親ばかちちのぶろぐ(スバルとミニカー編)

親ばかちちのぶろぐ(スバルとミニカー編)

2.夜明け直前:モデルペットとミクロペット


2.夜明け直前

モデルペットとミクロペット


モデルペット:1959年~1973年


 昭和34年、日本に本格的にダイキャスト・ミニチュアカーが誕生した。 当時の大手玩具メーカー”アサヒ玩具”が発表した”モデルペット”である。 これ以前にも輸出専用のブランドはいくつか存在したが、国産車を題材としたスケール・モデルとしての国産ダイキャスト・ミニチュアカーの歴史の幕は、このモデルペットが開けたのである。 クルマの玩具と言えばティン・トイ(ブリキ)が全盛だったこの時代、ダイキャスト・ミニチュアカーが一般に浸透するには、しばらくの時間を要したが、世界的なミニチュアカー・ブームの渦中で国産のブランドが登場した意義は深いものがあったと言えるだろう。 我が国のパイオニアとして登場し、昭和48年に消滅するまでに送りだされた製品は総計78種類。
(ミニチュアカー考古学/ネコ・パブリッシング刊より引用)

 このモデルペットからは、スバル360がNo.3として発売されていましたが、もはや骨董品のレベルであり、ちちもオークションなどで出品されたものを指を加えて見ているだけです。
 モデルペットのスバル360が発売された前々年の1958年(昭和33年)がスバル360デビューの年でした。所謂出目金タイプで、フロントバンパーが左右2分割されていました。1960年に一本バンパーにマイナーチェンジされ、翌1961年から後期型の瞼付きの顔に変っています。同じ1961年にはスバルサンバーが発売されています。

《No.3.スバル360 1/36 1960年3月発売》
 国民車構想にのっとり登場した注目のスバル360をいち早く製品化、実車が軽自動車ということから、このモデルに限って1/36という大きめのスケールが採用された。色違い以外のバリエーションは無い。
(ミニチュアカー考古学/ネコ・パブリッシング刊より引用)
ごめんなさいこれ持ってません
 某ミニカーショップでの店長との会話。
「モデルペットの360?あぁ良く出ますよ。」
「でも高いんでしょう?」
「そんなことないすよ。ミクロペットほどじゃないから。」
「・・・」   

 2003年9月追加。
 てなことを言っておりましたが、ちちのリンクや掲示板でお馴染みのNabeさんが、とうとうモデルペットをゲットなさいました。このところ誰の影響か判りませんが(汗)大物喰らいを続けているNabeさんですが、ついにやってくださいました。う羨ましいぃぃぃ。
 と言う訳で画像提供はNabeさんでした。ありがとうございました。

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 2004年5月追加。
 いつまでも羨ましがっているばかりでは進歩が無いとばかりにずぅっと探しておりました。ですが誰かさんのような財力も他の誰かさんのような行動力も無いちちにとって、残された方法はこれしかありません。
 と言う訳で本当にやっとの事で入手しましたベージュ版のモデルペットです。さすがに歳月は隠せずかなり塗装はいたみ、ウィンドウにも歪みが出ていますが、一応五体満足な体で残っていた物です。ちちはこのモデルペットよりもさらに年長ですので、多分もっと痛んでおります。(爆

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ミクロペット:1961年~1965年

 モデルペットの誕生から約1年半後、国産ミニチュアカー黎明期を代表するもう一つのブランドが登場する。”大盛屋酒井通玩具”が送り出した”ミクロペット”がそれである。ダイキャスト製のモデルペットとは対照的に、ミクロペットはその素材に軟らかいアンチモニーを使用していた。このため細部の表現には優れるが破損し易く、子供の玩具として流通した大部分が既に土に還ってしまったであろうことは想像に難くない。しかし一方で元来自動車趣味人であったという大盛屋・酒井通雄社長の手による小さなクルマ達は大人のマニア達の心も捉え、我が国におけるミニチュアカー趣味の普及に多大な功績を残したのである。ミクロペットが昭和40年の製造中止までに世に送りだした製品は68種類。
(ミニチュアカー考古学/ネコ・パブリッシング刊より引用)
 このミクロペットからも、スバル360がNo.1として発売されていましたが、モデルペットを超える骨董品のレベルであり、ちちは見たこともありません。昨年の某オークションで、落札された結果を見ましたら、ななんとひひゃくごまんえん。ちなみにこの車は、走ることも人が乗ることもできません。

《No.F-1.スバル360 1/34 1961年4月発売》
 ミクロペット・フリクション・シリーズの第1段となったのは今でも根強い人気のあるスバル360。まずフロント・バンパーが2分割の'60年前期型で発売され、後にフロントが1本バンパーの'60年後期型が2ndモデルとして発売されている。
 モデルは前後にちょっと間伸びした感もあるが、丸さを良く表現しており、角張ったモデルペットと好対象だ。カラーは、車体と屋根を同系色で塗り分けたものと、他系色で塗り分けたものがあり、車体色は、茶色、メタリックの茶色、ブルーなどがある。
(ミニチュアカー考古学/ネコ・パブリッシング刊より引用)
ごめんなさいこれ持ってません
 某ミニカーショップでの店長との会話。
「ミクロペットの360?
うちじゃぁ今までに1台しか扱ったことないすねぇ。」
「それ高いんでしょう?」
「いやぁそうでもないっすよ。35万だったな。」
「・・・」   

 2004年6月追加。
 そうこうしているうちに、いやぁ世の中って本当に広いものですね。とうとうちちのほぉむぺぇじにもミクロペットの所有者の方が訪問してくださいました。しかもちちの頂戴攻撃により、画像の掲載を(快く?)許可して下さいました。(爆 と言う訳で takatuki さんの御提供して下さいましたミクロペットです。オリジナルのボックス付きの完璧なコレクションですが、やはりオリジナルボックス付きのモデルペットとともにお父上の遺産だそうです。実に羨ましいです。
 画像はデジカメが故障中とのことで、残念ながら携帯で撮影されたものです。デジカメが直ったら、是非またお願いしますね!>takatukiさん

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というわけで、やっとちちもモデルペットオーナーになりました。(笑)

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最終更新日 2004/06/18




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