ミステリの部屋

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お城にまつわるミステリ

◆◆◆ お城にまつわるミステリ (国内編) ◆◆◆
グラン・ギニョール城:芦辺拓
欧州の城グラン・ギニョール城に招かれた名探偵ナイジェルソープ。客間には緊張が漂い、嵐の夜を境に惨劇が続く。弁護士・森江春策は、怪死事件の手がかりとなる探偵小説『グラン・ギニョール城』を探し当てたが、彼を嘲笑うかのように小説世界は現実を浸食してゆく。
ミステリ・オペラ(上):山田正紀
平成元年、東京。編集者の萩原祐介はビルの屋上から投身、しばらく空中を浮遊してから墜落死した。昭和13年、満州。奉納オペラ『魔笛』を撮影すべ く“宿命城”へ向かう善知鳥良一ら一団は、行く先々で“探偵小説”もどきの奇怪な殺人事件に遭遇する。
女王国の城:有栖川有栖
部長・江神は宗教団体の聖地、神倉へ向かったらしい。後輩アリスにマリア、望月、織田はレンタカーを駆って木曾路をひた走る。〈城〉と呼ばれる総本部で江神の安否は確認したものの、思いがけず殺人事件に直面。江神シリーズ第4長編。
双月城の惨劇: 加賀美雅之
ライン川流域の古城「双月城」で起こった奇怪な密室殺人事件。さらに滞在者を襲う新たな惨劇が―。パリ警察が誇る名予審判事ベルトランが、ベルリン警察の雄と熾烈な推理対決を繰り広げる!


ローウェル城の密室: 小森健太朗
森に迷い込んだ恵と保理は、不思議な老人の手で、少女マンガ『ローウェル城の密室』の世界に送りこまれ、マンガの登場人物・メグとホーリーになってしまう。奇怪な風習に支配されたその世界で、密室殺人事件が発生した。
翡翠の城:篠田真由美
一族支配が続いた名門ホテル創業者の娘で、95歳になる老女が住む別邸・碧水閣の取り壊しをめぐり意見が対立、骨肉の争いに発展した。湖に沈んだ焼死体、血染めの遺書。沼のほとりに佇む異形の館に封印された、百年にわたる秘密とは。桜井京介の鮮やかな推理。

紫骸城事件: 上遠野浩平
城。それは無為にして空虚なる巨大な骸。世界を蝕んだ魔女の悪意の果てに、その城塞は百万の生命を吸い、千万の呪詛を喰らって造られた。事件は、荒 野の中心に聳えるこの悪夢の巣窟に、魔導を極めんとする者どもが集いしとき起こる。
人狼城の恐怖: 二階堂黎人
独仏国境の険しい渓谷の上に屹立する双子の古城・人狼城。ドイツ側“銀の狼城”に招かれた十人の客に用意されていたのは、凄惨な殺しの宴であった 。全四部。
キマイラの新しい城: 殊能将之
「わが死の謎を解ける魔術師を呼べ」フランスの古城を移築後、中世の騎士として振舞い始めた江里。750年前の死の真相を探れ、という彼の奇想天 外な依頼で古城を訪れた石動戯作は、殺人事件に遭遇する。嫌疑をかけられた江里が向かった先は…。
ドラキュラ城の舞踏会: 赤川次郎
ルーマニアの山奥で、土に埋もれた中世の城が発見された。まるで昨日まで誰かが住んでいたかのような状態で。松橋美奈は壁にかけられていた肖像画が、自分とそっくりなことに驚く。中世から甦った“ドラキュラ城”で、彼 女を待ち受けているものは―?「百年の迷宮」シリーズ第二弾。



『アリス・ミラー城』殺人事件: 北山猛邦
鏡の向こうに足を踏み入れた途端、チェス盤のような空間に入り込む―『鏡の国のアリス』の世界を思わせる「アリス・ミラー城」。ここに集まった探偵たちが、チェスの駒のように次々と殺されていく。

