春夏秋冬　きままな雅遊人

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2005年10月08日

だいこん　（大根）

(4)

カテゴリ：淡色野菜・山菜類

今日の淡色野菜は「大根」です。

アブラナ科　　　別名　すずしろ（春の七草の一つ）

大根の原産地は地中海沿岸と、西南アジアから東南アジアの説があります。

わが国では、１．０００以上前から栽培されていたようです。

大根は肥大した根と葉を食用にします。

大根の品種には、四十日群（じじゅうにちぐん）、みの早世群、練馬群、宮

重群（みやしげぐん）、聖護院群、阿波晩生群、二年子（にねんご）・時無

群（ときなしぐん）　があります。

１、四十日（しじゅうにち）群は、早世で耐暑性があります。

収穫量が少ないです。　代表品種は、四十日です。

２、みの早世群は、早世で耐熱、耐病性が強いです。

代表品種は、春播きの早世。みの早世です。

３、練馬群は、早播きに適した品種群です。

代表品種は、秋まつり、三浦、理想、練馬丸尻、練馬尻細です。

4、宮重（みやしげ）群は、漬物や調理に使います。

代表品種　宮重尻丸、宮重長太、宮重総太、白首宮重などです。

５、聖護院群は、丸大根で肉質は緻密です。

代表品種は、早世聖護院と晩生聖護院があります。

６、阿波晩生群は、たくあん用の大根です。

代表品種は、阿波晩生です。

７、二年子（にねんご）、時無群（ときなしぐん）はアクが強いです。

二年子は関東、時無は関西の浅い土層で育った根の短い大根です。

代表品種は、二年子、時無などです。

品種の低下に、スの入った大根があります。

過熟現象の一つです。

根部の組織が老化（糖分などの成分が消耗し、組織がスポンジ化）した

現象です。

大根を茹でる時、米のとぎ汁で茹でると大根の臭みや苦味が取れて甘味が増

すと言われていますが、最近の品種は直煮でも美味しく煮えます。

生のままで、大根おろし、サラダ、なますに使います。

茹でて、ふろふき大根、煮物、おでん、味噌汁の実に用います。

＊大根おろしは時間が経つと、ビタミンＣが酸化される為、直前におろすよ

うにしましょう。

＊人参を一緒にすりおろすと、アスコルビン酸酸化酵素により酸化が促進さ

れます。

ビタミンＡ（カロテン）は、大根の葉に含まれています。

根の部分には含まれていません。

大根のビタミンＣは、葉　生　１００ｇ中に、５３ｍｇ含まれています。

大根の根、皮むき　生　１００ｇ中のビタミンＣは、１１ｍｇです。

カルシウム含量は葉の部分で、２６０ｍｇ含まれています。

根では、２３ｍｇです。

カリウムは、葉で４００ｍｇです。　

根のカリウムは、２３０ｍｇです。

ビタミンＥは、葉の部分で３．８ｍｇです。

根のビタミンＥは、０ｍｇです。

消化酵素のジアスターゼが豊富で、胸やけや胃もたれを改善します。

辛味のもとのメチルメルカプタンとイソチオシアナートは、ガンを抑制します。

生活習慣病や老化を防ぐビタミンＥは、大根の葉に含まれています。

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