釣りキチsankonの釣り日誌

釣りキチsankonの釣り日誌

2024.08.09
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 ここ十数年キス釣りにキス専用のハリを使ったことがない。釣具屋に行くたびに、「何かキス釣りに使えそうないいハリはないか?」・・・物色する日々が十数年続いている。これが釣具屋へ行く目的といっても過言ではない。そもそもキスを釣るのに「細軸の小バリ」という概念は誰が決めたのだろう。キスって、やってみればわかりますけど、かなり大きなハリを平気で吸い込みます。ワタクシが好んで使っている「チンタメバル8号」なんてハリは、通常のキスバリ(がまかつキススペシャル基準)8号相当の2倍の大きさがあります。にもかかわらず吸い込み率ほぼ100%に加えてキープ力抜群・・・吸い込めば絶対に外れません。キス釣りの専門家から言わせると邪道でありましょう。ただ、世の中にこれほど無数のハリがある中、キスバリだけに固執する理由はありません。我々は、面白そうだと感じれば試すことのできる環境にあるわけで、個人的に面白いと感じるのだからどうしようもありません。誰にも迷惑はかからないので、無問題でありましょう。強くお勧めする案件ではありませんが、ちょっと面白い試みをやってみたいな~なんて日々悶々と過ごされておられる方々には、超お勧め!一番キスに近い部分を思い切って遊んでみると意外な真実が見えてきたりいたします。



 さて、個人的にはメバルバリがキスバリとして完全に定着した今となっては、次なる理想的なキスバリへの欲求がふつふつと湧いてくるわけでありまして、そんな中今夢中になっているハリがございます。画像向かって右の「がまかつ競技カワハギ速攻5号」。半スレと書いてありますが、バーブレスといってもいいほど返しが極小に抑えられており、メチャクチャ使い易いです。服に刺さってもすぐ外せます。返しをペンチで潰してもいいのですが、これをすると返しの箇所から錆びてきますので、あえてやっていません。めばるing経験のあるワタクシは、バーブレスには何の違和感もなく入っていけます。バーブレスの最大のメリットは魚に刺さりやすいということ。通常は刺さりきらないような大型のキスの口の堅いところにも、ほぼ向こう合わせでフッキング貫通いたします。もちろん、「刺さりやすい」は裏返せば「外れやすい」につながりますが、そこは基本中の基本である、「魚がかかってからラインテンションをゆるめることなく魚の動きに釣り人の操作が追随できている」限りバレることはございません。多点バリでキスがぐちゃぐちゃにバナナ状態で上がってくるのは「この操作が出来ていない」からで、基本をキチンと押さえればバーブレスはまさに「速攻」の名の示す通り超攻撃的なハリと言えましょう。3本バリしか使わないワタクシがこんなこと言っても説得力はありませんけど、3本バリでも基本操作が出来ていないと絡みますから、原理は同じなのです。
 となりの「むつ針9号」は、誰が見ても絶対にキス釣りには使わないだろうな~と断言できるハリです 大笑い 。個人的に特に嵌っているというわけではないのですが、こんなハリでも、こと20cm以上には普通に使えます。画像が悪く形状がわかりにくいですが、針先は競技カワハギと同じネムリバリになっています。極端な例として引き合いに出してみましたが、ワタクシはキスのサイズが大きいときは、躊躇なくこのハリを使います。17cmくらいから下はまったくといっていいほど掛かりませんけど ぽっ



 お次は万能タイプのキス?バリです。心なしか形状が似てますでしょ?ワタクシが愛用している「アマゴ半スレヒネリ」とコンセプトは同じで、合わせを入れるとフッキングポイントに対して垂直に刺さる形状です。これらはアマゴ半スレヒネリとともに自信をもって万人にお勧めできます。メインに使っている「メバルバリ」に少しずつこのような仲間を加えていって、心行くまで遊んでみたい。また好奇心を刺激するハリがでてきましたら、ここで紹介させていただきます。もちろん、使う使わないは個人の自由ですけど。





