青藍(せいらん)な日々

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第39話 船外機



ところが、ヨットとなりますと、セールという主機があるにも拘わらず、インボードエンジンが良いと言う。これはイメージとして、ヨットは遠くへ行くもの、それには船外機よりディーゼルインボードが良いという意識が働いているせいではないでしょうか。でも、実際、セールで動くのを考えるとエンジンは補機、小型ヨットには船外機でも充分、マリーナの出し入れに船外機を使う程度、後はセーリングを楽しみましょう。マリーナの近くまではセールで帰ってきます。それほどエンジンに頼る事を考えなくても、もっとセールを活用しましょう。

船外機ですと、まず、プロペラシャフトが船底を貫通していないので、船内にスタンチューブの調整不足による海水浸入の心配が無い。これはありがたい事です。インボードエンジンは常に注意が必要です。メインテナンスもし易いし、仮にぶっ壊れたとしても、載せ変えも簡単だし、インボードエンジンに比べると遥かに安い。

風の状況によっては、うまくなれば、エンジン無しでマリーナを出入りできます。あるオーナーは24フィートを所有、しょっちゅう帆走だけで出し入れしています。端から見ていて実にかっこいいですね。一応、船外機はついてはいますが、使わない。

もちろん、インボードがいけませんというのではありません。インボードならディーゼルだし 燃料代も安くつく、でも、使う燃料なんてたした量使うわけではありません。最近は4ストロークの船外機で、リモコン付きやバッテリーチャージのできる小型の船外機もあります。ただ、エンジンをチルトアップするのが重いという方もおられます。これを簡単にする道具があるようです。



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