◆地震による被害でもっとも多いのは液状化によるものです。 液状化とは 地盤は土、砂、水、空気が均衡に混ざって構成されています。この地盤が地震の大きな揺れで土、砂と水が分離され地盤が水に浮いたような状態(泥水)になるのが液状化現象です。海岸の波打ち際や、雨が降ったあとのグラウンドで、足踏みをすると地面がどんどん柔らかくなると思います。これも一種の液状化といえます。つまり、土と水が分離しているのです。 液状化による不同沈下 分離した水は地中の中で行き場所をなくし、 間隙水圧 により土や砂と一緒に地上に吹き出します。 通常、地盤は土の粒、砂の粒、水などが固まって構成されているため地中に隙間ができ、地面に穴が開いた状態になります。液状化により柔らかく、また穴の開いた地盤は建物の重さを支えきれなくなり沈む。結果、家の不同沈下や倒壊が起こります。 地震対策は、家そのもの強さよりも地盤の強さを重視すべきです。 |