これってバス?
鉄道を走るスバル?!
ちちはまるっきり知らない世界だったのですが、日本での最初のNゲージ規格(ゲージ9mm)としては、1963年にトミヤマ(現在のトミー)から「夢の超特急」(新幹線)として販売されたものが最初だったようです。でもNゲージ規格だったために、輸入もの(HOゲージ以上)が主流の世界では鉄道模型としては認知されなかったそうです。
その後1965年に関水金属(現在のKATO)から、C50蒸気機関車と客車が発売され、これが日本の本格的なNゲージ鉄道模型の始まりとされているようです。
もともと一番手だったはずのトミーもNゲージ鉄道模型に本格的に参入するため、トミックス(TOMIX)と言う名前で部門を立ち上げました。この1976年に誕生したトミックスは、Nゲージのシステマチックな製品開発を謳い車両以外にも、道床付レールからストラクチャー、アクセサリーにいたるまでを製品化し続けています。
トミックスのブランドは、トミーの100%子会社であり元々トミックスの製造部門だったトミーテックに受け継がれ、HOゲージやバスコレ、最近のトミカリミテッドビンテージなんかもトミーテックの製品の様です。
と言う訳ですが、ここで御紹介するのはもちろんスバルではありません。でも富士重工製車両はちち的には全てスバルです。(爆
2004年10月この項アップ。
<92134 南部縦貫鉄道 キハ10形レールバス Nスケール 2002年12月発売>
バスボディ製造を得意とする富士重工は、1962年に南部縦貫鉄道向けにキハ101と102というレールバスを製作、従来の国鉄レールバスよりも徹底してバスボディとの共通化をはかり、エンジンは定格出力105PSの日野自動車製DS90型を搭載していたそうです。レールバスはその後国鉄でも地方私鉄でも普及しなかったため、南部縦貫鉄道のキハ101・102だけが取り残される格好になり、その後日本のレールバス界はずっとこの2輌だけが頑張っていたそうです。
トミックスのキハ10は比較的新しい製品のようで、写真のようにとにかくひたすら可愛いです。当時のバスそのものと言った外見で中段写真で後述するLE-CarIIと並べていますが、一回り小型になっています。KT氏がちちの掲示板で見せびらかしてくださって以来、ずぅっと探していましたキハ10を漸く今回入手することができましたので、この項をアップすることにしました。(笑





<2623 富士重工LE-Car II 動力車 Nスケール 発売年不明>
<2624 富士重工LE-Car II トレーラー Nスケール 発売年不明>
1980年代、国鉄地方路線の赤字解消のための第3セクター化によって、再びレールバス・ブームが到来しました。LE-CARはこの第3セクター路線用に富士重工が開発したレールバスであり、1号試作車は1982年に製造された全長11.61mの車両でした。この車両は後の量産車とは多くの点が異なり、車体は一世代R13系ボディーを基本にしており、機関はいすゞの6BD1を使用していたそうです。
続いて1984年に誕生した第2号試作車は、車体長が12mになり、車体はR15系ボディーを基本とし、側面も窓ガラスが屋根の肩にまである、ハイデッカータイプになっています。この試作車第2号をプロトタイプとして、岐阜県樽見鉄道ハイモ180型が誕生、1984年10月から営業開始しました。その後各地の第三セクターで採用されています。
トミックスのLE-Car IIは、この試作2号をモデルとし、富士重工カラーを基本として下記のようにたくさんのバリエーションが発売されています。ちちは下の写真のLE-Car II動力車と元箱無しトレーラーの富士重工カラーしか持っていません。下記以外にもバリエーションがあるかもしれませんので、御存知の方は是非ちちに教えて下さいませ。






<2625 樽見鉄道ハイモ180 動力車 Nスケール 発売年不明>
<2626 樽見鉄道ハイモ180 トレーラー Nスケール 発売年不明>
<2627 レールバス北條鉄道タイプカラー 動力車 Nスケール 発売年不明>
<2628 レールバス北條鉄道タイプカラー トレーラー Nスケール 発売年不明>
<2629 レールバス三木鉄道タイプカラー 動力車 Nスケール 発売年不明>
<2630 レールバス三木鉄道タイプカラー トレーラー Nスケール 発売年不明>
<2699 レールバスオリジナルカラーコンテスト限定版 Nスケール 発売年不明>
<92199 レールバス有田鉄道ハイモ180・2台入 Nスケール 1996年3月発売>
<91299 レールバス有田鉄道ハイモ180未塗装 Nスケール 発売年不明>
<3512 富士重工路線バス 2台セット Nスケール 発売年不明>
<3599 富士重工路線バス 無塗装キット4台セット 1996年3月発売>
当たり前ですが、こちらは別に鉄路を走る訳ではありません。(爆
いわゆるストラクチャと言うんでしょうか、鉄道模型の周辺を飾る小物として発売されているもので、「7E」と呼ばれるタイプがプロトタイプになっており、リアのナンバープレートの位置から、いすゞ車をイメージしたものだそうです。





というわけですが珍しいものまだまだあります。(笑
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最終更新日 2004/10/24


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