北山さんの「城」シリーズには、ほかに下のような作品があります。


『ギロチン城』殺人事件 『クロック城』殺人事件 『瑠璃城』殺人事件


<児童書>


魔王城殺人事件: 歌野晶午
星野台小学校5年1組の翔太たちは、探偵クラブ「51分署捜査1課」を結成した。いくつかの事件を解決し、ついに、町のはずれにある悪魔の巣窟のよ うな屋敷、デオドロス城(僕たちが勝手に名付けた)にまつわる数々の怪しいウワサの真相を確かめるべく探険することに! (ミステリーランド)


◆◆◆ 城にまつわるミステリ(海外編) ◆◆◆
バッキンガム宮殿の殺人:C .C.ベニスン
女王陛下が使用人の死体を発見した!やがてこの壮麗なバッキンガム宮殿の中に隠れていた、複雑な人間関係が明らかになるが…小 粋なメイド探偵ジェイン・ビーの活躍を描く、英国ファン御用達ミステリ。
赤き死の訪れ:ポール・ドハ ティ
ロンドン塔の城守、ラルフ・ホイットン卿が塔内の居室で殺された。それぞれ悩みを抱えながらも、姿なき殺人者を追うアセルスタ ン修道士とクランストン検死官…。クリスマスを控えた極寒のロンドンに展開する、中世謎解きシリーズの傑作第二弾。
骨の城: アーロン・エルキ ンズ
環境会議の会場となった古城近くで発見された人骨。調査に乗り出した人類学教授ギデオンは、骨の特徴があぐらをかく職種の人間 のもので何者かに殺害されたのだと推定する。一片の骨から不吉な事件の解明に挑むスケルトン探偵。
荊の城(上):サラ・ウォー ターズ
19世紀半ばのロンドン。17歳になる少女スウは、下町で掏摸を生業として暮らしていた。そんな彼女に顔見知りの詐欺師がある計画 を持ちかける。とある令嬢をたぶらかして結婚し、その財産をそっくり奪い取ろうというのだ。CWAのヒストリカル・ダガーを受賞し た、ウォーターズ待望の第2弾。
弓弦城殺人事件:カーター・ ディクソン
イングランド東部の荒れ果てた海岸にのぞむ古城”弓弦城”は、十五世紀の昔から崩壊もせず、修復のされずに今日まで生きながら えた数少ない城のひとつである。 夜な夜な幽霊があらわれるというこの奇怪な古城で、密室殺人が起こった。フェル博士、H・M 卿の前身といわれる犯罪学者、ジョン・ゴーント博士登場。
ずっとお城で暮らしてる: シャーリ・ジャクソン
あたしはメアリ・キャサリン・ブラックウッド。ほかの家族が殺されたこの屋敷で、姉のコニーと暮らしている…。悪意に満ちた外 界に背を向け、空想が彩る閉じた世界で過ごす幸せな日々。しかし従兄チャールズの来訪が、美しく病んだ世界に大きな変化をもた らそうとしていた。“魔女”と呼ばれた女流作家が、超自然的要素を排し、少女の視線から人間心理に潜む邪悪を描いた傑作。



奇岩城: モリス・ルブラン
レイモンドが放った一弾は、みごとに逃走せんとする賊を撃ち倒した。ところが重傷を負ったはずの賊が煙のごとく消え失せる。し かも屋敷から盗まれたものは何一つなかった。この奇怪な謎を解き明かしたのは、まだ高校生のイジドール少年。しかも彼は事件の 首魁を、かのアルセーヌ・ルパンだと喝破した!かくて怪盗対少年探偵の熾烈な頭脳戦の幕は切って落とされた。



ネコ城のミステリー: ジェ ロニモ・スティルトン
嵐の夜、編集長ジェロニモがたどりついた古い城は、恐怖の館だった。おばけ、ゆうれい、ミイラ、魔女等が次々にあらわれるが、 それはジェロニモにしか見えなくて…。城にまつわるミステリーを、ジェロニモと仲間たちが解きあかす、シリーズ第10弾。 児童書




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