北海道のアウトドア!

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愛を語っていよう

お金持ちに成りたい人がいました。

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お金持ちを見ると悔しく、妬ましい心が湧いてきて、憎しみまでも感じていました。

「私もお金持ちになってやる!」

でも、考えて見ましょう。その人が憎んでいるのは「お金を持っている人」でしょうか?

そうです、その人が持っているお金に嫉妬し、憎しみまでも感じているのかもしれません。相手の持っているお金が憎いのです。

大嫌いな知り合いが居ました。とっても嫌いで顔も見たくありませんが、ある日のこと、仕事の都合で共同作業をすることになります。

しかし、相手は協力的ではありませんでした。

そうです、相手を嫌うと相手の心は離れていってしまいます。
お金もそう!お金を憎んでしまうことは、お金が逃げていくということ。


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仕事もしない、なにもしない若者達がいます。

では、ニートと呼ばれている彼らは何を嫌ってそうなったのでしょう。

昭和の終わりごろ「新人類」と呼ばれる人たちがいました。

「関係ないよ。」

「うるさいよ。」

「勝手にすれば。」



そのように、利己的で集団から距離を置いた若者達です。

しかし、人間とは極めて社会的な生き物。独りでは生きていけません。彼らが嫌ったのは社会性や、そこに生きる大人たち。社会を嫌えば、社会から嫌われます。言うなれば居場所が無くなってしまうのは当然です。

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誘拐やストーカーを繰り返す犯罪者は30代後半その前後の年齢が多く捕まっていますね。かつて「新人類」と呼ばれた人たちです。

ニートの若者たちもそれに続いて見えます。価値観や思考が似ているのです。

全部が人のせい。居場所を守るために自己弁護を繰り返します。

そう、相手が答えられそうもない理論をぶつけては自己実現に躍起になっていますが、人間としての内容が全然ありません。私知り合いにも似たようなのがいますよ。あなたの傍にも。

これは「迂回ノイローゼ」という病なのです。 育った環境がそうします。親が悪いのです。甘やかして、子供とは戦ったことがないのです。

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大人たちはどうでしょう。子供を見るとわかりますね。

私がキャンプ指導などに出かけて子供と接しているときに、ゴミが落ちていました。たまたま通りかかった参加者の女の子にいいました。

「ちょっと、そこのゴミ拾ってくれる?」

急に血相を変えて私に講義します!

「どうして?私が捨てたゴミじゃない。なんで私が拾わなくっちゃいけないんですか?」

私は、そんなとき、こう諭します。

「このゴミは君が捨てたものではないですが、これはチャンスなんだ!」

「????」

「いいか、このゴミを拾うと、いっぺんに3つのものが美しくなります」

「まず、この場所が綺麗になるね。」

「そして、ここを使う人の気持ちも綺麗になる!」

「そして、何よりも、君の心が美しくなるんだよ」


その女の子は、黙ったまま、急いでゴミを拾って走って行きました。

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日本の国では、 知識は教えても知恵を教えてくれないようになって来ました。

知恵とは知識の集まりを社会に生かす行動を促すものです。そして、これは生活の経験の中でしか培われないものではないでしょうか。

大人は知っています。

本当は知っていても、その行動を伴った知恵の伝達を拒んでいるのかもしれません。しかし、もう一度考えて見ましょう。

お金を嫌うこと。社会を嫌うことの結末を。

私はその反対のことを考えてみたいな。人を好きになる努力。社会を好きになる努力。

大切なのは努力なんですね。だって、努力を続ければ習慣になり、いつかその習慣は、その人の本質になるからです。

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愛情とは相手を想う想像力。

その努力を続ければ、磁石が鉄を吸うごとくに、たくさんの愛が、貴方をいつか包んでくれることでしょう。そして、その足跡を たくさんの子供達が辿ってくれることでしょう。この、病んだ世の中の原因も、私たちの大人の病が心の中にあると私は想っています。


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今日はここまで。私の大好きな作品をお届け
します。「愛を語っていよう」
BGMつきで読むと、愛が燦燦と降ってきますよ。
では、明日。さようなら。

BGMつき「愛を語っていよう」です。


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愛を語っていよう




切なくなるような

愛を語っていよう


野に咲く花は枯れ

散ってしまっても

限りなく生きているから



知っていることは

ほんのわずかでも


見つめているのは

偶然の出来事でも

何かを説明できるから



寂しさに包まれて

愛を望むのならば


野に咲く花のように

愛を好きになろう

永遠を信じていけるから



切なくなるような

愛を語っていよう


人は大地に倒れても

繋がりに起きあがる

いつか自分を愛せるのだから






松尾多聞


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