幸せなセカンドライフ

幸せなセカンドライフ

同級生の女



元夫は、高校時代の男女含めて何人かのグループと仲良しで、年に何回かは集まっていた。

その女はその中の一人。

私達の結婚式にもきていた。


ずっと、ただの友達同士だったのが、何時・何処でそうなったかはわからないが、不倫が始まったのだった。


彼女はバツイチ。
子供はいない。

どうして、浮気がわかったかと言うと、その当時ポケットベルが主流で、彼も会社から持たされていた。


ある日、それを忘れて会社に行った。


別に気にも留めていなかったが、彼がまだ帰宅してない夜にポケベルが鳴った。

それが、何度も何度も鳴った。


何となく気になって、表示されてる番号をメモった。



そして、次の日その番号に電話をかけてみた。

留守電になっていて、そのメッセージが聞き覚えのある苗字と声。

私は、年賀状を引っ張り出した。

その名前を見つける。



それを突き止める事なく、普通に過ごしていたが、彼の帰りがだんだん遅くなってくるように・・・。


飲んできた・・と言うが、タバコの匂いもなければ、飲み屋特有の匂いもなかった。


しばらく様子をみて泳がせ、彼が帰ってこない朝方にその女の家に向かった。

子供を自転車の前カゴに乗せて・・・。


彼女の家の近くまで行ったが、少し躊躇した。

しかし、彼の車が路中してあるのを見つけ、彼女の部屋のインターホンを押した。


眠そうな声で「はい・・」と返事。


私が「○○○ですが・・」と言うと、インターホンの受話器をガチャンとおき、中でバタバタしてる様子がうかがえた。


そして、寝癖をつけた元夫が出てきた。


それを確認し、私は猛スピードで家に戻ったのだった。


その後、自宅での話し合いの際、私の「勝手にすればっ!」の言葉をラッキー・・とばかりに鵜呑みし、彼女のアパートに住み着いたのだった・・・。







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