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カテゴリ: 映画の話
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というと、涙や、深刻な修羅場の数々を想像してしまいますが、この映画は終始ジメジメ感とは無縁で、困難なことにまともにぶつかっていく主人公のジュノに、魅了されて元気がもらえる、チャーミングな作品でした。

強烈な個性を持ったジュノや、彼女を取り巻く家族、友人との会話は、エキセントリックで多くの場合的外れなんだけれど(笑)愛情にあふれていて素敵。
2008年のアカデミー賞で脚本賞を獲った作品ですが、授賞式で壇上に上がったディアブロ・コーディ女史の、 大阪のオカンも真っ青 の豹柄シースルードレスは記憶に焼きついています…
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米国という、養子制度をはじめ、家族のあり方についてはわが国とまったく異なる文化圏でのお話なので、こんなにドライに、スムーズに話が運ぶものなのか??と思ってしまう部分もあるのですが、この映画が大好きでたまらない、という人たちをたくさん生み出したのはよくわかるな、と思いました。

うまくいかないこと、思い通りにいかないことが山積みの人生を歩いていく上で、大人たちが迷ったり失敗したりするのを見つめつつ。
まだ、ほんのわずかな経験しか持っていないティーンエイジャーのJUNOが、「冷たい頭と温かい心」で自分がぶつかった袋小路を突破していく姿は爽快!

生きていく上で大事なのは「失敗しないこと」ではなくて、「失敗した時にどう立ち向かうか」ということ、これに尽きるのね…と、再確認させてもらいました。




低予算の映画ですが、音楽も映像も、脇を支える俳優陣もとても良かった。ささやかな映画だけれど、お奨めの一作です。





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最終更新日  2009.08.09 17:32:37
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