この映画は、問題児扱いされることもなく平穏に生きてきたはずの私の、心のどこかを強烈に刺激するみたいです。見る度に条件反射的に泣いてしまうのですよ、自分でも不思議なくらいです。
思春期の袋小路でもがく主人公に、ウーピー・ゴールドバーグが「人生をムダにしてる」と、ビシっと言い渡す場面。
一見高圧的だけれど、愛していない相手は心から叱れない。私も、あんな風に真正面から、逃げないでものがいえる大人になりたいと思いました。映画のラストは、好みが分かれるところですよね。あえてわかりやすさを狙ったのかな?

とても読み応えのあるHPで、いろいろな日記を楽しく拝見しました。私もカサヴェテスのファンで、「フェイシズ」や「ラヴ・ストリームス」あたりが好きです。
また、遊びに来ますね。ありがとうございました。 (March 5, 2005 09:06:50 AM)

エデンの南

エデンの南

March 3, 2005
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カテゴリ: 映画・TV
NHK-BSでやってたので観てみました。
最近の女優さんでは、私、ウィノナ・ライダーとモニカ・ベルッチ (『マレーナ』しか観てないんだけど) がピカイチにええな~と思うのです。
モニカ・ベルッチは色っぽくてステキ。ウィノナ・ライダーは目がいいのですよ。視線が強いんです。
んで、まさに、そのウィノナ・ライダーそのものって感じの映画でした。めちゃめちゃハマッてるじゃあないっすか! 原作に惚れ込み、自ら製作総指揮と主演を買って出たらしいのですが。
アカデミー賞をとったアンジェリーナ・ジョリーもすごくイイですね。

しかし実にコメントがしにくい映画なのだけど…こーゆーのは、自分も通って来た道だから、あまり表に出したくない部分なのですね。まあ幸い精神病院には入った事はないですが。でもデパス10年ぐらい飲んでますから。
ありきたりのコメントしか書けませんが、昔から思ってきたのは「どっちが異常なんだ?」とゆー事です。
全くフツーに精神的肉体的に異常をきたす事なく、正常に社会生活を営んでいけるようになる為には、とても大事な何かを失わなければならないんじゃないか、って事をむか~しむかしによく思っていました。
しかし、そーゆーんではなく、スザンナは友人の死に直面し、何か突き抜けるんです。


ウーピー・ゴールドバーグ演じる看護士の言葉は鋭いですね。
スザンナに対して、「あなたはまとも」「ただの甘ったれたお嬢さん」「自分で自分を壊してる」と言ったり。まさにその通り! と思ったし、そーゆー人だらけなんですよね~現代って。コレ、とても60年代のものとは思えなかったです。ストーリーもファッションも「今」だよな~。
「境界線人格障害」って病名も、こんなに昔からあるなんて知らんかったです。もっと最近のものだと思ってた・・・
( この辺 を御参考に。このサイトに書いてある事が正しいかはわかりましぇん。)

「心の傷を殺す為に身体を傷つけてる」
とゆースザンナの言葉。にゃるほど、リストカットとはそういう事なのか、と思いました。
こうやって自分を理解し説明する事が出来て、退院していくのでR。

ちなみに、最後の説明はいらんと思いました。そんな説明しなくても、映画観てればわかる事で、あーゆー説明はちと説教くさくなりがちって感じがします。って訳で、終わり方がイマイチ。
そんな説明より、『アメリカン・グラフィティー』とか『スタンドバイミー』等みたく、その後の彼女達の説明をした方がいいんじゃないかな、と思いますです。

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Last updated  March 5, 2005 12:22:14 AM
コメント(10) | コメントを書く


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ご訪問&TBありがとうございました  
サリィ斉藤  さん

ご訪問ありがとうございましたっ!  
色々と考えさせられる映画でした。
こちらからもTBさせてください! (March 5, 2005 09:54:29 AM)

Re:『17歳のカルテ』(03/03)  
哲0701  さん
>全くフツーに精神的肉体的に異常をきたす事なく、正常に社会生活を営んでいけるようになる為には、とても大事な何かを失わなければならないんじゃないか、って事をむか~しむかしによく思っていました。


これは同感です。
社会という共同体に入るためには、何かが
奪い去られるような気がしています。
例えば、サラリーマンというのは、そういう
ことのひとつの現象だと思います。
映画「レイクサイドマーダーケース」は
そういう共同体への参加を描いたものだと
思いました。
(March 5, 2005 10:40:01 AM)

Re:ご訪問&TBありがとうございました(03/03)  
SEAL OF CAIN  さん
サリィ斉藤さん、ようこそです!

