作者自身も同作品のキャラクターには事のほか思い入れが強いらしく、よく似た・もしくはほぼ同一キャラクターが他作品にもしばしば登場しております。たとえば、 『ワダチ』の主人公の山本轍は 大山昇太と全く区別がつきません。
下宿のバーサンもトリさんも相変わらず登場しており、 一種のパラレルワールド
になっております。このシリーズに共通していることは、貧しいながらも誠実であり、空腹ながらもエネルギッシュであり、どこかキュンとさせる叙情的な部分がこれらの作品に余韻を残しています。 松本零士と言えば、黒ベタに計器をたくさん配列した画が描かれているSF的な作品を多く思い起こさせます
が、このシリーズのように 「人はどこから来て、どこに向かうのか・・・」というテーマの作品も描いています。
今でも色褪せることがほとんどない作品です。
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