日韓夫婦の心の旅もよう

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ぱーるひょう

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韓国・身近な人シリーズ


(1)大家のおばちゃん


(2)スーパーの店員さん


(3)鶏肉屋のおじさん、八百屋のおばさん


(4)そのほかの商店街の人たち


(5)パリパリな義父


(6)ホットな義父


(7)オープンマインドな義父


(8)義兄 誕生日おめでとう


(9)堪忍してくれ義母


(10)気を遣う義母


(11)最後は義母で


ディープ!! 韓国生活


夫とのなれそめ


市議選のようす


地下鉄のようす


義母の母の墓参り


韓国人が聞く日本語(1)


韓国人が聞く日本語(2)


ある夏の夜


麦茶はお茶か水か


ワールドカップ熱狂日記


最初に、ブッたまげたこと


どのくらい愛している?


韓国人が書く日本留学の志望動機書


モゴバ攻撃・同居時代の思い出


おでかけベビー@ケアンズ


生後4日目の乳飲み子がスーパーにいる!


某環境団体職員ならわかる内輪ネタ


趣味は自転車こぎ


ジョナサンでボケをかます


ハローワークに行く


送別会でもらった文章です


意図的に生きる


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とっておきの魔法の言葉


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■バックパッカーな夫


■ナルちゃんな夫


■人目を気にする@韓国


場当たり的な夫


場当たり的夫婦(1)韓国脱出


場当たり的夫婦(2)ケアンズへ


全財産すっちゃいました@ケアンズ


夫の奇行@東京


ユンソナと結婚していただとぉ


オープンな父子関係


2005.04.16
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カテゴリ: ホテルのお仕事
 独身時代、東京で暮らしていたときは、普段気にもとめもしなかったパチンコ。

 パチンコ屋さんは儲かるそうだから、ビジネスという視点では多少は興味はあったが、自分にパチンコ屋を経営する才覚があるわけでもないし、むろん野望もない。
「世の中うまくやっている人(パチンコの経営者)はいくらもいるもんだな」と思うにとどめていた。

 しかし沖縄に来てホテルの仕事をしてからというものパチンコは、間接的に大いに関係のある存在になってしまった。回りに迷惑をかけるほどのめり込んでしまった人たちを何人か見たり聞いたりしているからだ。


 ホテルから歩いて5分もしないところにパチンコ屋が2件ある。このうちの賑やかな通り沿いにある1件に、かつてうちに泊まっていたSさんが通っていた。
 8年ほど前、Sさんはこのホテルのフロントで働いていた。
 なんとホテルの宿泊客と結婚し、福岡に渡ったはいいが、離婚して故郷の沖縄にもどってきた。



 それで親元には帰らず、ホテルに戻ってきて、長期滞在者としてすむことになった。結婚前はホテルの当時の支配人とつきあっていたこともあり、その人の好意で考えられないほど安い家賃ですむことになった。

 Sさん本人の話によると、人にお金を貸したがために自分が借金を抱え込むハメになったそうだが、本当だろうか?
 Sさんは精神状態の問題で働けないと周囲にいいまわり、市役所に手続きもとって生活保護を受けていた。
 それで、毎日せっせとパチンコ屋に通った。

 カード会社からはSさんあてに手紙ががんがん届き、おかしな電話も多かった。「Sさんはそちらの従業員ですか?」という内容だ。確かに昔は働いていたそうだが何分8年も前だし、勤務先をこのホテルにして金でも借りたのだろう。
 フロントで忙しく働いているときに、わけのわからん電話もはっきり言って迷惑だった。
「何がなんでもSを呼び出せ。今すぐ部屋のドアをお前が叩いて来い」なんてのもあった。

 生活保護を受けていてパチンコ通いというのは信じられないが、まあ私の知ったことでもないし、家賃を払っている以上、ホテル側が口を挟む問題でもない。

 ホテル経営者として私たちが頭を抱えていたのは、Sさんの家賃が安すぎたことで光熱費などを考えると利益を出すどころかこれじゃあ赤字かも。

 私たちは値上げ交渉をしたところ、Sさんはホテルを出るということになった。

 それでお金がない、生活費がないと涙を流してSさんは夫から金を借りた。


 Sさんがホテルを出るということで、Sさん、市の生活保護の関係者、私たちの3者が話し合いをすることになっていた。
 どうもSさんは親元には帰れない事情(どんな事情か?)を市に訴えていて、市から「次の安く住めるところが決まるまで、ホテルにSさんを置いていただけないだろうか」という依頼を受けていたのだ。
 市の担当者が来ているというのに、Sさんは出かけていない。私たちだって事前に市からアポが入ったから、時間の都合をつけて待っているというのに。

 夫はパチンコ屋へすっとんでいき、Sさんの首根っこをつかまえて帰ってきた。
「生活費がないと泣いて頼むから貸したのに、パチンコとは何事だ」

 そのときSさんがもっていた3万円は巻き上げた、イヤ、返済させた。
 1万円はとりっぱぐれたが、それはまあいいや。

 市の担当者もパチンコと聞いて顔色が変わった。
「あなたは親元に帰るしかない」とその場で宣告した。
 それで、なんとその日に引越しをするからと市は引越し業者に連絡し、本当にみるみるうちにSさんのチェックアウトが決まってしまった。

 こうしてSさんとは縁が切れることになった。

 ちなみにだが。
 引越しもすんなりとはいかなかった。
 部屋のドアを市の担当がたたいても何の反応もない。
 合鍵で開けてみると、Sさんがコンコンと眠っている。
 多分、睡眠薬を飲んだのだと思う。遺書めいたものも置いてあって、それは市の担当が預かり、私は読まなかったので内容は不明のままである。

 救急車がやってきて、その後、麻薬の可能性がないかどうかを確認するために警察までやってきた。
 ほかのお客さんから何があったかしつこく聞かれ、困った。
 荷物の運び出しは予定通り粛々と行われた。
 立ち会いで部屋を始めて見たのだが、動物を飼ってはいけないはずのホテルだったにも関わらず、ケージでウサギを8羽も飼い、4方の壁はウサギの糞尿だらけ。床はすべてゴミで埋め尽くされ、かつてテレビで見たゴミ屋敷というものにソックリで、部屋は異臭を放っていた。

 Sさんは最初から死ぬつもりはなかったというのが、まわりのスタッフの反応で、翌日には意識を取り戻し回復に向かいつつあるという報告を市から受けた。

 最初、この日記のタイトルを「パチンコで滅亡しつつある人」としたが、別にパチンコのせいで滅亡?したというより、Sさんの考え方や生き方が破滅的だったのだろうと思い直して、今のものに変えてみた。
 あの手この手で同情を引くことで回りをコントロールしようとしてきたSさんだが、世間もそうそう甘くはないということである。








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Last updated  2005.04.16 12:36:49
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Comments

seoulカツラ @ Re:おひさしぶりです!(12/28) きょろっちさん  正月は、あの!ヤギち…
きょろっち@ おひさしぶりです! 沖縄で元気にやってらっしゃるようですね…
seoulカツラ @ Re:書きこみありがとうございました!(12/28) 豆森さん  仮の住まいだと、余計そうな…
豆森 @ 書きこみありがとうございました! パンドラの箱、我が家にもかなりあります…
seoulカツラ @ Re:つんどらの資料(12/28) 泡 盛窪さん 「つんどら」状態ですか。…
泡 盛窪 @ つんどらの資料  仕事場から持ち帰った資料が整理されず …

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