空中散歩:コナベの日記

空中散歩:コナベの日記

PR

Profile

コナベ.

コナベ.

Calendar

Keyword Search

▼キーワード検索

Archives

2025.11
2025.10
2025.09
2025.08
2025.07

Comments

背番号のないエース0829 @ 首里城(02/08) 「沖縄summitから20年」に、上記の内容に…
http://buycialisky.com/@ Re:今日のお昼は高山ラーメン♪(02/13) cialis free fedexcialis tablets for sal…
http://buycialisky.com/@ Re:スペースシャトルを自分にプレゼント(・・・虚しい?)(12/24) cialis suppliers in uksignificance cial…
http://viagraky.com/@ Re:今日のお昼は高山ラーメン♪(02/13) l'effet du viagra sur une femme &…
http://viagraessale.com/@ Re:スペースシャトルを自分にプレゼント(・・・虚しい?)(12/24) cheap viagra australia online <a hr…

Favorite Blog

怪鳥の【ちょ~『鈍… 白い怪鳥さん
沖縄久米島の海鮮味… 久米島の海鮮味処亀吉さん
handmade~SORA~「S… soranchiさん
るるら るるら.さん
空からプチ乗り鉄か… LoveFourさん
2006.11.14
XML
カテゴリ: 読書
先週放送されたNHKの『その時歴史が動いた』。
面白そうな内容だと見るようにしていて、先週は自分も大好きな『遠野物語』を著者である柳田国男が発表するまでを扱っていた。

柳田氏は元々は明治政府の農政官僚だったようで、当時「働けど働けど・・・」だった農民を何とか自立できるように改革を行うという使命に燃えていたようだ。

それがある地方で古来から続く焼畑農法や狩のしきたりを目の当たりにして、失われつつある日本の原風景を後世に伝えたいという気持ちが芽生えていたようだ。

そして、ある人物から聞かされた遠野に伝わる不思議な伝承に心を奪われ、またそこに古の教えを見出し、それを世に広めたいと『遠野物語』を書いたのだそうだ。

自分も何度と無く読み返した『遠野物語』の誕生の背景を知った事で、この作品が益々好きになったし、すぐにでも読みたくなってしまった。
なので明日からはこれを読む事になるのだろうな・・・。

それにしても柳田氏が見た焼畑や猪狩の伝統は、今でも続いているのだそうだ。
しかも焼畑という農法は稲作が伝わる前、縄文の頃から存在するらしい・・・!

何にも無くても何とかなってしまうのが、人間の逞しさであり、ある意味豊かさなのかもしれない。

自分の持っている本には書かれていないのだけれど、『遠野物語』には
本書を外国に在る人に捧ぐ
とあるらしい。
そしてこれは異国に住む同胞の事では無く、明治の世に一気に押し寄せた西洋化の激流に日本本来の姿を見失ってしまった日本人への警鐘だとされていた。
何だか今の自分達の姿そのままな気がする。
柳田氏が再発見した日本の姿は結局不思議な伝承と共に何処かへ行ってしまったのかもしれない・・・。

そんな寂しい気分になってしまった感じもするけれど、ページをめくれば何とも言えない心地よい文語調で語られる遠野の不思議な物語を存分に楽しんで、どこかでひっそりと眠っている日本を見つけてみるのも良いだろうな。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2006.11.14 21:40:39
コメント(0) | コメントを書く
[読書] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: