須崎名物鍋焼きら~めん


 ここでは、50年以上の歴史を持つといわれる須崎の庶民の味、「鍋焼きら~めん」と提供店について紹介する。

'04/06/01

 ※鍋焼きら~めんとは?※

 昭和20年代、高知県須崎市の路地裏に店を構える「谷口食堂」が、配達の時冷めないようにと、ラーメンをホーロー鍋に入れて提供したのが始まり・・・というのが定説。そのうち店内用にも鍋入りのラーメンが出されるようになり、いつしか土鍋入りのラーメンが定番となった。この店は、昭和55年に店主が他界して閉店となり、お客さんはもちろん家族の誰にもレシピを教えなかったため、鍋焼きら~めんは「幻の味」「伝説のラーメン」になってしまった。

 ワシが仕入れた情報によると、この店のスグ近所で、ワシの女房の同級生のおばあさん(故人)が、当時「かしわ屋さん(鶏肉屋)」をやっており、裏庭で健康に育った鶏のガラとかしわを谷口食堂さんが使っていたらしい。”おいしいメニューはいい素材から”・・・おそらく谷口さんは、この当たり前のことに頑固に実行していただけだったとワシは推測する。

 ちなみに女房も小学校低学年のころまで、たまに家族で谷口の「鍋中(鍋焼き中華)」を食べに行ってたらしくて、特にラーメン好きの女房の兄は、はっきりと味を憶えており、「僕は日本各地のラーメンを食べ歩いたが、谷口の鍋中は、そのなかでも5本の指に入るうまさだった。」と言ったことがある。本当にうまいものはスグ近くにあるようですね。みなさんも地元の「幻の味」を探してみてはいかが?

'04/06/03

 ※鍋焼きら~めん、大阪に進出!※

 谷口食堂の「幻の味」を再現しようと、現在須崎市には数十件もの店が鍋焼きら~めん=鍋中をメニューに取り入れている。これら提供店の努力と、ワシも会員をさせていただいている「須崎名物鍋焼きラーメンプロジェクトX」のサポートの甲斐あって、ついに鍋焼きら~めんの店が、期間限定ではあるが大阪なんばパークス内の「浪速麺だらけ」に進出することになった!

 店の名前は『マルハシ食堂』。店主は日本料理店を営む若い方で、自分の店を休業してまで鍋焼きら~めん一本で勝負に出た気合いの持ち主!6月中旬くらいまでは営業してると思うので、鍋焼きら~めんをまだ食べたことのない方も、鍋中フリークも、大阪なんばパークス「浪速めんだらけ」の『マルハシ食堂』へ急げ!!
マルハシ食堂の鍋焼きら~めん麺はちょい固めの細めん、スープは最後まで熱々で鶏がらベースのあっさりだが深みのある味。具は生卵(そのうち半煮えになる)、かしわ(コリコリと歯ごたえのある親鳥)、ねぎ、ちくわといたってシンプル。汗だくになってズルズル食べるのがサイコ~\(´▽`)/~付け合せの沢庵の古漬がこりゃまた口なおしにピッタリ!

※BOOKMARKSに「浪速麺だらけ」と「須崎名物なべやきら~めん」のHPリンクを貼りました(^^)

 '04/06/21

 ついに「浪速麺だらけ」の『マルハシ食堂』に行って、鍋焼きら~めんを食べて参りました!ある程度予想はしてましたが、店内は満員大賑わい!15分ほど行列に並び、腹ペコのワシはもちろん大盛りを注文!大汗掻きながらずるずるいっちゃいました(^^;)!もえっちも上手にじゅるじゅる麺をすすって上機嫌(^^)

 さすがは日本料理屋のマルハシさん、スープも上品にアレンジされた味わい。こりゃもう箸が止まらない旨さ!繁盛の甲斐あって、6月いっぱいだった期間限定営業も、しばらくの間延期されることが決定したそうです(^^) みなさんも是非足を運んでくださいな♪
(※マルハシ食堂は閉店しました)



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