北海道のアウトドア!

北海道のアウトドア!

たった2cmの人間たち

01.jpg

ドラマ「北の国から」の原作で有名な 倉本聰さんが 主宰する「 富良野自然塾 」には、『地球の道』がある。

これは地球が誕生して46億年の歴史を460メートルの散策路で展示したビックオブジェだという。

換算すると一歩の幅が60cmの人なら、一またぎで600万年を歩む計算となる。

となると、人間が誕生したとされる500万年前は460メートルの最後のたった 50cm にすぎない。そして、近代化のさきがけとなる「産業革命」から現在までの道程は、 わずか2cmばかり。

しかし、私たちはこんなチッポケな存在にもかかわらず地球が営んできた460メートルの恵みを受け取り、あまつさえ破壊までしようとしているんだ。

この地球の歩みは、私たちにとっては「愛情」そのものではないだろうか。しかし、私たちは、その壮大なドラマを受け入れる器を備えているのだろうか?とても不安になり、心配になってしまう。

愛は与えるもの、、、しかし愛を受け入れる器も心には備わり育まれなくてはいけないと感じるんだ。

心の中に誰でもが持っている灯篭に灯をともすことが出きるから愛情が大きく広がり、そして、灯されようとする事を拒まずに心を広げた人の魂にも大きな輝きが育っていくものだ。

暗黒の夜には、人は明るい温もりをもとめる。そして人は磁石が鉄を吸うように寄りそうことでしょう。そして、寄り添った仲間にも魔法の磁力は備わるだろう。そして大きな光りの集まりとなって、行く手をさらに照らし出すんだ。

私たちの地球は、すでに私たちに大きな松明を用意してくれていた。それを人間は受け取ったのだろうか?そう、地球にはきっと意思があり、それに従って星を構成してきたに違いない。

地球が存在する要因のひとつに私たちが「生きる」ことが含まれているのだ。逆に説明すると「私たちがいるから地球も存在する。」

そんなことを真剣に考えていると僕は、知らず知らずに涙が流れるんだ。そこで地球を、そこらに転がっている「石ころ」に例えて見る。

icelight1.jpg

石ころは、ただ転がってはいないだろう。長き悠久の歴史に彩られて、「そこにいたいから、そこに石がある」。

赤い花は偶然に赤く花開くものではない。「自らが赤く花開くことを決めている」から鮮やかに咲き誇る。

人は肉体ばかりではなく、心がある。そして、ただ生きているだけではなく、たくさんの目にはみることのできない繋がりによって生かされているよ。

そして、かたじけなくも、この地球に抱かれて生きているよ。

自らの意思で灯された温もりは消して途絶えることはなく、それは愛の走馬灯のように巡って人を社会をてらすことだろう。その意思は「地球の意思」と限りなくつながっていなければならないと思うんだ。

星も人も宇宙も、ただ生まれてきたのではありません。幸福になり、幸福にしたいから生きていけるのだと信じている僕がいます。


●今日の詩作品●

もうすぐ、、、来週の8日は暦の上では「立秋」になりますね。

忘れないで生きることだけは

起きあがることの大切さを

愛する人の大切さを忘れないで


今日は僕の「夏のおわりに」でお楽しみください 。←クリック
ISIKARI.jpg



夏の終わりに




八月に別れを告げる風

夏の終わりに思い出す


憧れは丘の上に置いたまま


細い坂をゆっくり上りながら

語り合った貴方との大切な時


野の花は活きているね

一生懸命だね素敵だね

真っ直ぐにときめいているよ

僕達も見渡す生き方をやめよう

素直にがんばろうよ


貴方の面影は風が来るたび薄れて

貴方の臭いも今の僕には届かない

なんども何度も風は過ぎていった


でも今日は貴方の誕生日だね


忘れないで生きることだけは

起きあがることの大切さを

愛する人の大切さを忘れないで


もう触れてはいけない貴方がいる

でも僕は憧れを語りたいんだ


まるで僕は故郷を忘却した伝道師

伝える意味も帰る場所も解らない


灯台があって港があって

迎える人達がいる本当の幸福を

それを大切にいてください


君が最後まで君でいてくれるように

なにもない僕の夏が過ぎていく





松尾多聞


●今日の俳句作品●

転がれる石に意思さえあるものを



●今日のお別れソング●

GHOST1.jpg

映画「ゴースト(ニューヨークの幻)」 のハイライトシーンを見ながら「主題歌」を聞いてくださいね。セクシーで泣けてきますよ。(かえって、寝られなくなったりして、、、)

Unchained melody(放たれた旋律 )←クリック


にほんブログ村 アウトドアブログへ

ランキングに参加しました。クリックしてね

banner2.gifドン!って。


NANAOSAKI.jpg




© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: