狎鴎亭的横濱生活

狎鴎亭的横濱生活

Oct 9, 2004
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テーマ: 韓国!(17305)
カテゴリ: カテゴリ未分類
H1-bがCapにとうとう達してしまった。


去年H1-b(労働ビザ)の定員が半数に減って、しかもビザ費用が1000ドルも減額されてから、競争率が途端に激しくなったのだが、今年は本当にあっという間だった。
これで来年のビザはおさらばだ。
来年4月まで待ち、再来年のビザに向けて準備しないといけない。

それというのも、アメリカの会社がギリギリまで動いてくれなかったのも原因の一つだが、一番痛かったのは、パパのパスポートが切れていたこと。
何でギリギリまで気づかなかったのか。
今でも不思議である。
慌てて更新しに行ったけど、秋夕のためいつもより時間がかかり、ほんの数日違いでビザのCapが勝ってしまった。


というのは、パパがなにか大きな動きをするとき、必ずこんなような事が起こるからだ。
大学に編入する時は、普通絶対Dead Lineを過ぎたら受け付けないマンモス大学が、パパのケースに限り待っていてくれたこともある。
今回、あと数日で間に合わなかったのも、来年アメリカに行く運命ではなかったのかと思わざるを得ないのだ。
パパの今までの傾向からすると、来年行くはずならパスポートも間に合っていただろうと思うのだ。

、な~んて心のどこかに、だからもっと前もって準備した方が良いよって言ったじゃん、というのもあるんだけど・・・-_-;;

日本行きは、本当は私にはいいことなのだ。その間、母に会える。誰にも気を遣わず。
しかし、その一方で、パパは本当に日本社会でやっていけるか、イパルは又新しい環境に入らないといけなくてかわいそうじゃないか、など不安の材料は山ほどある。

一番の不安は、私たち夫婦がうまくやっていけるかということ。
アメリカで私が働いていた期間に、夫婦最大の危機を迎えたことがある。私は本当に離婚しようかと思った。もうこのひととはやっていけないと思った。そしてそんな私にパパは怒り傷ついていた。

私にしてみたら、その働いていた期間、本当に精神的に疲れたのだ。パパのその間に受けるだろう精神的なストレス、苛立ちを出来るだけ理解して、家では仕事の疲れなんか見せないよう、家の事は出来るだけ私がするように努めたつもりだった。
でも帰ってくると見るのは、パパの怒ったあるいは無表情な顔。何を言ってもろくすっぽ返事をしてくれない。

だから、パパと一緒の空間が辛く、仕事疲れもあって、娘を寝かせる時につい一緒に寝てしまう事が多かった。
正直言ってパパといる時間が負担だった。

そんな私をパパは怒っていた。
自分との時間を持とうとしない私を責めていた。
これはお互いの気持ちのすれ違いだった。どっちかがもうちょっとエネルギーをつかって向き合う努力をすれば、あそこまで夫婦の関係が悪化する事はなかったと思う。



今度日本にもし行くことになったら、同じ事が起こらないか。
パパがそのような事を口にしだした。
「又アナタがあんな風になったら、今度は無理だと思うよ」と。
私はあの時でも、自分なりに精一杯だったのだ。でもそれをパパは分かってない。パパも少し私を理解する努力をしてくれないと、絶対無理だと思うのだ。

私たちの仲は、私がパパに「ああしてよ」「こうしてよ」という様な事を言ってしまったら、大変なことになる。パパにそうしてほしかったら、パパがそうしないといけないと思わせるようにしないといけない。
私から言ってしまって良い事は今まで一度もなかった。

今回もパパが「俺が理解しないと」と思ってくれないと難しいのだ。
でも今のところ、出る言葉といえば、「アナタがずっと働いて(自分が)大丈夫かな」とか「又大変な事になるんじゃないの」などしか出てこない。
私は「夫婦の仲が悪くなるくらいだったら、日本に行かないほうがマシ」と言っている。

日本に行ったら、一番大変なのはパパだ。私は大変かも知れないけど、自分の国、何とでもなる。
だけど、パパにとっては初めて住む国。
そこでいきなり仕事もしないといけないし、何と言っても韓国でも電車バスなどを一切使ってなかったパパ、日本のラッシュの中通勤できるのかと言う不安まである。
パパが強くなってもらうしかない。
それだけの覚悟をして日本行きを決めてもらうしかない。

韓国での嫌な事一つ一つを考えたら、日本での苦労は絶対我慢できるというけど、本当かなぁ。
「辛抱する」というのは、結構韓国人には苦手な事なのだ。
ああ・・・ふあん。





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Last updated  Oct 10, 2004 05:13:58 PM
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