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February 19, 2005

ミュシャ展　～プラハからパリへ　華麗なるアールヌーボーの誕生～　東京都美術館

(4)

テーマ：美術館・展覧会・ギャラリー(8858)

カテゴリ：美術・芸術鑑賞

雨の中、母と一緒に行ってきましたですよ! 実は新聞屋からチケットゲットしてたのでした。
(とっている新聞社主催の所は、言えばチケットくれたりするんで、行きたい展覧会等あれば聞いてみるといいですぜ。)

まずは文句から先に。

始まりと終り頃を避け、天候の悪い日に行ったのにもかかわらず (朝は雪だったし) すっっっごい人人人!
今日でコレなんだから、終り近くになったらいったいどんな事になってしまうやら・・・恐ろしい。
人混みダメなんだよね～。ちかれた～。
入口はいると、もうぜんっっぜん人が動いてくれない。何時間かけて観るつもりだ？! て感じなんすよ。そして、どーにかこーにか進んでいったのですが、カップルや女性同士のおしゃべりが五月蝿い。

「ミュシャって円が好きなのかなー」
とか・・・(-_-;)

女「えー、そんな事ないでしょ。これなんかこっちより後の年だけど、こっちの方が大雑把じゃん」

なんて事を、いつまでもいつまでも言い争ってるカップルとか・・・(-_-;)

絵の真ん前に陣取りながら、絵なんか観ずに横向いて関係ないオシャベリしてる2人組とか・・・(-_-;)

あ～～～イラつく～～～。

私、帰りにカタログとしおりを2種類購入しましたが、買い物の人混みはとにかく凄まじかった・・・とにかく動いてくれない!

んで、肝心の絵の方は、実に素晴らしかった!! やはり!
サラ・ベルナールのポスター等で有名な、装飾的な絵と同時に、写実的だったり、少し印象派風だったりする絵も描いてたんですね。そして、その技術の凄さったら。鉛筆画の人の身体なんて、すごく見事だった～。
晩年はアールヌーボー的装飾的な所はだいぶ抑えられたものの、やはりどう観てもミュシャの絵以外の何者でもなく。
この個性はスゴイっすよね! (女性の表情がとても素敵)
絵の傾向としては、クリムトとの共通点が実に多いものの、双方とも、誰がどう観ようとも、クリムトであり、ミュシャである。
顔の部分は写実的で、輪郭をぶっとい線で強調する描き方などなど。

コンピューターもない時代、めちゃめちゃ大変だったと思うんですよ。そして、今ではコンピューターを使って楽に描ける円や曲線を使った装飾的な絵も、どうやっても此れ等にはかなわないですよね。
そして、この人間離れしたセンスは、私が思うに、写真や映像で見る限り、もしかして世界一美しい都市なんじゃないかと思うチェコ出身だという事も、大きいのでしょうか。

香水瓶とか、ビスケットの箱とかもあって、素敵だった～♥　団扇の下絵も素敵だった～♥
知らないミュシャがいっぱいある展覧会でした。観るのに2時間かかります。
こーゆー美しいものは、ほんとは何も語る必要はないですよね。

景色の写真はとても絵画的で美しかったです。
この中で、ゴーギャンの写真が何点か。
オルガンを弾いているゴーギャンが、上半身はジャケット着てるんだけど…ズボンを履いてないっつーくつろいだ格好でして(笑)、昔のドラマ『探偵物語』の最初の所思い出しちゃいました。(笑)

帰りに母と池袋東武のハゲ天でお食事。旨かったけど…エビが見本よりじぇんじぇん小さかっただよ! (怒) それにしても、前から思ってたけど、冗談みたいな店名ですよね。(笑) 由来はなんなんだろ。

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Last updated February 20, 2005 01:33:40 PM
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SEAL OF CAIN

アンチ・ハリウッド的、ベストセラー無視、サブカル好きのマニアックな傾向のブログです。 2019年に札幌に移住しました。そして2020年、しばらく離れていましたが、またこちらのブログに復帰しようと思います。主に読書・映画関連はこちらのブログに書く予定です。「吉乃黄櫻」名で音楽活動しています。そちらもよろしくデス。

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