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卑劣の道、極めます(仮)
Party Joke
デボネアはあたりを見回して、いつもいるはずのやつがひとりいないことに気づいた。
「あんにゃろー、また脱走しやがったな。」
世話焼かせやがって・・・・・。
舌打ちしながら、『脱走兵』が残していったメダルを手に取る。ギルドの名が刻まれたメダル。それはギルドメンバーの証であった。
『脱走兵』の浅はかな考えはデボネアには見え見えだった。本気で脱走する気ならば、こんなわかりやすい場所に置いていくわけがないのだ。第一、足抜け厳禁のギルドではない。一言断りを入れて出て行けばいいだけの話なのだ。
探しに来い、メダルはそう言っていた。
気分を害しながら、それでも探しに行ってしまう。ギルドメンバーを大事にするデボネアゆえだった。いや、探し出して、一言文句を言ってやりたい気持ちもあるのかもしれない。
とにかく『脱走兵』を探しに出る。
探しに、と言っても、ほとんど居場所の見当はついていた。やつの行きそうな場所はさほど数が多くない。
大体、寂しがりやのくせに、何でこんなことをするのかねぇ・・・。
デボネアはため息をついた。
まず、一箇所目。
薄暗い店内に、鮮やかな色のドレスをきた女がいた。
「やあ、シェリル。今日も綺麗だね。」
「あら、デボさん。いらっしゃい。」
シェリルと呼ばれた女は、デボネアの姿を認めると、あでやかな笑みを浮かべた。
「来てくれて嬉しいわ。」
シェリルはデボネアに身を摺り寄せてきた。デボネアは避けるでもなく、自然にその身を受け止めている。
「すまないが、今日はゆっくりしてもいられないんだ。」
心の底から残念そうにデボネアは言った。
「あらん・・・・・。」
シェリルは恨めしげにデボネアを見上げた。
「今度、ゆっくり寄らせてもらうよ。」
「もう・・・・・。」
デボネアに優しく髪を撫でられては仕方がないというように、シェリルは苦笑した。
「お急ぎの御用のむきは何かしら?」
「うちの酒飲みマジ、来てないかな?」
「士羽さん? 今日はまだ来てないわよ。」
シェリルは首を傾げた。
「そうか、ありがとう。」
それだけ聞くと、デボネアは素早くシェリルの首筋に口を寄せた。
「もう、馬鹿ね。」
言葉とは裏腹、シェリルは嬉しそうだった。
「じゃ、また来るよ。」
「きっとよ。」
シェリルの声を背中で聞いて、デボネアは酒場を後にした。
次は・・・・・。
目的地に足を向けながら、幾分、足取りが重くなっていることにデボネアは気づいていた。
「よお、ダンナ。」
その声を聞いて、デボネアはここに来たことを後悔し始めていた。
「今日も、その腰の物、売っていただけるんで?」
「ば、ばかっ、誰が売るか!」
デボネアは顔を赤くして、声を荒げた。
その様子を見て、フレデリックはがははと大きな声を立てて笑った。
デボネアは、以前、よく確認もしないまま、武器の引き取りをしてもらい、大事な剣を売ってしまったことがあるのだ。
自らの失態とはいえ、この武器屋のおやじを恨まずにはおれないデボネアだった。
「今日は引き取りじゃない。」
デボネアはぶっきらぼうに言った。
言いながら、店の前の樽に目を向けた。
いない・・・。
「邪魔したな。」
そのまま、きびすを返そうとするデボネアをフレデリックは呼び止めた。
「おたくのマジさんだったら・・・。」
デボネアの眉が釣りあがる。
フレデリックはさほど気にした風もなく、言葉を続けた。
「さっきまで、あそこの樽に腰掛けてましたぜ。」
デボネアは返事もせず、フレデリックに背を向けた。
「さほど遠くには行っていないと思いやすぜー。」
足早にその場を離れるデボネアの後ろから、フレデリックの声が追いかけてきた。
となると・・・、やっぱり、あそこか・・・。
思い当たる場所の最後。
それは城壁の北の端・・・・・。
やつが『ここから見る海が好きなんだ。』と言って、よくこの城壁から海を見てることをデボネアは知っていた。
