柴楽日記

柴楽日記

2019.06.21
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カテゴリ: ナツ・マリ
女の子月間が本格化してきた結。

今日からナツマリやライトと離れ、私達とひとつ屋根の下での生活が始まりました。
今のところ食事面もそして運動面も普段通りといった結。

いつも以上にちび子と過ごすことができる時間が出来たこともあり、ついつい甘やかして
しまいたくなりがちなトコもありますが、私達もまた、あくまで普段通りを念頭にしばしの
結との共同生活を楽しんでいきたいと思います。

徐に窓の外に目をやると、仲良く並んでこちらを見つめるナツとライトの姿。

プロレスごっこを楽しむ遊び相手がいなくなり少しライトもつまらなかったりするのかな??
そしてナツもまた可愛い来孫の姿が終日見えず心なしか寂し気に見えてしまいます。




柴ワンコライフを経験させて頂く中で、ヒトと犬との距離感についてよく考えさせらえること
があります。
私もたくさんのファミリーの方々にちびたんを家族として迎え入れて頂き、大切に育てて
頂いていることに深い感謝の念を覚えながら皆さんとの柴ワンコライフを満喫させて頂いて
います。(感)
ただそうした中で、犬達への愛情がバランスを欠いた注ぎ方となることで飼主さんのペット依存
が常態化したり、更には共依存へと陥ってしまうといった悲しい事例を目にしてしまうことが
あるのもまた事実です。

愛犬に対し家族の一員として愛情を注ぐことは確かに大切なことだと思いますが、愛犬はあくま
で犬という動物である前提を忘れない様にすべきでは?と感じることがあります。
愛犬への愛情が過剰になり犬が自分の一部であるかの様な感覚に陥ったり、自分自身の願望や感情

ます。

ではどうしてこうした状態が問題なのか?といったことに少し触れてみたいと思います。
どんなワンコにも大なり小なり飼主と克服すべき課題があると個人的には思います。
愛犬への依存が強くなってくると、そうした課題から目をそらしてしまう傾向が一層強くなり、
過剰な自己愛的欲求で愛犬をコントロールしようとする衝動が強まり、飼主の愛犬に対する

よって愛犬もまた飼主への過度な依存が進んでいく・・・、そうした悪循環に陥ってしまうこと
となります。
このような場合、自分の感情の制御が困難になってしまったことにより、知らず知らずのうちに
結果として大切な愛犬を傷つけてしまっている可能性があることを飼主さんは考えるべきだと
思います。

以上の点はヒトの子育てに置き換えて考えてみても分かり易いかもしれないですね。
例えば、子供が向上心を持って「遠方の学校へ進学したい(留学など)」とか「仕事のスキル
アップのために遠方へ修行に出たい」といった相談に「子供と離れたくない」とか「近くにいて
もらわなければ困る」といった感情をもって親がそれをなかなか認めない・・・、そんな話を
耳にしたら皆さんはどう感じますか?

犬達は主人を自分で選ぶことができないこと、そして自分が犬にとっての幸せと感じていること
が果たして本当に愛犬にとっての幸せなのか?家族として犬と暮らすことを選択した私達には
こうしたことを踏まえながら愛犬と向き合う必要がある様にも思えます。

ただヒトと犬が家族として生活する以上、お互いに依存度ゼロといったことは無いと言えます。
そうした中で大切なことは健全なバランス感覚をお互いに保ちながら向き合っていくことだと
言えるのではないでしょうか?
以上の観点に基づくと、愛犬依存症は愛犬家である方々には誰にでも起こりうることだと思い
ます。

それでは愛犬依存症の改善やそうした症状に陥ることを回避するためにどうしたら良いか?前述
の健全なバランス感覚を愛犬との生活の中でお互いに保ちながら向き合っていくにはどうしたら
良いのか?といった問いについて考えてみたいと思います。
個人的には少なくとも以下の3つの点に基づいて愛犬と向き合ってみる姿勢を飼主が持つことが
こうした問題の克服に繋がる一助となるのでは?と考えます。
①生活の中でヒトと犬との区別をはっきりさせること(飼主が「ヒトはヒト、犬は犬」といった
両者の境界を明確にすること)。
②より幅広い視野を持つことを心がけること(愛犬に過度な執着心を抱かない様に心がける)。
③犬の本質についての知識を習得しながら愛犬の日々の健やかなる管理に努めること(そもそも
犬とはどんな生き物であり、その本来あるべき姿とはどんなものなのか?私たちが感得するそう
した本質や表現はまた犬種によって大きく異なることがあるかもしれません[この国が天然記念
物に指定する日本犬と使役目的に合わせて作られてきた多くの犬種ではそうした違いが顕著で
あると感じることが多々あります])。
※以上の3点のうち③についてはトレーナーさんやブリーダーさんといった専門的な立場の方の力
を借りることが必要となってくると思われます。

愛犬の存在には私たちの人生をより味わい深いものにしてくれる大きな可能性があると思います。

今回はファミリーのご家族よりご質問頂き御話をさせて頂いた内容をもとに「愛犬依存症につい
て」というテーマで述べさせて頂きました。
まだまだ不勉強なところもあり、内容的に不十分な点もあるかとは思いますが、ワンコとの生活を
楽しむ皆様にとって、今回のテーマが愛犬とのより豊かなパートナーシップの構築を目指していか
れる上で、参考の一助となれば幸いです。





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最終更新日  2019.07.05 21:56:02
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