saya’s world

saya’s world

長女出産のハナシ


過去の話のところで書いたようにですねぇ、
出来ちゃったンですね。



薬局で、妊娠検査薬を購入。
思い切ってテストできずに悩むこと約3日。

陽性。

パニックでしたよ。どうしていいのか分からなかった。

彼にそれを伝えたときの様子は、過去の話・元夫参照。

まだ産むかどうか悩んでいたけれど、
その頃住んでいた近くの病院へ、とりあえず行く。

そしたらなんと、そこで担当してくださったお医者さんが、
クリスチャンだったのですね。
そして敬虔なクリスチャンの方に多く見られるように、
堕胎には反対派。

産むことを決意したのは、彼の影響も大きかった気がします。





妊娠中は、つわりがひどくて大変でした。
でも、出産準備本なんか買っちゃって、
マッサージやらなんやら色々やってました。
妊婦学級には行けなかったけど。

彼の態度やら、親に話していない心苦しさから、
ブルーになった日の方が多くて、
色々出産準備をしながらも
毎日不安でしょうがなかった。





両親に妊娠が発覚した日。
お母さんは、泣いていた。
私が黙っていたことへ対する怒りと、失望。
若くして子を持つことに対しての、不安。

お父さんも、泣いていた。
初めて見た。あんなに泣くところ。
最初は凄く怒ってた。あたりまえだ。
私はほんとにお父さん子で
お父さんはいつも私の見方で
暖かく見守ってくれている人だった。
期待もきっと大きかったはずなのに
何よりも私が勝手に決めちゃって
ずっと黙っていたのがショックだったに違いない。
でも、
「よく決心したな。不安だろうに。怖いだろうに。」
って、その夜はずっと手を握っていてくれた。

産むと決めたことには後悔はしていなかったけれど
ずっと一人で不安だった。
ばれてよかったと、心から思った。
話す勇気がもてなかった自分が情けなかった。
なによりも、両親を傷つけたことが、悔やまれて仕方なかった。




そして陣痛。
体験したことの無い痛み。
浣腸されるのも、痛みのせいでもうどうでもいい。
陣痛を促進する効果があるというけど、
これ以上痛くしないで、って思った。
下剤の痛みなんだか、陣痛の痛みなんだかよく判らなくなった時、

パチン

音がして、破水。
分娩室へ。
ものすご~く痛い。
陣痛ってこんなに恐ろしいものだったのか~!!

でもいきむたびに赤ちゃんの心音が下がる。
もしかしたら臍の緒が首に絡みついている可能性があるという。
緊急で帝王切開をすることになる。

麻酔で朦朧とする意識の中、女児を無事に出産。
3332グラム。

可愛かった~。サルみたいだった。
産んで良かったなぁと思った。



長女も今ではもう6歳。
本当の父親のことは、覚えていない。
家の両親は目に入れても痛くないような可愛がりぶり。
あの時はどうなるかと思ったけどなんとかなるもんだねぇ~
が口癖です。


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: