超番外編4.歴史を語る仏蘭西製
ノレブ
お騒がせの仏蘭西製国民車:2005年~
今年2005年初頭、突如としてフランスの老舗ミニカーメーカーのノレブからスバル360の発売が予告され、ネット上でも各ショップの発売予定のリストに散見されるようになりました。彼の国のミニカーメーカーと言えば、何と言ってもマジョレットが思い出されますが、やはり本格派の1/43スケールの本格派ミニチュアカーと言えばノレブの独壇場でしょう。ただ何と言っても相手はおフランスの方、一体全体どんなスバルが生まれてくるのかと思い、発売情報をチェックし続けておりました。
すると、なんと言うことか当初の予告では6000をはるかに越えるかなりの高価格だったものが、時間が経つにつれ値下がりして3000を下回る価格に変わっていったではありませんか!
驚いたのはそれだけではありません。実際の発売はいつになるのかと楽しみに待っていた3月のある日、突然某オークションに登場したのがフランスのアシェット(hachette)社という聞きなれない出版社の、国産名車コレクションというミニカー付き雑誌(?)でした。しかもVol.1の特別価格が690円!(核爆
もっともこれは通常の書籍販売ルートでも、ミニカー販売ルートでもないごく一部のみでのテスト販売だったようで、ほんの少量のパッケージが流通しただけで姿を消してしまい、ちちもこの初期パッケージは入手できず悔しい思いをしました。
ということで、一体ホントのノレブブランドのスバルは何処へ行ったのと思っていましたら、2005年も5月になって突如発売となり、アシェット版と同じ後期型1967と同時に驚きの前期型1958(デメキンですな)も発売され、リーズナブルな価格も相まってあっという間に売り切れてしまったようです。
あれあれと思っていた6月になると、今度はアシェットコレクションジャパン発行のアシェット婦人画報社発売で、国産名車コレクションが発売されました。但し静岡限定販売ということで、またしても入手困難かと思われましたが、今度はかなりの流通量だったようです。さらにWEB上で通信販売のページも登場しましたが、いつの間にか消えて(?)しまいました。本当の正式発売は12月という説もありますが、何かとお騒がせのおフランス製です。
2005年10月この項アップ。
2006年1月国産名車コレクションに一部追記と北欧向けOEM版インプレッサSaab9-2Xを追加。
2006年9月ななんと驚きの新発売のスバルR1と10月発売予定のスバル1000を一足早く追加。(汗
2007年1月フランス本家のHachette CollectionsのPolice et GendarmerieからインプレッサGENDARMERIEを追加。
2007年10月インプレッサ埼玉県警(実在No.!)と新ブランドルミノのアルシオーネSVXを追加。
2008年4月ノレブ版のインプレッサGENDARMERIEを追加。
アシェット婦人画報コレクション 国産名車コレクション
《Vol.1 スバル360 1964 1/43 2005年3月試験発売6月限定発売》
この種のミニチュアカー付きの雑誌としては、既にご紹介したデル・プラドや今後ご紹介予定のディアゴスティーニ(皆さんご存知のラジコンカーの方ではありません笑)がありましたが、フランスに本社を置くアシェット社とノレブのコラボレーションの企画によって、なぜか日本国産名車コレクションが生まれたようです。(笑
小冊子の形式を取っており、スバルの記事というよりも日本の国産車の記事の中にスバル“も”取り上げられていると言う構成になっています。このスバル360は第一号ですので、以下二号~四号までの予告が掲載されています。
以上の内容は全てちちの所有する静岡限定発売版で、3月の試験販売版のパッケージは若干の相異があります。表紙の2005.7はもちろん無かったようですし、裏表紙のバーコードや発売元のアシェット婦人画報社の表記も無かったようです。
2006年1月追記
とか何とか言ってましたら、新年の1月18日にようやく全国発売となりました。
上段右側が今回の全国発売版ですが、2006.02.01と表記されて赤い円内の特別価格690円の上に創刊号と追加されています。2005年3月の試験発売、6月の静岡地区限定発売とマーケティングを続け、現在TVコマーシャルもガンガン流しています。
何とか長続きして、SingoさんやBOTSさんが作りかけてるあんなのやこんなのがモデル化されると良いなぁ。(笑


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2006年9月追加。
《Vol.20 スバル1000 1966 1/43 2006年10月発売 9月裏ルート入手汗》 今春2006年初めから、アシェットのHPで第20号はスバル1000と予告されていましたが、もちろんちちはそんな正式発売を素直には待ちきれませんでした。(笑
案の定、かの大陸国家から某巨大海外オークションにこっそりと出品されてきたのが、ちちの網にかかってきたわけです。と言うことで、一足早くご覧ください。もっとも来月半ばには正式に発売されますので、ほんのちょっとだけ。(爆





Hachette Collections - Police et Gendarmerie
2007年1月追加
《No.60 1/43 スバルインプレッサ GENDARMERIE 2006年11月発売》
2006年も暮れに近くなった時期、突然びっくりさせてくれたのがアシェットの本家から発売された涙目インプレッサのGendarmerieでした。本家の Hachette Collections の Police et Gendarmerie のシリーズは、国産名車コレクションと同様に書籍として販売されていますので、当然通常のミニカーの流通網では入手できません。しかもフランスのポリスカーを過去から網羅しようと言う企画ですので、まず日本では発売されないでしょう。
このGendarmerieというのはフランスの地方警察みたいなもののようで、ネットで検索をかけますと、このタイプのインプレッサの実車写真が掲載されているサイトも見ることができます。このボディカラーも結構渋いですね。(笑
以下某サイトより無断借用。(汗
『2005年12月、フランス国家憲兵隊の高速道路警備隊の取り締まり車両として使用されているプジョー・306の置き換え時期が迫ったことから、その代替車として初の日本車スバル・インプレッサWRXを150台購入し準備配備されるというニュースが伝えられた。フランスではプジョー306は「追われても逃げ切れるパトカー」として知られており、その他ドイツ車をはじめとする高速車の速度違反を多数取り逃がしていたことから、それらを捕まえるためでもあると言われる。』
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ノレブ
《800032 スバル360 1958 1/43 2005年5月発売》
上記でその登場については説明させていただきましたが、私たちをあっと驚かせてくれたデメキンスバルがこれです。いわゆる量産ダイキャストミニカーとしては、ちちが知る限り始めての作品でしょう。2005年10月の時点でエブロはスバル360カスタムの発売を予告していますが、今のところ初期型のデメキンタイプの発売は夢でしかありません。(苦笑
日本での通常発売版のパッケージは、内面に富士山の描かれたものでちちもショップでそれを購入しました。でも、本国版パッケージを謳い文句にオークションに出品されたりすると、つい、、、(爆


こちらは、本国用パッケージです。
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《800033 スバル360 1967 1/43 2005年5月発売》
同時に発売された後期型、1967です。
中身はアシェットの国産名車コレクションのVol.1と全く同じモノでしたが、ケースの台座が少々異なっており、若干こちらの方が高めになっているようです。ミニカーそのものには全然関係有りませんが。(笑


2006年9月追加
《800060 スバルR1 1/43 2006年9月発売》 昨年2005年末から予告されていましたが、とうとう発売になったR1です。文句のつけようの無い素晴らしい出来栄えですが、なぜノレブなんでしょ?(笑
上でご紹介しているアシェットコレクションや、例のルミノのような国際貿易の企画であれば理解できるのですが、純然たるノレブのブランドで出目金スバル360やR1が発売されるなんて、もうちちは嬉しくて涙モノですの。


2007年10月追加
《800071 スバル インプレッサ WRX STi 2003 埼玉県警 1/43 2007年2月発売》 上記のようにノレブの母国フランスではGENDARMERIEにインプレッサが採用され、ビシビシフランス車を取り締まっています(?)が、日本でも当然日本車を取り締まってるんですよとフランス国民に知らしめたのがこのモデルです。(笑
先に母国で発売されたので、某海外オクで飛びついたのですが、直ぐに日本でも発売され、ちょっとがっかりしたものです。


2008年4月追加
《800075 スバル インプレッサWRX STI GENDARMERIE 1/43 2007年12月発売》
既にインプレッサGENDARMERIEは、本家アシェットコレクションから発売されていましたが、実はちちはこのノレブ版の800075のGENDARMERIEを楽しみに待っていました。ルーフサイン#2が出るぞ!といろいろなところで噂がありましたので、絶対げっちゅしたるぜ!とばかりにコジマさんに予約を入れていたのです。結果はアシェットと同じ#1でした。(爆


2006年1月追記
《810000 サーブ9-2X 1/43 2005年11月発売》
突如として発売された北欧はスウェーデンへの養子、サーブ(Saab)9-2Xです。
ご覧の通りインプレッサスポーツワゴンをベースとして、GM系列の車種補完プロジェクト(?)の一つで養子に出されることになったわけです。でもご存知GMの凋落によってあわや幻になりそうになったのですが、どうやらこのサーブ9-2Xは引き続き生産・出荷が続いているようです。(笑
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2007年10月追加
《800091 スバル アルシオーネ SVX 前期 ホワイト/ブラック 1/43 2007年6月発売》
《800092 スバル アルシオーネ SVX 前期 シルバー/ブラック 1/43 2007年6月発売》
《800093 スバル アルシオーネ SVX 後期 ボルドー 1/43 2007年6月発売》
《800094 スバル アルシオーネ SVX 後期 グリーン 1/43 2007年6月発売》
《800095 スバル アルシオーネ SVX 後期 ブルー 1/43 2007年6月発売》
《800096 スバル スバル アルシオーネ SVX ペースカー 1/43 2007年6月発売》
発売予定だった2006年夏から遅れること丸1年、アルシオーネSVXが国際貿易とノレブのコラボレーションブランドのルミノから第1号としてモデル化されました。
かのSMFCふくいいんちょのSingoさんからも幻と言われたMr.Rowのホワイトメタルキット、Singoふくいいんちょお手製のレジンキット、そしてSMFC発足と同時に発売されたBOTSいいんちょにより量産、パッケージ化されたレジンキット(完成品が欲しいっす笑)に続いて、初めてメジャーから発売されたのがこのルミノでした。でも、希少品を全て持ってるちちとしては、ちょっと残念。(笑
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まだまだちちのコレクションは続きます。(笑)
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最終更新日 2008/05/03

