Shionの部屋

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2013/02/22

◆ １１年目の別れ

(2)

テーマ：愛犬のいる生活(79410)

カテゴリ： ◆小型犬飼育日記＆生き物たち

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エルが死んでから３日間くらいは　記憶が混乱して、
エルの死の当日のことと、数日前のことがよく思い出せず、
今すぐやらなければいけないことは何も問題なくできるのですが、
エルにかんする直近の記憶だけがぽっかりと抜け落ちたまま、
エルがいなくなったことで生まれた時間をもてあまし、
惰性のように、ずるずると動いていました。
それがたとえば、恋人であれ、友人であれ、
１１年の歳月をともに過ごした者と、死によって隔てられたら起こるであろう身体的な現象に、
私もぶち当たっていた･･･と言えるかも知れません。

エルの死から、今日で一週間が経ち、しだいに前後の記憶が戻ってきたのですが、
それと同時に、

「あれもやってあげればよかった」「これもやってあげればよかった」
「もしも、あのときにこうしてあげていたら・・」

と、激しい後悔の念にとらわれています。

私は、死というものは、もっと、多くの段階を経た向こうにあるもの、と思っていました。
昨年１２月には、「この年令の犬で、この血液検査の結果はなかなか無い」と
言われるほどの健康優良児だった（と思われた）愛犬が、それからわずか２ヶ月後に、
あっけなく、私たち家族の前からいなくなるなんて、私には、想像することもできませんでした。

動けなくなった愛犬のおむつを取り替えたり、毎日、点滴に通ったり、
抱っこでひなたぼっこの散歩に出してやったり・・・

私は、死というのは、そういう行為の先にあるもの、と思い込んでいたのです。
けれどそれは、今思えば、根拠のない夢でしかありませんでした。

エルの、短い闘病期間のあいだ、
ネット上にある、同じ病名の犬を看取った飼い主さんの書き込みがとても参考になりました。
悲しみのなかで、過酷な体験談を
インターネットの情報システムに残して下さった飼い主さんたちに、今はただ、感謝しています。
私も、エルの死を無駄にしたくないので、エルの闘病の経過を、なんらかのかたちで、
ここの日記にあげたいと思っています。

エルは捨て犬の子で、
インターネットの、いわゆるレスキューサイト（＝飼い主募集サイト）からご縁があった子でした。
そういう意味では、インターネットから来たエルは、
最後までネットにお世話とご縁をいただいた子、と言えると思います。

かつてのエルのように、行き場がなく、命の灯が消えそうになりながら、
新しい家庭とのご縁を求めている犬たちが、世の中には、たくさんいます。

私のブログの右側に、ずっと、バナーが貼ってありますが、
もしも、そのようなワンちゃんを受け入れてあげられそう、ちょっと興味ある、
という方がいらっしゃいましたら、この機会に、ぜひ、そういったサイトを覗いてみて下さい。

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◆いつでも里親募集中

そして、本気で「犬を飼いたいな」と思われた方は、
以下の絵本サイトをお目通しいただければ、と思います。
・・・涙を拭くための、タオルを用意して、どうぞ。

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