 今日は四方山話です。上の画像はいつも愛用している仕掛け巻きです。3本バリ仕掛けですから、トーナメンターの方々がよくやっておられる無限仕掛けをぐるぐる巻いて仕舞うパターンではございません。実はこれ、すでに5回使いまわしたものなのです。これは色々反論があるかもしれませんが、少なくともワタクシは、一度作った仕掛けを1回で捨ててしまうことは出来ない性質でして、釣行ごとに塩抜きをしてこのように保管をしておいて、ハリの種類を変更しないときは、次回の釣りでも使用します。まあ、セコイといわれれば反論はいたしませんが、今のハリって、思いのほか耐久性能がすぐれており、5回くらいの釣行では決してヘタリません。2枚目の接近画像を見ていただければわかる通り、針先も鋭利なままです。ただ、さすが5回も使いまわせば部分的に錆びてきます(画像の丸で囲んだ部分)。なぜあの部分だけ錆びるのかと申しますと、仕掛け巻きが、海で触っているうちに塩分を含んでしまっていたことに起因します。よって、仕掛け巻きにハリを刺した部分だけ錆びるというメカニズムです。これに気がついたワタクシは、仕掛け巻きと一緒に丸ごと塩抜きをするようにして、錆び防止に努めております。小さなことですが、色々と観察すると見えてくることが多々あって、面白いです。これぞ趣味の醍醐味!

 トーナメンターの方々は、たぶん時間との勝負でしょうから、仕掛けがグチャグチャになったり、部分的にハリが飛ばされたりすれば、丸ごと取り替えざるを得ないのでしょうね。個人的にはこれが見ていてとってももったいない気持ちになるわけであります。あとで使えるハリだけは再利用できないのかしら?すみません、メッチャ余計なお世話でした。



 お次はラインのお話を。またまたセコイ話で恐縮ですが、PEラインって、いいものを使おうと思うとメチャメチャ高価ですよね。だからと言って、粗悪で安価なものを使うのもちょっと…ね~。ということで、色々考えた挙句、基本4色(100m)で連結してラインをスプールに巻くというところに着地いたしました。経験上、ラインが4色以遠で切れることはまずありません。よって、4色以遠には使いまわした古いラインを、4色までは新品で強いラインを巻いて使っております。連結は結び目がもっとも小さく美しいブラッドノット。これでライン放出時の引っかかりはまったくございません。画像は古い使いまわしたPEラインです。このように保管しておき、4色以遠は継ぎはぎで使います。ひどいのになると、4色までは新品の8本よりを使い、4色以遠には号数のまちまちな古いPEラインを適当に何十メートルかごとに連結、つまり4色以遠は継ぎはぎだらけ…というスプールもございますが、これ普通に使っておりますけど、トラぶったことはありませんし、快適に釣りはできております。まあ、ワタクシの遠投能力などたかが知れてますし、どんなにがんばっても6色程度なので全然OKなのでしょうけど、たぶんキス釣りをされておられる方の中で、8色も10色も投げる人って、例外中の例外でありますし、普通の人はワタクシ程度(ごめんなさい失礼な言い方になってしまって)でありましょうから、新品にこだわらなければこれで全然いけます。もっと実質的なお話しをすると、ワタクシの行く瀬戸内のキス場の場合ですが、4色以遠でアタルことはまずありません。99%が3色以内の釣りです。ひどいときには1色オンリーという釣り場もございます(特殊ですけど結構ございます)。これを考えても、常にメンテを怠らずケアに値するラインの部分って、やはり4色以内なのです。ラインに対する考えもやはり人それぞれでしょうから、ワタクシのような考え方があってもいいのかもね…などと思ってやってます。決して強いお勧め案件ではないということをご理解いただければ幸いです。

 さ~て、このたびの釣行はこんな継ぎはぎだらけのラインではなく、ワタクシとしては新しい試み「PE3号の通し」で実釣してまいりました。釣り場は手前が岩礁地帯で、その少し沖に砂地が部分的にあるピンポイントです。よって、根掛かり対策として、以前からイメージしていた太糸を道糸にして、力糸も高価なので使用しないスタイルをとってみました。結果はまずまず、普通にキス釣りエンジョイできますし、この度はありませんでしたが、ガッチリ根にかかっても強引に引っこ抜けます(ハリは犠牲になるかもしれませんが)。このたびの釣行で、PEラインは2号の通しでもいいんじゃない?と直感的に感じましたので、即



コイツを注文。300m巻きで2400円くらいですから、100mごとに切って使えば、経済的。投げ釣り専用ラインにはこだわりませんから、これで十分です。またレポートさせていただきますので、こういうことにご興味のある方は、ご期待?くださいませ。

 ではでは、Youtubeに釣り動画および仕掛け作り動画をアップしてありますので、お盆休みをご利用なさって暇つぶしにでもしてやってください。

釣りキチsankonの釣り日誌15~17





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最終更新日  2024.08.09 15:21:50
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Re:8/9 キスバリの世界とキス釣り節約術(08/09)  
ヤスヲ さん
 いつも参考にさせていただいております。ヤスヲです。キス釣りにカワハギ針、面白そうですね。しかし、メバル針やアブミ針等で確実な成果を出されているのにも関わらず、常に新しい試みを続けておられることを尊敬いたします。私の場合、特に釣果が悪いとなかなかチャレンジできず、従来の釣り方や釣り場所に固執してしまいます。それが次のステップに進めず、また釣れないという悪循環になっている自覚はあるのですが・・・。

Re:8/9 キスバリの世界とキス釣り節約術(08/09)  
いつもご拝読ありがとうございます。ごく普通の人は、4色ちょっとという飛距離でやっておられると思いますし、最近のワタクシもそんなもんです。細糸にして仕掛けを地面に置いて基本に忠実に投げれば(←コレ毎回やるのって想像以上に大変です)ようやく6色にとどくかな?といった程度でやってますから、ここ瀬戸内、特に倉橋島・江田島方面に関しては、4色で十分な飛距離だと実感しております。さらにその先にキスがいる可能性は決して否定できませんが、少なくともその先とは、7色、8色以遠、あるいはそれだけ投げて6色くらいで当たるといった世界ではなかろうかと思いますので、普通の人では到達し得ない世界ですし、仮にそこに到達したとして、得られる漁獲にはさほどの差は生じないという実感を抱いております。むしろ、8色投げる人が果たして手前の力糸まで入念に探れているか?というところが瀬戸内キスの探り釣りにおいて最も重要な資質です。「もうアタリないからさあ回収しよう」と思った瞬間にデカイキスがガツンと食ってくることを何度も経験すると、「投げた距離をすべて責任もって探れる」ということの重要性を再認識いたします。投げ釣りをやっている以上飛距離にはとてもあこがれますし、8色とか出し切るキャスターには、そこまでにいたった努力と練習量・執念にたいして心から尊敬いたします。個人的にもそれを目指した時代がありましたが、執念のないワタクシは途中で挫折してしまいました。ただ、そういうトップキャスターの中にあって、きちんと丁寧な釣りができている人には特別敬愛の念を禁じえません。まさに、心技体すべての要素を兼ね備えた神でありましょう。遠投の世界へ足を踏み入れるか、現状維持を貫くか、はもちろん個人の問題。どちらにも正解の道はついていますが、通常は「4色程度まで投げてアタリがなければ、それ以遠はあまり気にしなくてよい」とならざるを得ないわけでありまして、「丁寧な釣り」を磨かれることがより実践的ではなかろうか、という極々個人的な見解です。みなさんのご意見を拝読させていただくにつけ、テーマが次々と突きつけられてとても世界が深まります。次回は「ランガン」をテーマにしようと思っておりますので、そのときに手前までじっくり探りを入れる重要性も一緒にやってみたいと思います。いつになるかは未定ですが、気長にお待ちいただければ幸いです(テーマにしたいことが多すぎて…)。 (2024.08.20 10:23:09)

Re[1]:8/9 キスバリの世界とキス釣り節約術(08/09)  
ヤスヲ さん
釣りキチsankonさんへ

 こんばんは。ヤスヲです。一個人の初歩的な質問に、いつもご丁寧に回答していただきありがとうございます。4色以遠の考え方について明確なご助言、大変参考になりました。今後は届かないポイントについて余計なことを考えず、4色以内を丁寧に探ることに徹します。
 あまり数多くは経験がないですが、たまに1色以内で20cmクラスのキスが釣れると、遠くから引き寄せる時よりもキスのパワーが大きく感じられてびっくりします。フグとの根比べになりがちですが、手前まで丁寧に探ることは大切ですね。
 厳しい暑さに1か月ほどさぼっていましたが、来週あたりからキス釣りを再開しようと思います。ありがとうございました。 (2024.08.21 22:35:35)

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