トミカ編2.新世紀番外
トミカ-その2
主流派になったモデル達:2001年~
トミカファンの皆さんごめんなさい。トミカについては新世紀になっても相変わらず番外編の扱いになってしまいます。でも一応各章の最後を締める形になってますので御勘弁下さい。(汗
先の世紀末番外で御説明しましたように20世紀中の日本の代表的なミニカーブランドとして長い歴史を持ちながら、トミカがモデル化(以下トミ化)したスバル車は、バスモデルを除けば僅かにスバル360、R-2、そしてサンバーの3車種しかありませんでした。また1990年代に入って元気を取り戻したスバルが、次々と新車種を発売していった時期にも、僅かにモータートミカで2代目レガシィがトミ化されただけで、初代レガシィや初代インプレッサも、初代フォレスターもヴィヴィオもビストロも一切トミ化されることはありませんでした。はっきり言って日本を代表するミニカーブランドの名が泣こうと言うもんです。
そもそもミニカーはその国のその時代、時代を自動車という形を通して反映する鑑のような存在とも言えます。だからこそ蒐集家も多くコレクションを眺めながら、かの時代の思い出に浸ると言った楽しみ方ができるものでしょう。たしかに1990年代というのはバブルも崩壊し、多くの企業がその存亡を問われた時期であり、日本のミニカーブランドのもう一方の雄であったダイヤペットなどはこの時代の波にまさに翻弄されてしまった典型のようなものでした。しかしながら大トミーの看板を後楯とするトミカは、1980年代からこの時期に飛躍へと立ち向かっていた前述のスバル車達を全く新たには取り上げようとしませんでした。
ところが新世紀を迎えてこの状況が一変してしまいます。この辺りが大トミーの所以なのだろうと思うところですが、スバル車が売れるとみるとなり振り構わず次々にバリエーション化してきます。新製品ばかりか前世紀の製品までが限定販売品として手を変え品を変えて発売され、ちちの師匠某管理人氏を初めとするコレクター諸氏は東奔西走させられることになります。商業主義の権化と化した大メーカに反感を覚えながらも手が出てしまう自分にはホント呆れるばかりであります。(自嘲
ということでトミカ論はこの辺にさせていただいて、新世紀に入るやいなや思いもよらず主流派となってトミ化されたスバル車をご紹介していきたいと思います。先に世紀末番外のトミカの項で御説明させていただきましたように、トミカシリーズには最もポピュラーで現在も続いているシリーズのレギュラートミカと、それ以外に現在は新製品を見ることが無くなりつつありますが、バスなどの大型車をトミ化したロングトミカ、約1/43スケールを中心としたトミカダンディ、そしてプラレールの自動車版のモータートミカなどがありました。新世紀に入りますと、まずレギュラートミカで3代目レガシィツーリングワゴンと2代目インプレッサWRXがラインアップされ、トミカリミテッドが新たなシリーズとして加わるとスバル360とセットものとしてやはりスバル360とR-2がトミ化され、続けてインプレッサWRXも早くもリミテッド化されました。さらにカプセルトミカというガシャポン系もユージンとの提携でリリースされ、3代目レガシィツーリングワゴン、2代目インプレッサWRXとサンバーがトミ化されています。同じくガシャポン系でトミカJrとしてインプレッサWRXとレガシィB4があり、これらの合間に既発売品から無数の限定販売品やセット品、食玩系のバリエーション製品が発売されていますが、カプセルトミカや食玩系については別項でご紹介したいと思います。
ここでいきなり驚くような製品が登場しました。2003年5月、4代目レガシィツーリングワゴンが実車の発表と同時に富士重工オリジナルとしてトミ化され、試乗プレゼントとして配布されたのです。富士重工特注の項でご紹介すべきか少し迷ったのですが、今回はトミカの功績として以下でご紹介させていただきます。
2003年6月この項アップ。
2003年8月5穴ホイールのスバルインプレッサWRXとCARトップ誌オリジナル4代目レガシィツーリングワゴンを追加。
2003年10月4代目レガシィツーリングワゴンを追加。
2006年3月スバルR1を追加。
《No.18-5 レガシィツーリングワゴン 1/60 2001年2月発売》
久々というか、10数年振りに発売された新金型のスバル車の3代目レガシィツーエイングワゴンです。聞くところによりますと、某車の金型の流用だそうでややボンネット部分が長過ぎてプロポーションを崩しているような気がします。
上段は通常品で他に無数のバリエーションがありますが、下段はそれらのうちの一部です。
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《No.54-8 スバルインプレッサWRX 1/60 2001年3月発売》
3代目レガシィツーリングワゴンに続いてトミ化されたのは、これも定番となっている2代目インプレッサWRXです。
上段は通常品で、こちらも沢山のバリエーションを下段でご紹介します。
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2003年8月の追加です。 上記のレギュラートミカ、No.54-8 スバルインプレッサWRXと同じパッケージに入っていますが、なぜかホイールが4穴から5穴に変更されています。現在ショップによって混在しているようです。

2003年10月追加
《No.11-3 スバルレガシィツーリングワゴン 1/60 2003年10月発売》
既に下記でご紹介していた富士重工オリジナル、カートップオリジナルの配布から随分待たせてもらいましたが、ようやく発売となった4代目レガシィです。
上段は通常品のブルーメタで、中段が初回限定のホワイトです。ホワイトと言っても上記のカートップオリジナルとは異なり、パールホワイトになっています。また箱絵も通常品とは異なっており、初回限定とは言え相当な生産数量ではないかと推測されます。トミーの商魂ここに極まれり。(笑
裏板は上記のオリジナル版と共通ですが、No.11が刻印ではなく追加印刷されています。また、ブリスターパックもあったんでつい購入してしまいました。(汗
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2006年3月追加
《No.111-4 スバル R1 1/56 2005年10月発売》
本当に忘れた頃にしか発売されないトミカのスバルですが、4代目レガシィBP以来2年半ぶりの新製品、てんとう虫の復活(?)スバルR1です。最近のトミカサイズ、と言うよりも1/64スケールの充実振りから、どうもトミカの影が薄くなってきた気がします。久々の新金型新製品と言っても、また特注バリエーションが増えてしまうのかと少々食傷気味です。(爆
上段は通常品のレッドで、中段が初回限定のイエローです。今回も通常品のブリスターパックもあったんでつい購入してしまいました。(汗
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《レガシィツーリングワゴン 1/60 2003年5月配布》
出ました、4代目レガシィツーリングワゴンです。もともと富士重工からは、この4代目レガシィツーリングワゴンの1/43ミニチュアカーを早期予約成約プレゼントとして配布することが予告されていました。そちらに気を取られている内に5月の発表当日になって突如一部で来場プレゼントされ、6月第一週と第二週の試乗プレゼントとして配布されたものです。
意外性ということでは本当に驚かせてくれましたが、出来の方もまずまずと言えると思います。通常このクラスのトミカは、ドア開閉かボンネット開閉などのギミックがありますが、今回のレガシィには何もありません。もしかすると一回限りの生産か、今後も富士重工オリジナルのみになる可能性がありそうな気がします。


《レガシィツーリングワゴン 1/60 2003年7月配布》
2003年8月追加。 4代目レガシィの発売と同時に、各自動車雑誌はこぞって新型レガシィを特集して掲載していました。CARトップ誌もその内の一誌でしたが、なんとオリジナルトミカを読者プレゼントにしていたのです。ちちはこのことを知らず、入手するのに随分苦労してしまいました。(泣
モデルは上記の富士重工オリジナルと全く同じトミカですが、カラーのみホワイトと異なっています。


まだまだちちのコレクションは続きます。(笑)
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最終更新日 2006/03/12


