瑠璃の石話・つれづれ

◆ラピスラズリ


◆ラピスラズリ◆

ラピス


ラピスラズリは、和名を「瑠璃石」と言います。

美しい瑠璃色、そして宇宙の星のさざめきを思わせる金色の光に、私は随分昔から惹かれ続けていたような気がします。

店の名を「ShopLapis」としたにも関わらず、当初私の店にラピスラズリが並ぶことはとても稀でした。

というのは、一般に流通していたラピスラズリが、ご存じの方もおられると思いますがいわゆる「瑠璃色」の石でなく、また白い部分の混ざったものが多かったためです。

店の名の由来となる石だから、というこだわりがそこにありました。

今では恐らくラピスラズリのビーズとしては最高のグレードと言える質・・・蛍光しているかと思われる、ロイヤルファインブルーのラピスラズリ・・・パイライトを含まない純度の高いラピスラズリを扱うことができ、これぞShopLapisのラピスラズリ、と自負しています。

ラピスラズリは「幻想を打ち破る石」と言われます。

それだけに「持つ覚悟」というものを必要とする石でもあるようです。
言い換えるなら、持つタイミング、時期を待つ、と言いますか。

私自身も「瑠璃」というHNを使うようになって、自分のラピスラズリを持つまでに時間のブランクがありました。それはやはりタイミングであったろうと思います。

ラピスラズリを相方の玻璃は「気難しい石」と言います。

確かにプログラミングする時、相応に気を遣い、コツを必要とする石でもあり、また使う際にも自らの幻想を「痛み」として気づき、実感することのある石です。

ぬるま湯に浸かりながら、何か言いようのない衝動、焦りといったものを感じていた時期、この石は真っ直ぐに真実を目の前に突きつけ、変わる決意を迫って来ました。

様々なシンクロニシティーを伴い、私が気づき、決意するために必要なチャンスをいろいろな形、事象で引き寄せて来たように思います。


「痛みは、それを痛いと感じる自分から生じている。痛がることはないという自分も必ず存在している。痛いと感じるのが良いか、痛みなど必要とせず突き進めるのが良いか、選択するのだ」と、ラピスラズリは語りかけてきます。

そして一旦その痛みを感じる自分を捨て去ることを決意すると、先へ進むための素晴らしい推進力を、ラピスラズリの光は与えてくれます。

「怖いもの知らず」に、自らの道を突き進む術を伝える石でもあるのです。


いつも特に眼のいかなかったラピスラズリに、何となく心惹かれる時、その人は変化の時を迎えているのかもしれません。
自分ではそうと気づかぬうちに、深い部分で何か新しい選択をする時期に居るのかもしれません。

タイミングが訪れたなら、迷わずこの石の光を使ってみてください。
見えないことで知らなかった、新しい世界、より自由な世界が、その先に待っていることでしょう。



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