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こんにちは。
熱くなったり涼しくなったりに日ごとに気温の差が大きく、体調管理の難しい季節ですね。
”5月病”の一因にもなるのかなー
さて、カートリッジ修復計画の第3弾の最初は、地元のハードオフで購入したジャンクDENON DP-790に付属していたMM型のカートリッジDL-8の修復になります。
このカートリッジについては「 ターンテーブル修復計画第2弾 DP-790その1
」で書いていますが、こんな感じのカートリッジです。
DP-790の標準搭載のMMカートリッジのDL-8
しっかりカンチレバーが変形して根元に亀裂が入っています。
実は購入時にはカンチレバーが上記の写真の右側(カートリッジの銀色の部分)に押し付けられていました。(撮影忘れ)それを戻したところ根元に亀裂が入ってしまったということになります。
で、こんな感じ
拡大してみると
この画像を見るとスタイラス(針)は残っているように見えますの希望あり!
修復手順ですが、カンチレバーの根元が折れているので、一度カンチレバーを外し、ステンレス線を挿入してカンチレバーのへこみを修復して、最終的に接着剤でカートリッジ本体に残ったカンチレバーに接着する、ということになります。
再度現在のカンチレバーの状態を確認してみます。
カンチレバーを取り外しました。カートリッジに残ったカンチレバーがつぶれてしまいました
カンチレバーのへこみを修復するため0.28mmのステンレス線を挿入します。
これがなかなか難しい。カンチレバーはアルミ製なのですが、何せ小さいですから保持の仕方と力の入れようが難しいんですよね。
カートリッジに残ったカンチレバーの根元の潰れを修復します。
少し変形が修復されました。一応ここまでにしておきます。(実はこの後途中で折れてしまいます)
修復したカートリッジ側のカンチレバーとステンレス線を挿入したカンチレバーです。
カンチレバーを接着剤でカートリッジに接着します。
針の向きの調整がなかなか難しいです。カンチレバーの途中の切れ目は、へこみの修復中に折れてしまったところです。
カートリッジ側に残ったカンチレバーの穴の深さは1mm程度しかありませんでしたが何とか接着しました。
カンチレバーは本来中空のアルミ管で、軽量化されているわけですが、今回3mmほどのステンレス線(Φ0.28mm)が挿入されていますので、剛性はアップしていますが、重量は増していますので、高速の振動はし辛くいなっている=高音域は出力の低下が懸念されることになります。
接着剤を乾燥させるため2日ほど寝かせて、DP-790にセットして視聴してみました。
試聴装置はいつものこちら
イコライザーアンプ audio-technica AT-PEQ3+YAMAHA AUDIOGRAM3+ヘッドフォン
手持ちのジャズのレコードをかけてみました。
ヘッドフォンでの視聴ですが、特に問題ない感じです。
比較対象として手持ちのDL-8A(DENON DP-1600に付属していたもの)でも同じレコードを聴いてみました。
特に違和感はなく音楽を楽しめた感じです。
まあもう歳で高い方の音は聞こえませんから当然と言えば当然か
トレースしている修復したDL-8です。針は問題なかったです。
以上、「カートリッジ修復計画第3弾 DENON DL-8編」でした。
の修復を試みてみたいと思います。
では、「カートリッジ修復計画第3弾 Audio-Technica AT-13E編 」を
お楽しみに!
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