ホリスティック ビレッジ サンクチュアリ                ナチュラルメディカル新潟

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新聞連載記事


みなさん、ホリスティック医療って知っていますか?
ホリスティックはギリシャ語のhoios(全体)が語源。体・関連・つながり・バランスとも訳されており、whole(全体)heal(治癒)holy(聖なる)の語源で、人を症状だけでなく全体からみていこうという40年程前のアメリカで産まれた医療です。
 ホリスティック医学協会定義の中に、
1<ホリスティックな健康観に立脚する
2<自然治癒力を癒しの原点をおく
3<患者が「自ら癒し」、治療者は「援助」する
4<様々な治療法を選択・統合し、「もっとも適切な治療」を行う
5<病の深い「意味」に「気づき」「自己実現」をめざす
というものがあります。
 例えば腰痛の人がいるとします。「腰が痛い」は症状で、それに病名がついたとしたら病気ですね。病院に行って問題があれば薬やシップや理学療法をしますが、その病気をホリスティック的に考えた場合、「どうしてなったか?」を考えていきます。例えば痛みを軽減するのにはビダミンが必要ですが、お酒やお菓子を食べていればビタミン不足になり症状は長引いていきます。
足の長さや骨盤がずれていて痛い場合、足を組んだり、あぐら・横座りをしているままではなおさら骨盤はズレ、症状は長引きます。
重いものを持って腰が痛くなったとしましょう。その重いものに耐えられる筋力があればいいのですが、普段から運動をしていなければ、加齢と共に筋力は低下をしていますから当然ですね。ですから治していく時は様々な面からみることが大切です。これがホリスティックな視点での医療です。
この時期冷え症の人も多いですが、身体の冷える果物を食べているかも知れませんね。原因のない結果はおこりませんから。こんなふうに「なぜ」と原因を考えていくと治癒も早いものです。


第2回 ホリスティック的、食事の嗜好について
テレビや新聞などで毎日のように目にする様々な情報。そのどれを取り入れたらいいのかと悩む人も多いかと思いますが、人により適したものは違うということを理解しなければなりません。
冷え性や腰痛・肩こりという症状がある人が果物やお菓子ばかり食べていたら??、暑がりの人が果物を食べないのは??果物は良い食品であると言われていても、病院での入院時に出てくる果物はリンゴ4分の1、みかんは1個ですよね。自分の生き方に「?」と問いかけをしてみてください。
よく疲れた時に甘いものを欲しがると言いますが、欲しがっていることと必要であることとは違います。受験生など、脳が疲れているときには大量のエネルギーが必要ですからある程度はいいですが、肉体的に疲れている時にはビタミンを消費させるので気をつけて摂ったほうがいいですね。
タバコ、お酒、お菓子、コーヒー・・・、なんとなく身体に悪いと解っているのに摂取しているものは、心が食べさせていることが多いです。食べたらいけないと禁止されたらどんな気持ちになりますか?「イライラ」しますか?「つらい」ですか?その、感じた気持ちが食べさせていることが多いのです。
食から、自分を見つめてみる作業をしてみませんか?


第3回 日本のホリスティック「食の歴史」
 昭和30~40年代、国民栄養調査を行った日本では、炭水化物(でんぷん質)に偏りがちな穀類を中心とした食生活を改めるよう方針の変換がありました。その後、次第に食生活の欧米化が主流となり、いつしか生活習慣病といわれる現代病が。そして昭和50年代にまた、日本型食生活が見直され始めたのです。世界でこれほど自己の食生活を変える国民は少ないですよね。一体私たちの国民性はどこにあるのでしょう。
日本の食生活は、欧米諸国に比べエネルギーの摂取量が少ないことが利点です。脂肪の吸収を抑え血糖値の上昇を緩やかにし、余分なコレステロールを排出する食物繊維の摂取量が多いという食の歴史を経てきましたが、今では食物繊維の摂取量が極端に減っています。
現在の食生活では、肥満型生活習慣病が蔓延しても当然のこと。かといって、昭和30年代の食生活がいいですといっているのではありません。その頃は塩分の取りすぎにより起きてくる3大成人病のトップ、脳血管障害の問題もありましたから、改善すべき点もあるのです。
ダイエット広告などに飛びつく私たちの生活は明らかにプラス型の生活が病気をつくっているといえます。国民性や自分を見つめたマイナス型食生活も良いですよね。楽しく、正しく、良く噛んで食べたいものですね。