城壁に上る階段を一段抜かしで駆け上がる。
いた・・・・・。
海に向かって城壁に腰をかけている魔術師の姿を見つける。
「おいっ!」
自然と声が荒くなっていることにデボネアは気がついていなかった。
「あら。」
一方、声をかけられた方は、特に気後れするでもなく、悠然と声の方に振り返った。
「意外と早かったかな?」
潮風に流される長い髪をうっとおしそうに掻き揚げながら、魔術師は微笑んだ。
「あ、でもないか。」
そう言って、左手に持っていた瓶を日に透かしてみている。中身が半分以上減っているようだ。
「飲む?」
差し出した瓶をひったくるように取って、デボネアは無造作にあおった。
くっ・・・・・。
喉が焼けるような感覚。
相変わらず、きつい酒、飲んでやがる・・・・・。
デボネアは内心、苦笑していた。怒りが消えたわけではないが、あまりにも、この魔術師らしい今の状況がおかしくてたまらなかった。
「怖い顔、してるね。」
魔術師はのんびりした様子で言った。
「当たり前だ!」
デボネアの怒りにまた火がついた。
すると・・・・・。
「ごめんなさい。」
魔術師は素直に頭を下げた。
予想外の展開にデボネアはまた毒気を抜かれた。
「探しに来てくれて、ありがとう。」
いつもひねくれている魔術師とは思えないほど、まっすぐな言葉だった。
下手に出られて、それでもなお怒りを持続させることなど、デボネアには出来なかった。せいぜい嫌味をひとつ、言うくらいが関の山だった。
「俺がこういうこと嫌がるって知ってただろ?」
「うん。」
魔術師はうなずいた。
「でも、探しに来てくれるって信じてた。」
「おまえなぁ・・・・・。」
デボネアはそれ以上言葉を続けられなかった。呆れたという言葉では片付けられない妙な感覚だった。
デボネアはため息をついた。今日は何故かペースを乱されっぱなしだ。
「ほれっ。」
魔術師が残していったメダルを差し出す。
「ありがとう。」
魔術師は素直にそれを受け取って首にかけた。
「帰るぞ!」
わざとぶっきらぼうに言って、魔術師に背を向ける。
「はーい。」
能天気な魔術師の声を背中で聞く。
次の瞬間
「きゃっ。」
小さな叫び声に振り返ると、城壁から飛び降りてバランスを崩す魔術師がいた。
デボネアは思わず、手を差し伸べていた。
「この酔っ払い!」
「ごめ~ん。」
抱きとめるような格好になりながら、デボネアはある事に気づいてしまった。
「なあ、士羽さん・・・・・。」
魔術師を立たせながら、デボネアは確認せずにはおれなかった。
「なに?」
「太っただろ?」
・・・・・・・・・。
口の中で何かを唱え始めた魔術師に気づいて、デボネアは後ずさった。
「ちょ、ちょい待ち!」
あせって手を振るデボネアを魔術師は怖い目でにらんでいた。
やられる・・・!!
思わず、目をつぶったデボネアだったが、『怒りの雷』は落ちてこなかった。
「特別の日だから、許してあげる。」
唇を尖らせて、魔術師は言った。
「帰るよ!」
「はい・・・。」
いつのまにか立場が逆転していた。
俺たちらしいな、とデボネアは苦笑した。
多少、足元が危うい魔術師についてまっすぐとアジトに戻った。
何やら、中が騒がしいようだ。
「帰ったよ!」
魔術師が中に声をかけると、そのざわめきが止んだ。
魔術師が先に入れというように、デボネアの背中を押す。
扉をあけると・・・・・。
Happy Birthday Debonair.....
11月19日、飛天のギルドマスター、デボネアさまに贈らせていただきました駄文であります^^;
かっこよく
、が狙いだったんですけど、いかがなもんでしょうかね・・・・・。
あー、あと本来だったら『旗』を置いていくベきなんだろうけど、それってどーなの??ってことで『メダル』なんぞにしてみましたw
タイトルは・・・・・、まあ、好きな歌なんですけどね^^;
ちょっとイメージ違うかなぁ・・・・・。思いついたら、また変えるかもw
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