親ばかちちのぶろぐ(スバルとミニカー編)

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B2.発掘の過去-桐生工業


超番外編2.発掘の過去

桐生工業オリジナルモデル


こんなモデルがあったとは:1994年

 皆さんは既に御存じかも知れませんが、群馬県に桐生工業という会社があります。2003年8月の今までちちはこの会社の存在を知りませんでした。富士重工とスバル興産の2社で100%の株式を握っていますので、スバル系列度100%の会社と考えて良い様です。1960年の創立といいますから、もう随分と長い歴史を持っていることになります。
 現在この会社ではサンバーを中心とするスバル車の特装車を製造しています。特装車というのは、詳しくは同社のホームページを見ていただきたいのですが、ダンプカーやら保冷車、移動販売車などのいわゆる”はたらくくるま”としての装備を備えた車両のことです。
 ”はたらくくるま”といえば、サンバーの十八番になりますが、こちらのホームページに行きますと、あるはあるは物凄い沢山の種類のサンバーの特装車が製造されています。
 サンバーだけでなくフォレスターやプレオ、そして最新作になりますと新型レガシィなどのトランスケア車(介護福祉車両)もスバル特装車としてこの桐生工業で製造され、全国のスバルの販売ルートで出荷されています。
 前置きが長くなりましたが、1994年までこの桐生工業ではスバルサンバーを富士重工から受託製造していたそうです。この年の生産終了までの累計台数がなんと約180万台を達成していたのだそうです。
 その受託生産終了を記念して特注製造されたのが、ここで御紹介するスバルサンバーディアスクラシックの、多分唯一のモデルです。もちろん販売されたわけでは無く、ちちにこのモデルを譲って下さった元桐生工業の社員、群馬県のTIさんによれば、700台が製造され社員及び関係者にのみ記念品として配付されたものだそうです。
 桐生工業やそのOBの皆さんにとっては別に珍しくも無いかも知れませんが、ちちにとっては失われた過去が発掘されたようで、何だかとても嬉しい気がしています。(笑

 2003年8月この項アップ。


《桐生工業特注 スバル・サンバー・ディアス・クラシック 1/32 1994年配付》
 モデルは、アンチモニー素材によるもので、基本的には一体成形ですので内装は御覧の通りありません。
 このミニチュアカーは、どうやらこれまでどこにも紹介されたことが無かったようです。いくつかのミニカー誌で、スバルのミニカーについて何度も記述されているかの川端昭男氏も、このモデルについてのコメントは一切されていない筈です。非常に貴重なモデルだと思われます。譲って下さったTIさん、ありがとうございました。

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裏板にははっきりと359/700と刻印されています。    

 こうしてインターネット上でコレクションを紹介(自慢?)させていただいていたおかげで、先に御紹介した群馬のTIさんからこのモデルを譲っていただくことができました。これからも皆さん、ちちのコレクションに是非御協力をお願いいたします。(笑 ここでは既に御紹介したサンバーディアスと並べてみました。1/40のディアスと並べますとかなり大きく見えますが、ほぼ1/32スケールのサイズのようです。クラシックの愛嬌のあるフロントグリルがとても可愛らしいと思います。

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まだまだ珍しいもの沢山あります。(笑)

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最終更新日 2003/08/09




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