勝手に疲れて勝手に機嫌が悪くなる
そんな母の一部が嫌いだ。
私はこんなにしてあげてるのに
不機嫌な背中から、そんな声が聞こえてくる。
煩くて 胸の中が濁っていく。
察してほしいのに、伝えてこない
それが透けて見えるのが昔から嫌だった。その不機嫌に振り回されるのが嫌だった。
今はもう その顔色を窺ったりしない。
わたしとあなたは別々の人間だから、わたしはそれに巻き込まれてあげない。
あなたは、そんな態度を取らなくてもちゃんと認められているのに。
蔑ろにされていると感じているんだろう。
自分の機嫌は自分とって。
罰を与えるように、その不機嫌で攻撃している。
面倒くさいなあ
嫌いだなあ
大人になって、やっと口に出せた。