志鬼朗の部屋

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第11回:忘れられない時をありがとう


第十一回:ファミコン編
忘れられない時をありがとう:スターフォース(1985)

レビュー:
多分、ファミコンソフトの中で個人的にプレイ回数が最も多いゲームを今回は紹介します。それが「スターフォース」というゲームです。ゲーム内容というと、何のことはないただの面クリア型のシューティングゲームです。ただひたすら敵を撃破していくそれだけのゲームなのです。

しかし、このゲームは当時ファミコン少年を熱狂的にさせるいくつかのポイントがありました。それが、隠れキャラ「ゴーデス」の謎とシューティングキャラバンでした。

このゲームが発売された当時、隠れキャラがブームになっておりゲームの中に隠されている謎をこぞって見つけていくというのが少年たちの目的になっていた時代だったのです。そこで、ハドソンからゴーデス発見キャンペーンなるものが発表され、各種メディア(当時はコロコロコミックやボンボン)も大々的に特集を組み、少年たちの購買意欲をそそっていたのでした。

「これを見つければ英雄になれる」そんな妄想がプレイ意欲を掻き立て、1日何時間にもわたってプレイしていました。しかし、夢半ばにしてゴーデスの正体と場所が雑誌に掲載され苦渋を味わいました。

しかし、それ以外にも、英雄になるイベントがあったのです。それが全ファミコンプレイヤーを巻き込んだ(言いすぎ)全国シューティングキャラバンだったのです。5分間のスコアが一番高い物が勝つという、まさに真剣勝負の大イベントなのです。今度こそと思い、必死にプレイするのですがどうしてもスコアが伸びません。ラリオスのボーナスをとり死なないように5分間プレイし続けるのですが、上にはもっと上がいました。結局、そのイベントに参加する資格も与えられないままそのイベントも終了してしまいました。

この頃、ファミコン漫画もいろいろ連載され、ブームもしばらくは続くのですがスーパーマリオという巨人が発売され、このゲームの話題も少なくなってきました。

しかし、さまざまなドラマを生んでくれたこのゲームは、生涯忘れることができない思い出を作ってくれた一本には間違いないと断言できます。今でも懐かしくなりプレイしますが当時ほど燃えることができないのを少し寂しく思ってしまうそんな今日この頃です。




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