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October 5, 2013

行動を変えるんだ！！！【メリットの法則】

(26)

カテゴリ：活字と映像の覚え書き

登校拒否や、障害児の突発的な行動に悩んでらっしゃる向きは、「いますぐ」これをお読みいただきたい。そして、ダメモトで試してみていただきたい。

著者の試みがあちこちで成果を上げた例は後半で紹介されているし、理論は前半で、具体的な注意点は中盤で過不足なく書かれている。読めば、試す価値のある理論であることや、どう応用すればいいかの方針が、ひととおりわかる。

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冒頭からめっちゃ押してしまったけど、すごくざっくり言ってしまえば、著者の推奨してる方法は、オイラが「こうしようよ、こうじゃないと効かないよ」って、かなり必死で言い続けてきたことと、あまりにもよく重なる。
「気持ちではなく、行動を変えろ」
とか。
「本質的には……とか言ってないで、まず表面に顕れてる事柄をなんとかしろ」
とか。

なのに、世の「教育者」の一部ったら、抵抗するんだなあ。

「自発的にできるよう、気持ちを変えてかないと」
「ご褒美で釣るみたいな真似は、続かないですよね」
「できるようになっても、本質的にはどうなんでしょうね」
あーうるさいうるさいうるさいッ。だいたい「本質的には」みたいな言いまわしって、障害児の場合、けっこうしんどいよ？　だって、一生「本質的には障害児」なんだもん。
小鬼なんか、ずーーっとアスペのままで、国語の読解問題が得意になって、表現力がどんどん伸びて、友達もできて。
チビなんか、ずーーーーーーーーっと知的障害のままで、時計が読めるようになって、いろんな気持ちを伝えるのが上手にもなって。
それが「でも本質的には障害児なんですよね」ってことになったら、たまったもんじゃないわ。

この理論は、もしかしたらカウンセラーのトレーニングのときに、ちょっとかじってたかもしれない。ただ、カウンセリングとか心理学とかそっちの領域はものすご広いわけで、あまり突っ込んだ講義はなかったはず。
とまれ、なんかすごい覚えがあるような、どこかで「これこれ！」ってなったような……と感じるのは、この手法の同系列に位置する理論や実践によく接して、それを取り入れてきたからだろう。有効なアプローチはこれひとつではないとは思うけど、自分が使う道具として考えたなら、いちばん「効果が早く確実」「精度が高い」「汎用性あり」と感じられるものを選びたい。だとしたら、これで決まりだ。

ちなみにラストで紹介される、非常に効果的な方法の、「ダメな例・やってはいけない例」が、まんまオイラの幼少期に延々やられたことだ。なるほど、ずっとこれを繰り返されていたら、「世界中が自分を嫌ってる」くらいの感覚が普通になるわけだ！　なんかそういう理解で改めて、ヘンに癒やされてしまったよ。
さっそくミニラに試すよ。

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