2025.05.25
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なんて愛おしい存在なんだろうかと、日々新しく思う。子供は偉大だ。

わたしをここに繋ぎ止められるのはこの子だけ。
隣に並ぶと、つむじの渦巻きが少し近づいた気がした。太陽に透ける髪が柔らかく光を含んでいる。

わたしが幼い頃に悩んでいたことを同じように悩むこの子にDNAを感じる。  
かつては周りが勝手に期待して勝手に落胆していくことに、随分と心が削られた。注目されたくなかった。放っておいて欲しかった。ただの村人Aでいられるようになった安堵は、わたしを重圧から解放した。
誰もわたしを知らない。誰もわたしに期待しない。それがとても心地よかった。






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Last updated  2025.05.25 03:47:55
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