北海道のアウトドア!

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失業

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こんばんは!北海道の秋は「錦秋」

想い出の 「エルム高原」 でポーズしてしまった多聞です。テンガロンがいいでしょ!

いつも、いつも、僕は自然を追いかけては、書斎の「抱雪庵」とともにワガママしてる詩人です。

秋はいいねぇ。光はね、秋のためにあるのでしょうか。命のことわりを人に教えるために秋は来るのでしょうか。
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(栗みっけ!ご飯たきます!)

楽しいです。そしてね、いつも生きていて、私は、、、、

「今が!一番楽しく!大切である!」

本当に、心から。そう思える自分の生き方がすきです。


でもね、はじめからではなかった。


借金!離散!戸惑い!不信!諦め!地獄!

僕は、死のうと思ったことがありました。

今日はその物語を書きます。生きていて良かった。友達がいてよかった。でも、そんな経験も出来てよかった。私のエッセイ「失業」を是非、読んでくださいね。若き人たちのために恥をさらします。


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(描画・松尾多聞)



「 失 業 」


 私は20代の頃、意に反して失業してしまいました。

務めていた会社が倒産したのです。既に社長は姿を消していました。残された社員達は、ただ、轟然と立ち尽くしているだけです。


 仕事を探しました。

歩き続けましたが、なかなか見つけることが出来ずに悶々とした長い時間が流れていきました。はじめは社長に対する怒りもあったのですが、そのうちにどうでもよくなり、投げやりな自分に変わって行ったような気がします。

そして長い夜、「俺はダメな人間だ」「社会に必要のない、余され者」、、絶望の崖に向け自身の肩を押しているような日々が辛かった。

男性にとって、仕事とは非常に重要なものなのだとわかりました。マイナスに変化する自分を分かっていても、押さえることが出来る生命力を失っているのです。

部屋に閉じこもり、社会と自分に距離を置くようになってしまったことを思い出します。


 そんなときです。学生時代にお世話になった先輩がひょっこり遊びにきました。殴られて叱られて、「おまえはそんなヤツじゃない!とにかく俺の現場でスコップをもて!」、穴掘りの仕事・・・寒くてつらかったけど、、、勇気が湧いて来たのです。現場で働きながら勉強して今の仕事に就きました。


 50年前のアメリカ、繊維会社に勤める20代の若者が「ストッキング」を発明しました。もちろん世界的大ヒット!シルクに取って代わる画期的で安価なスーパー繊維の誕生です。彼の会社は、彼に選択権を与えました。このまま会社にとどまって、好きなだけ小切手を使う生活か、それとも、膨大な資産を手にして会社を辞めるか。彼は前者を選択したのですが、3年後、人間不信に陥り自身の命を絶ってしまいます。人生の失業でした。



 日本は資本主義で、意に反して失業してしまう人もいるでしょう。

しかし、地に倒れた者は倒れた地に手を突っ張って必ず立ちあがることが出来ます。冬来りなば春遠からじ、命まで取られることはありません。


 長い人生のうちに、髪の毛を振り乱しながら「助けてくれー!」叫びたくなることは何度かあるのかもしれません。しかし、その度に私達は逆境を乗り越えて、人間性を豊かに出来るものだと信じます。

東洋の哲学にこんな言葉を見つけました「煩悩即菩提」「色即是空」「変毒為薬」いずれも苦難は人生を開く最高のチャンスであると説かれます。

大丈夫!なんとかなります。

わたしも、そんな気持ちになれたときにチャンスがめぐってきました。まだまだ、世の中は捨てたものではないのです。

今は、なにも見えなくとも、手探りでもかまいません。何かを探す努力が貴方の生命を輝かせているのです。人生の同志にエールを送ります。



松尾多聞




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体と心を鍛えること。それは「志」から生まれ、「繋がり」という社会性を招きます。その設計図が生まれたならば、人には「磁石が鉄を吸うが如く」に幸福が引き寄るのです。本当に「志」ひとつで世界は変わってしまいますよ。


人生は情熱!生きることは情熱にほかなりません!

私の作品。「情熱」でおわかれします。 BGMのピアノに酔ってくださいね。
では!多聞でした。また明日!バイバイ!


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「情  熱」




私って幸福になれないよ

そんな弱音を口にする人


追えば追うほど

恋の女神は逃げていく

手を伸ばすとそこには誰も


数えきれない昔のこと

遠い世界の息吹に吹かれ

熱と熱がぶつかり合った

君はそこで生まれた

そして忘れているんだね


君は時さえ操れる

君は大地を見とおせる


思い出してごらん

忘れかけた情熱を

備わった本当の力を


明日になったらね

君は倒れた場所に立ち上がる






松尾多聞





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