第4回 ホリスティック的、ストレスの改善法
楽しいことをしている時は疲れを感じず、嫌なことをしている時には時間を長く感じ、疲労感もある。皆さんはこ経験がありませんか?なぜこのような感覚があるのでしょうか。それは、心と身体が繋がっているからです。
生活のためでも何でも、仕事を嫌々やっていたのではやる気も起きず楽しさも感じられない。どうせ同じことをするなら楽しく行いたいものですが、そうは思ってもなかなかすぐには変わることができないもの人間。そんな時には少し手を休めて、「なぜ今この仕事をしているの?」と自分に目的を問いかけてみましょう。旅行に行くため?楽しい時間を過ごすため?将来の独立のため??自分のビジョンを創り、目的をもって行えばきっと、その目的のために歩んでいけることでしょう。
「目をつぶってレモンを思い浮かべないようにして、絶対に思い浮かべちゃいけませんよ」。そう言われて思い浮かべないようにすればするほど黄色いレモンは思い浮かびます。ストレスもまた同じ。考えれば考えるほど大きくなります。嫌々やっている仕事も目的をもって行えば、それが喜びと変わってくることも多いものです。大きな目標が見つからないとしたら、小さな目標から始めませんか?時は同じに流れて行くもの。同じ生きている時間がもったいないですね。火事場の馬鹿力という諺がありますが、信じられないような力が人間にはあるのです。


第5回 生活に運動を取り入れる
 最近テレビや雑誌などで色んな運動が紹介されていますが、いざ「頑張ろう!」と始めても、みんな継続しないですよね。理由を聞くと「時間がない」「やったら痛くなった」「難しい」などなど。続かない3日坊主が多いのが現状です。頑張るというのは無理をするということ、ですからこれではなかなか続きません。
すぐにできる簡単な自己測定法。まず1日5分その場で足踏みをしてみてください。テレビの前で5分間の天気予報をみながらでもいいのです。やり始めて「思ったより辛いな」と感じる人は、5分間運動出来る筋力がないので、他の運動やらスポーツが出来る身体ではありません。
 そんな時は少しだけ意識改革をして、家事や仕事を「運動」と捉えてみることも一つの方法です。労働を運動と意識して続けると、1・2ヶ月後には今と違う身体になってくることでしょう。スポーツジムには必ずといっていいほど鏡があるものですが、人間の筋肉は意識をすると自然と付いてくるものなのです。
出来ることをやろうとせずに、出来ないことばかり心配している人、頑張りすぎている人はいませんか?無理をしていても身体はなかなか健康にはなってくれません。少しの発想の転換で今すぐにできること、さあ、今から始めてみませんか。


第六回「幸せなホリスティック医療を目指して」
私たちは患者主体の医療を作る事を目指しています。これは当然のことなのですが、とても難しいことなので
す。
病気になることも、痛みなどの症状がでることも、全てではないですが、食事、生活習慣、思考、運動、環境が絡んでいる場合が多いものです。
病院には沢山の患者さんがいて、1時間待っても5分間診療であったりと不平不満も多いですが、現在の少ない医師の数では当然のことなのかもしれません。検査や診断をしてもらい、病名をもらうことは大切なことですが、「なぜ?」と問いかけをしてみましょう。日本の死亡原因は今、生活習慣病を始め、30%が癌であるといわれています。3人に1人です。品物の山と書いて「癌」という字となる「癌」、改めて考えてみませんか?
世界では250万人以上の子ども達が栄養不良に関わる病気で死んでいます。250万人といえば柏崎市人口の30倍。子ども達の42%は学校に通うことも出来ず、必死に生きようとしても未来を描くことができません。そのような中で私たちは、モノあまりから起きている生活習慣病により自らを病にしているのです。
全ての人が笑顔で暮らせるように、自らの食事、生活習慣、思考、運動、環境を振り返ってみたとしたら、お互いの足りないものが補えるのかもしれませんね。我慢ではなく理解として、地球人として生きてみませんか?地震の時、生きている事だけに感謝し、喜べた事を思い出してみませんか?



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