>思春期の袋小路でもがく主人公に、ウーピー・ゴールドバーグが「人生をムダにしてる」と、ビシっと言い渡す場面。
>一見高圧的だけれど、愛していない相手は心から叱れない。私も、あんな風に真正面から、逃げないでものがいえる大人になりたいと思いました。

そうそう! そして、スザンナも逃げない人なので好感が持てました。だからきちんと成長できて、退院したんだと思います。
「境界線人格障害」の事を本で見た時も、コレ私の事だわ! と言うじゃないっすか。ああやってちゃんと認めてるんですよね~。結構当てはまっていても、認めたくなくて「違う」と言う人が多いと思うのです。

>とても読み応えのあるHPで、いろいろな日記を楽しく拝見しました。私もカサヴェテスのファンで、「フェイシズ」や「ラヴ・ストリームス」あたりが好きです。

いろいろ見て頂いて感激です~(^^)
「ラヴ・ストリームス」観てないっす。カサヴェテスも全作品観たいです。新文芸坐あたりでやってくんないかなー。
息子のも興味あるんですけどね。未観なのです。 (March 5, 2005 03:09:53 PM)

Re:ご訪問ありがとうございましたっ!(03/03)  
SEAL OF CAIN  さん
ゆ り ぞ おさん、どもども!
TBありがとうございました!
90年代の映画だし、期待せずに観たのですが、真剣に見入ってしまいましたです。 (March 5, 2005 03:11:32 PM)

Re[1]:『17歳のカルテ』(03/03)  
SEAL OF CAIN  さん
哲0701さん

>社会という共同体に入るためには、何かが
>奪い去られるような気がしています。

そうなんですよね・・・失わないように頑張って結構辛い時期が長かった・・・

>映画「レイクサイドマーダーケース」は
>そういう共同体への参加を描いたものだと
>思いました。

へ~。またまた観てないっす。また観たいのが増えてしまった~(笑) (March 5, 2005 03:13:57 PM)

Re:『17歳のカルテ』(03/03)  
ヨウヨウ さん
まだ観てない映画なのでサラサラ~と読ませていただきました♪
面白そうな内容ですね!
TSUTAYAでは大きな目のウィノナがアップのこの映画の表紙を横目に見て気にしてはいたのです…
ウィノナ。
どうして壊れちゃったんでしょうか。
それほどハリウッドの虚構の世界は過酷だったってことなのかなぁ。『ナイト・オン・ザ・プラネット』とか好きだったし、彼女の女優人生もも順風満帆だったと思っていたのに…と、余計な方に頭が。
でも機会をみつけて観るね~カインさん♪ (March 5, 2005 07:12:30 PM)

Re[1]:『17歳のカルテ』(03/03)  
SEAL OF CAIN  さん
ヨウヨウさん

>ウィノナ。
>どうして壊れちゃったんでしょうか。

例の事件でしょか。
この映画の冒頭で「お金があるのに万引きしたり」ってセリフ (とゆーか独白?) があって、あら~と思っちゃいましたですよ。予言的とゆーか何とゆーか。

>それほどハリウッドの虚構の世界は過酷だったってことなのかなぁ。

彼女の場合、どこの世界にいてもやっちゃいそーな気がします。(^^;) (March 6, 2005 02:36:28 AM)

Re:『17歳のカルテ』(03/03)  
i-chicchi  さん
TBありがとうございました。

アンジェリーナ・ジョリーがこれでアカデミー賞とったわけですが、確かにスゴイ演技でした。でも私はウィノナの押さえ気味だけど段々変化していく様子がスゴイと思いました。
実話だという事で彼女たちのその後が気になります。
特にリサね。 (March 7, 2005 10:21:55 PM)

Re[1]:『17歳のカルテ』(03/03)  
SEAL OF CAIN  さん
i-chicchiさん、ドモです!
>でも私はウィノナの押さえ気味だけど段々変化していく様子がスゴイと思いました。

私も同感です~。
アイスクリーム屋でバッタリ会いたくない人に会ってしまった時、その人をからかうリサ達に大喜びする場面、友人の死に直面した場面、等等。

>実話だという事で彼女たちのその後が気になります。
>特にリサね。

ですよね~。希望が持てる終わり方をしてましたが。
あれ見てると、カウンセラーさんより、彼女達がお互いの医者みたいにズバッと核心ついて治療してる~みたいな感じがおもしろかったです。 (March 7, 2005 10:34:34 PM)

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