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「真実の二元論」


現代科学の父と呼ばれるニュートン。万有引力の法則をはじめ、運動力学、数学、天文学の権威でもあった。そして人類にとって偉大な業績を残している。

しかし、その彼が生涯を通じて異常なほど傾向した神秘がある。それは「錬金術」だ。

錬金術とは、いわゆる魔術でもあり、多数の鉱物から金や銀を作り出そうとする活動だ。成功したものなどいない。しかし、副次的に化学物質を取り扱う技術を発見した。

科学の父とよばれる偉人が神秘に手を染めていたこと。これはまるで彼が二つの顔を持つヤヌス神のような存在にも見えてくる。



そこで、多聞は考える。何故に彼はそうしたのか。

科学とは理論的な裏づけが必須とされる学問であり、私達に幸福をもたらすマテリアなのだ。それでは神秘とは何であろうか。

それは、人間が知らない真実を見ようとする活動である。感じるが説明できないもの。状況証拠は確かにこの世界に無数に存在するが実証できないこと。しかし、この二元的に見えるものは別のものだろうか?



デカルトは言った。「我おもう。ゆえに我あり。」と。

彼は「方法序説」で「人間は頭脳や理性で、この世界や宇宙をも説明できる。」とした。「我。。。」のテーゼもしかり。人間の知性そのものが、この世界を明らかにする鍵であると言っているように私には見える。

「二元論」の提唱者だったデカルト。しかし彼は神秘と物質をハッキリと分けることにより、新たな精神と科学との統合を目指していたのかもしれない。

18世紀のイギリスではガリレオなどが「科学」と「技術」を結びつけ、産業発展の礎を築いていた。この2世紀まえにはルネッサンス運動が精神の統合を勝ち取り、文化発展の基礎を作ったことも要因であろう。



二元的に見える物は、実はひとつのものだったのではないだろうか。私は確信している。

知恵と理性に科学は追従してきた。科学が先んじることは考えられないことだからだ。

そして科学とは無数の「仮説」の実験と立証と実行の為に存在する。先人が行ってきた二元化は必要である。それは神秘と科学を分け隔てなければならない時代であったからだろう。



そして私は結論を知ることとなるんだ。

現代を作った偉人達。しかし、学問が成熟し、発展すると何故か同じような奇行に走るのだ。

エジソン、アインシュタイン、ガリレオ、ダビンチ、そしてニュートン。科学者だけでも数え切れない。文学者しかり、芸術家しかりだ。

私はおもう。彼らはこの世界を研究し、ひとつになろうとした。だから二元化したものの再統合をはかり知性を飛躍させようとおもう。すると経験的に見えてくるものがある。

それはこの世界を司る法則なのだ。唯一の事実。

どうしてもそれが見たくなる。

そして沢山の仮説と自己実証に奔走したに違いないのだ。「たったひとつ」そう、自然と心と人間と。彼らは「繋がり」をもとめた。それは錬金術にも似て、先の分からない難行なのしれない。だからこそ挑んだのかもしれない。

大きな進化がある。私達はそこで生き、科学がついてくる。先の見えない時代。しかし、

時代はマスからパーソナルへ変化を遂げて来た。それは社会と個人の二元化でもあった。そしてそれは社会の熟成のタメには必要なことだと私は考える。

そしてITネットの波はいま、人と社会を統合しようと時代を押し上げている。

私達は心と社会の二元化を果たし、その上で精神の熟成と統合という「繋がる心の時代」を迎えようとしている。そこには産みの苦しみや弊害という困難が待ち構えている。

そしてそれは社会にも個人にも押し寄せてくることだろう。

私はワイルダーとして自然の中で問いなおす。私はたくさんの困難な「仮説」を実行しているだろうか?夢のある心の錬金術師になっているのだろうか?

私はいま、たくさんの苦悩の中で難に会いながら、それでも自分を信じ続けた先人達に顔向けができるだろうか?

「私達は繋がっている。そして、やっと心の時代が黎明期を迎えた!」

私は、私が出した結論に生きてゆく!それは生涯変わる事は無く、沢山の仮説と自己実験に生きていたいとおもう。

考えること。デカルトがいったこと。だから私達は自分の経験に埋没してはいけないね。その経験や感情を、自分の踏み台にして生きる環境を作ろうね。

それが「我おもう。ゆえに我あり!」だとおもうんだ。いつもそうして生きる努力は習慣になり、本質までに昇華される。それが文化の底流になり、必ず幸福な地球を作ります。

今日は終わりまで読んでくれてありがとう。感謝。



今日は難しい話でごめんね。でも、時代は止まることなく私達を翻弄するよ。

でも、時は優しく私達を包んで癒してくれる。自分で選ぶ幸福はここにあるんだ。


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