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カテゴリ: 今日のつぶやき
100万人のキャンドルナイト

「でんきを消して、スローな夜を。」

このスローガンの下で呼びかけられているイベントの趣旨は、公式サイトに詳細に記してあるので、興味のある方はご覧ください。
(関連イベントが、愛・地球博をはじめ、全国で300件以上行われているそうです)

楽天広場で、いつもブログを愛読している数名の方が、このイベントについて書かれていて、私も遅ればせながら参加しました。

参加…といっても、個人の場合はとっても簡単。
18日から、夏至の日である21日までの期間中、20時~22時まで、電気を消してロウソクの光で過ごしてみましょう、というもの。

ゴールデンウィークに北欧を旅してきた友達が、スウェーデンのKOSTA BODA社の「スノーボール」という素敵なキャンドルスタンドをお土産にくれたのです。
さっそく、活躍してもらうことにしました。

コスタボダ snowball キャンドルホルダー(S) 67800 コスタボダ snowball キャンドルホルダー



時計が20時をまわると同時に、電気を消してキャンドルを灯しました。
このキャンドルスタンド、中に火が灯ると、テーブルの上になんとも美しい光の模様が浮かび上がるのです。
思いもよらぬ美しい効果に、ため息が出て、しばらく見とれてしまいました。
(携帯のカメラでは、ほとんど再現できていなくて残念…)

視覚がさえぎられると、聴覚がどんどん敏感になってくるのは不思議です。
開け放した窓の向こうから、近くの田んぼで鳴いているカエルの声が…いつもより明瞭に聞こえてきました。

ずっと、賑やかな街の中で暮らしてきた私が、今の土地に移り住んでから最初に感じた違和感。それは、
「夜が暗い」
ということでした。

駅前の商店街が7時を過ぎるとゴーストタウンと化し、飲食店も8時閉店が当たり前…という状況は、「不便」以外の何者でもなく。
大きく広がる夜空と、たくさん見える星はとても美しかったけれど、街灯もまばらな夜の道は、月明かりだけでは暗くて怖い。



正直なところ、今でも、私の心の中にはそういう風に感じている自分がいます。
たまに実家に帰省する時、横浜や東京の煌々と輝く夜景を見ていると、無条件に心が浮き立っているのを感じます。

本当は、シンプルに野性的に、『自然が生むもの』の不便さも美しさも受け止められる人に憧れ、そうなりたいと思うのですが…
私は『人が作るもの』の便利さと醜さに慣れすぎてしまっているのかもしれません。

せめて、『人が作るもの』が『自然が生むもの』を破壊しつくさないように、ふたつのバランスが上手くとれる未来であるように…


「プラグを抜くことは新たな世界の窓をひらくことです。

 それは人間の自由と多様性を思いおこすことであり、
 文明のもっと大きな可能性を発見するプロセスであると私たちは考えます。」

       ―「100万人のキャンドルナイト2005」呼びかけ文の一節 ―


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最終更新日  2005.06.21 01:31:01
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