Red Zone.
ここは静岡県。その中心部に、静岡峠という峠がある。
一般の人からすれば普通の峠。
しかし「走り屋」と呼ばれる人間達にとって、そこは特別な場所なのだ。
そこでは毎晩のように禁断のレース…公道バトルが行われているからだ。
何故彼等は、サーキットではなく、ここに拘るのか…
サーキットとは全く違う危険なコース。
そんな所を猛スピードで走るのだから、他から見ればそれは自殺行為に等しい。
だが、走り屋達は「スピードの魔力」に取り憑かれてしまったのだ。
その世界に足を踏み入れたらもう元の世界に戻ることは出来ない。
出口は無いに等しい。毎晩同じような事が行われるのだから…
だが、スピードが支配する迷宮の終わりに辿り着ける者もいる。
誰もが目指す「最強」の地位。
しかし、それを得られるのはほんの一握りにすぎない。
そして今、この迷宮に一人の青年が足を踏み入れる。
迷宮の終わりに辿り着く為に。
Red Zone.
注意
・この物語はフィクションです。登場する人物名、団体名などは全て架空のものです。また、地名も一部架空のものがあります。
・公道での暴走行為は危険ですので、絶対に真似しないで下さい。
・実際に車を運転するときは、交通ルールを守って安全運転しましょう。
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