狎鴎亭的横濱生活

狎鴎亭的横濱生活

Mar 26, 2005
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テーマ: 海外生活(7775)
カテゴリ: カテゴリ未分類
イパルが昨日突然友達を連れてきた。

その子ソンホともう一人ピルグはイパルの今一番中いい友達。イパルのお誕生日に誰を呼びたいかと聞いたら、この二人の名前を挙げた。

二人は男の子。
イパルのクラス(5歳児クラス)には残念なことに女の子がイパルしかいない。だから友達は必然的に男の子だ。
中でもピルグはイパルの大好きな男の子だ。

クラスの中でも背の高いピルグはイパルのお兄ちゃんのようだ。イパルが友達が来て嬉しくて興奮しながら、きっと毎日話して聞かせているだろう同じ話を、またピルグに話して聞かせる。ピルグは「聞いたよ、それ」とぶっきらぼうに答えるが、それがまるでお兄ちゃんみたい。

イパルと同じくらいの背のソンホは甘えっ子。
お父さんはアメリカにいて、お母さんはいつも仕事で忙しいので、おばあちゃんが面倒をみている。そのせいかとても甘えん坊で、何だか子供っぽい。一度言い出したら聞かない、好き嫌いの多い、一人っ子タイプ(実際一人っ子)。

イパルの誕生日(9月)以来遊びに来たいと言いながらも、なかなか来ることがなかった二人。いくら同じアパート内でも彼らの住む棟と家の棟は道路を挟んでいるため、子供たちで行ったり着たりも出来ないし、おばあちゃんたちも悪いと思うのだろう。



その二人が突然来た。数日前のことだ。
その日ハルモ二の棟で降りたイパルは二人にバイバイしたんだけど、ちょっと後に警備室からインターフォンで、「イパルにナンジャチング(ボーイフレンド)が来たよ」と言われた。
その二人を連れて、家まで行き、夕方まで楽しく遊んだ。
ホパリも大喜び。

そして昨日はソンホがイパルと一緒に幼稚園バスから降りてきた。
遊びに来たという。
ピルグが幼稚園に来なかったそうで、一人だけ遊びに来たのだ。
そしておばあちゃんが後から迎えに来た。

実はこの三人には別れが待っている。
ソンホは4月6日にアメリカに行くことになっているそうだ。その数日後私たちは日本へ。
ソンホはずっと離れて暮らしているお父さんのもとへお母さんと行き、これからはアメリカに住む予定(彼はアメリカで生まれた)。でも小さい時に韓国に来て、ずっとおばあちゃんのもとで生活し、しかも幼稚園も楽しく行っている。アメリカ行きはかなりの拒否反応をしているそうだ。本当は1月に行く予定だったのが3月になり、結局行かずに来月に持ち越しているそうだ。

ピルグも心の準備が必要だろう。
日本へ行くことはイパルはみんなに言いふらしているから、みんな知っているけど、それがもう会えないという意味だとは誰も分かっていない。もちろんイパルも分かっていない。

私は3人でいつまでも持っていられる何か記念になるものがあったら良いなと思っている。それを見たら会えない二人を思い出せるような。
そして何年も後でもいつか再会できた時に、懐かしみながらまた友情が生まれるように。

まだ手紙やメールを書くことも出来ない小さな友達たちが、その小さな友情を忘れないでいられるにはどうしたら良いだろうか。





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Last updated  Mar 26, 2005 01:19:48 PM
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