2or3?

2or3?

憤慨


 原因はいじめや友人の死のショックからだと考えられています。」

TVに教室の風景が映し出され
S田をいじめていた奴らのコメントがでてきた。
「冗談のつもりだったんですよ。まさか真に受けられるとは思わなくて、とても反省しています。彼に謝りたいです。」

そう読み上げられていた。

実はこの話、自殺ではなく殺害なのだ。

犯人はN。
鍵を開けて家に侵入し、首を絞め殺し、首吊り自殺に見せかけた後、外から鍵を掛けたのだった。

これにJはちょっとした矛盾を感じた。

なぜ矛盾をJが感じたのかはわからない。

私は彼の高度な考えを読めないからだ。



ピピ。

Jからのメールを受け取ったのはガスだ。

その内容は・・・・・・。

「どうやらS田はNの手によって殺された可能性が高い。
図書館に夜8時に仲間と集合するはずだから、調査を願いたい。」

というものだった。

ガスはすかさずOKの返信を送った。

Jは何故こんなことまでわかるのだろう。
これが最強の頭脳の力だった。

このようだとJとガスは組んでいるらしい。



夜8時、図書館の二階で謎の五人集が集まりはなしていた。

「S田殺し、うまくいったな♪」
キョンが話す。
「今度誰殺す?殺したい奴言ってって♪」

未来人が殺したい奴の名前を愉快に挙げた。

その人物を殺すことに皆は笑いながら賛成した。

・・・・・・・・・・
・・・・・

その話の一部始終をガスは聞いていた。

今日は有力な情報を手に入れた。

まずキョン、N、団長、未来人、蹴り死の五人のメンバーで殺しを行っていること。

そして、いとも簡単に人を殺せるような能力を持っていること。

次に殺される人物。

「早速Jに報告だー♪」

と張り切りながら、無音で家に帰っていった。



「To J

行ってきました。
どうやら5人で殺しを行っているようです。

メンバーはキョン、N、未来人、団長、蹴り死です。

僕の力を使っていっきに潰しますか?やれといわれれば、今すぐにでもやります。

どうやら、今度は....」From ガス

殺される予定の人間の名前が書かれている。

自分の活躍の素晴らしさに震えながら
これをガスはJに送った。


Jの返信がすぐに帰ってきた。

「やはり、そうでしたか・・・。
あまり時間がありません、殺される予定の彼は殺されてもらいましょう。
犯行を起こすのは今度は学校の授業中だと思います。多分、数学の時間に。

だから明日。
あなたには被害者である彼を見張っていてもらいたい。

私はあの5人を見ます。おそらくあの五人はSJS団です。
大規模な組織だと世界ではおもわれていますが、実はあの五人だけの少数団体のはずです。

彼らはあなたと同じくおそらく超能力を持っています。
殺しの方法を見て、わかり、あなたの力で倒せそうなら、倒してもらいたいと思っています。

だからとりあえず今は待ってください。
明日は頑張りましょう。」

このメールを読みガスは眠りについた。





© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: