萬華鏡-まんげきょう-

仏師(ぶっし)

仏師 ぶっし



シテ すっぱ
アド 田舎の者

【あらすじ】
【登場人物】
シテ すっぱ
アド 田舎者

【あらすじ】
田舎者が建立したお堂に安置する仏像を作ってもらうため、都へ買いに来た。

どこへ行けば良いか分からない田舎者は仏師はおらんか、と呼びながら歩く。
それを聞き付けたすっぱ(詐欺師)は「身共が真仏師じゃ」と現れる。

交渉成立。
等身大の仏像を作り、明日の今頃に渡すと約束。

当然、仏像なんて彫ったこともないすっぱは自ら面を被り仏像に成りすます。
田舎者は、翌日に指定された場所に行ってみると印相(印を結んだ形)が気に入らないと仏師に修正を依頼する。

慌てて仏像の面を脱いで裏から回り、田舎者の目の前に現れて、注文を聞く。
印相を変えて元の場所に戻ってみるが、田舎者は諾とは言わず。
何度も注文を受けて裏を往き来するうちに、わけがわからなくなり正体がバレる。


【覚え書きと解説】
『六地蔵』 『仁王』 と似ています。

すっぱ物なので、いつもながら「すっぱとは何か」と言う解説から。
キャッチセールスみたいなもんですかねぇ…だったかなf(^ー^;
何度か聞いた解説とごちゃ混ぜです(苦笑)

萬斎さん
「よく地方なんかに行くとねぇ、お姉さんが『オニイサン』なんて親しげに近寄ってきて話しかけてきたりしますねぇ。やたらと寒そうな格好してますけれどねぇ(笑)」


お姉さんがやたらと寒そう…(笑) を幾度か繰り返し、「そういうお店」であることを強調(笑)
ウケ狙いと知りつつも笑ってしまう愚かなワタクシでござる。

本当、このネタ(ネタって・・解説だって)も何度か聞いたなぁ(o^ O^)シ彡☆←しかも何度も書いた

さて。

台詞の中に 「運慶(うんけい)、湛慶(たんけい)、安阿弥(あんなみ)」の流れを組む… と出てきますが、鎌倉時代に活躍した仏師です。

萬斎さん
「仏師の名前は教科書で習ったことがあると思いますが…わたくしも野村家300年の流れを汲むものと言えば、少しは信頼がつくでしょうか」


習ったことすら憶えてない私・・・(汗)

◇参考文献◇
狂言鑑賞二百一番






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