ひとりごと♪

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2009/06/13
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今日は、劇団四季の

ソワレ公演を観てきました。

この演目、
前回、京都で鑑賞してから約1年半ぶり(2007/12/2 ブログ )となります。


あの時は、結局リピ鑑賞できなかったので
今回の大阪公演をすごく楽しみにしていました。







1ヶ月ぶりに訪れた、劇団四季大阪劇場。
(参考:前回訪問日5/16 ブログ



パリ・オペラ座だった舞台も
すっかりエルサレム仕様へ。



砂埃と
灼熱の太陽。

そして登場人物たちの苦悩。



あぁ・・・
この舞台、やっぱり苦しい。



オペラ座の怪人も重くて苦しい内容だったけど




JCSは、「愛」が、
「生」と「死」とクモの巣のように絡み合い、
二度と逃れられない苦悩を生み出しています。



その苦しさは
「苦悩」と一言で片づけられるレベルではなくて、



「死」をもって解決するしかないのかと思わせます。




登場人物、どの人も、弱い。



弱いために、苦しくて、苦しくて、苦しくて、
その現実から逃避しようとし、
結局、他人を傷つけてしまう。




民衆も、カヤパも、シモンも、ピラトも
ユダも・・・



何より、ジーザス自身も
神に向かって弱音を吐いている。
「何故、私を見捨てたのですか」




      *




今日の席は、下手サイド
前から2列目。


この演目は、舞台が前に低くそりだし、かつ、
舞台後方が急こう配になっている為、
前列でも全く肩がこることなく、鑑賞することができます

役者さんを至近距離で観ることができて、
それぞれの苦しくて、弱くて、辛い心情が
より伝わってきました。



特にユダ役の金森勝さんの迫真の演技は、
素晴らしかった



彼は、この役、ホントにはまり役だと思います。
前回の鑑賞時もそう思いましたが、
今日鑑賞して、更にその想いを強くしました。



うまい。
ジーザスに対する
純粋で一途な深愛(観方を変えれば歪んだ愛)を
ここまで表現できるのは、彼しかいなんじゃないかと
思わせますね。


観ていて、本当に苦しかったです。



アルプ6月号に彼のインタビューが掲載されていましたが、
このユダ役、前回の公演の時よりも、
客観的に演じることができているそうです。


確かに、前回はカテコの時、
フラフラになってらっしゃいましたが、
今回は、笑顔でした。


役に対するその余裕さに、
私たち観客は、より惹きつけられているんでしょうね。




      *




さて、今日のソワレ公演は、
バックステージツアー(舞台裏見学)というイベント付きでした。


これまで色々と四季の舞台を観てきましたが、
こういったイベントは、通常、平日公演時に行われているため、
私は参加したことがありませんでした。


だから、土日に企画してくださって本当にうれしい
四季さん、ありがとう



普段は入ることのできない、
「STAFF ONLY・PRIVATE」の扉の向こう側・・・



おぉ~



長くなるので、簡単に箇条書きで舞台裏をご紹介。


・思っていたより、狭い舞台裏
(大きなセットを移動させる時、この狭さではたいへんだろうなぁ)


・JCSの舞台傾斜は、前方4°・後方45°(後方の高さ4m)
(横から観ると、その傾斜がよくわかった)


・照明は400台


・マイクを使えない場面では、小道具内にマイクを入れて使用


・砂埃を表現するために、コルクやカンナ屑などを用いたとのこと


・舞台の石は、思っていた以上に軽かった


・ヘロデ王登場の時に用いられる絨毯が思っていたより大きかった
(舞台チェンジの時、それを巻き上げるのは男の人4人がかりだそう。
かなりの重労働らしい)



などなど。


う~ん、楽しかった
舞台を身近に感じることができました。


色々な演目の舞台裏を観たくなっちゃった。




      *




今回のJCS大阪公演は、
後もう一回、チケットを確保しています。


舞台裏を観た後なので、これまた違った視点で
鑑賞できそうで、楽しみです♪うふふ(^^♪





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Last updated  2009/06/14 01:46:38 AM


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