Cafe  Worldillia

Cafe Worldillia

2人の形

2人の形


12345番を踏んでいただいたタヌキ☆107さんに、「夕陽と星空と僕」のリクエストを頂きました。
承ってからUPまでの時間は、自己最短かも。
かと言っていつもより質が悪いわけでも、良い言葉がスラスラ浮かんできたわけでもありません。いつも通りヘボうございますです。はい。
今回も筆者赤面の文章でございます。浅いです。ごめんなさい。
もしよろしければ管理人まで感想等お願いします。
(追記:3/15 18:50ちょっと変更しました)

そびえ立つ高層ビルと 忙しく進んで行く都会の車達
ちっぽけな僕は 歩道橋の上 夕陽を眺めていた


ゆっくりと でも確実に 地平線へ向かう 朱い夕陽



「サヨナラ。」




口は動いたはずなのに その言葉は 音にならなくて
そう、君に言えなかったときと 同じように。



この夕陽が落ちて すべてが終わればいいのに。

せめて僕の想いだけでも 地平線の向こうへと 運んで行って。









夕陽は落ち 清らかな光を放ち始める 美しい星たち
都会のなかにも こんなに美しい光が生きているのに


僕の心は ひどく汚れてしまっている
君の心も ひどく傷つけてしまった



何故 わかってあげようと しなかったんだろう
今頃気付いた僕は 遅すぎたんだね













君の形 僕の形
二人を重ね合わせて

重なる部分の心地良さも
はみ出したところをわかり合う気持ちも  大事にしなきゃいけないのに



僕は無理に 君の形を 変えようとしていなかったかな
はみ出したところも 包んであげようとしていたかな


窮屈そうな 君の姿に 気付いていたのかな














頬に冷たいものを感じる
雨かと思ったのに
知らぬ間に溢れた涙は いつの間にか 頬を濡らす

君といるときは1度だって流したことなかったのに。








本当の僕を見せることを 恐がっていたのかもしれない。











美しい空に 僕の想いを運ぶ風は吹いていなくて
口から溢れた言葉は







「サヨナラ。」








やっと声に出して言えたのに
そこに 君はいなくて












君の形 僕の形

またいつか 重ね合える日が来ることを信じてる


重なる所は もっと深く
はみ出した部分も しっかりと包み込めるから




もう 型にはめたりしないよ
飾って見せたりもしない



君の形
僕の形



ありのままの形で
























愛し合おう。






―END―







© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: