備忘録

備忘録

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

三建太郎

三建太郎

カレンダー

お気に入りブログ

まだ登録されていません

コメント新着

コメントに書き込みはありません。

フリーページ

2024年11月04日
XML
カテゴリ: 気になる記事





…和田秀樹
「欧米の高齢者に学ぶ"人生後半の楽しみ方"
 の最終結論」​



医師の和田秀樹さんは
「自分の常識が一般常識だと思うから、日本人の生きかたは変になる。
 例えば、情だとか義理や体面だとか、おかしな理由で離婚に踏み切
 れないのは、日本人くらいだ。アメリカは、不倫にはうるさいけれ
 ど、愛が冷めれば、それだけでみんな離婚し、ヨーロッパでは、パ
 ートナーをころころ替えることさえも当たり前である」という――。

「労働に生きがいを感じる日本人」は世界からみて変だ

欧米の高齢者は、日本人よりも老後を楽しんでいます。  
特にヨーロッパは60歳ともなれば、労働から解放され自由になるとい
う考えなので「これからが本当の人生だ」とばかりに、旅行や遊びに
精を出す高齢者が多いものです。  
そもそも、海外の人は、日本人のように、労働に生きがいを感じてい
ません。
だいたいの人は「働いているときの自分はかりそめの自分」と思い、
食い扶持のために働いています。
彼らにとっては、17時30分以降の自分が本当の自分なのです。  
定年制度はドイツのビスマルクが平均寿命まで生きた人に労働から解
放してやろうと考え出したことなので、ヨーロッパの人には、これま
で働いてきたのだから、これからは働かなくても食べられるのだとい
う文化が根付いているのでしょう。  
また、海外の人は、日本のように同僚を肩書きでは呼びません。
「トム」「スティーブ」などとファーストネームで呼ぶ文化なので、
定年後に関係性が劇的に変わったりもしません。
このことも、老後を楽しめる理由の一つだといえます。  
婚姻制度が日本のように複雑ではないことも、自由な老後を過ごすに
は重要なようです。
アメリカは、不倫にはうるさいけれど、愛が冷めれば、それだけでみ
んな離婚します。
ヨーロッパでは、パートナーをころころ替えることさえも、当たり前
です。  
情だとか義理や体面だとか、おかしな理由で離婚に踏み切れないのは、
日本人くらいなものなのです。  
自分の常識が一般常識だと思うから、日本人の生きかたは変になるの
だと思います。

止められていたことを全部やってみればいい

「ひとりじゃつまらない」「何もできない」。
そんな不安を感じている人もいるかもしれません。
ただ、そう考えていると、自分から新しいグループなり団体なり、と
にかく知らない人間関係の中に飛び込んでいく必要が生じてきます。  
それは、億劫でハードルが高い。
ほとんどのひとり暮らしの人は、結局は何もしないで過ごしているの
ではないでしょうか。  
そうなるくらいなら、何でもいいからひとりで楽しめることから始め
たほうが気楽というものです。
これまで、やりたくてもできなかったこと、誰かに止められていたこ
と、すべてをやってみましょう。  
私は勉強が好きです。
勉強のいいところは、いつでもどこでもひとりでできるというところ
にあります。
誰かに教えてもらうことも含めて、ひとりで考えたり書いたりできる
し、自分なりの着想を育てることもできます。  
一つの勉強に飽きてしまったら、別の分野にかえればいいのです。
学校や仕事ではないのですから、好きな勉強だけしていても、誰にも
何もいわれません。

赴くままに時間を楽しめるのがひとり暮らしの醍醐味

かつて好きだったこと、いつかきちんと勉強したいと思っていたこと
を思い出して下さい。  
子どもの頃は、天体観測が好きで宇宙の勉強をしてみたかったとか、
火山が不思議だと思ったとか、本棚の片隅に昆虫図鑑が隠れていたり
とか、「あ、そういえば」という世界が、たいていの人にあるはずです。  
ひとり暮らしのスタートはそんな自分の世界を探してみることから始
めてみましょうか。
完全にひとりの楽しみです。  
ひとり暮らしの高齢者は、皆さん「けっこう、やることがあって忙しい」
といいます。  
生活ですから、たしかにそうなんだろうなと思いますが、かといって
忙しそうには見えません。
何事につけ、一息入れながらゆったりと動いています。
手を休めながら家事をこなし、好きなことを好きなタイミングでやる。  
お気に入りの場所で気の向いた時間にお茶を飲んで静かな一日を過ごす。
そういった時間を楽しめることこそが、ひとり暮らしの醍醐味なのです。

ひとり外出で心の健康を手に入れる

60歳を過ぎると、不安やストレスが強くなり、人生の楽しみや喜びを
見失ってしまう人がいます。
これは「幸せホルモン」とも呼ばれるセロトニンが加齢とともに分泌
されにくくなるためです。  
また、歳をとってくると、脳において感情をコントロールする部位で
ある前頭葉の萎縮も進み、感情が衰えてきます。  
こうした脳の構造的な変化に加えて、定年退職や愛する家族、ペット
などとの別れ、食欲低下や便秘、不眠などのちょっとした身体的不調
が重なると、人は幸福よりも不安やストレスを強く感じ、悲観的な考
えになりやすくなります。  
放っておいては、うつ病に進行しかねません。  
そこで重要になってくるのが、外出や旅行から得られる刺激や喜びです。  
これから先、体と脳は確実に老いていきます。
それでも、心だけは、自分次第でいくらでも若返ることができるのです。
長年、多くの高齢者を診てきた私だから断言できることです。  
60歳からの人生に心の健康より大事なものはありません。  
どんどん外出しましょう。
特に「日光に当たる時間を長く持つ」といいでしょう。  
人間は、日光に当たることで、セロトニンが脳内で多く分泌されるこ
とが分かっています。
天気のいい日に散歩をするのもいいですし、軽いスポーツやガーデニ
ングもおすすめです。  
望んだ場所に旅行に行けば、新鮮な発見や刺激が得られ、前頭葉が大
いに活性化されます。

誰にも支配されず、帰りの時間なんて気にしなくていい

年齢を重ね足腰や認知機能が衰え、心身の活力が低下した状態を「フ
レイル(虚弱)」といいます。
フレイルの予防こそ、来るべき70代、80代をシャキッと自立して過
ごすことにつながるのです。  
外に出て、散歩やウォーキングを楽しめば、足腰にも効果があるだけ
でなく、精神の栄養にもなります。
目的なんてなくていいのです。  
とにかく家を出て歩いてみれば、家の中でひとりブツブツいいながら
過ごすより、はるかに気が晴れます。  
まず、外に出てみる。
ポケットにスマホと財布があれば、どこまででも行けるし、何より、
もう誰にも支配されていないのです。
帰りの時間なんて気にしなくていい身分なのです。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2024年11月04日 11時15分29秒
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: