rasen

Chronic rust


- Chronic rust -


どんなに自分の身を守る為でも
着せられた鉄の鎧は重すぎて
時が経てば それはいつか
茶色に固まった ただのざらつき
まだ守ってくれるの?
そんな顔したって
ひと殴りしたら簡単に
砕け散っていくでしょう?

身包み剥がされた心はその時
何を見るの 涙?それとも
ただ真っ白な空白だけかな
気を紛らわして 触ってみたら
それはただの錆びついた鎧の粉
着ていた時はただ重いけれど
まだ盾になってる気はしてた
だけど粉々になった今は
砕く価値もない

潰すなら今だよ
早く針を刺して 棘でもいい
今までしてきたことの償いになるのなら
槍でもかまわない

新しい歳月近づいても
何も実感も湧かなくて
それが今の苦痛に繋がってるのかもしれないね

人を人として見れていた頃もあったけど
何がどうして同じなのに
まったく言葉が耳にとどかないの

どんなに自分の身を守る為でも
着せられた鉄の鎧は重すぎて
時が経てば それはいつか
茶色に固まった ただのざらつき
ひと殴りしたら簡単に
砕け散っていくでしょう?


迷わせてるならそれは誰のせいでもない
自分がわからないんだから
何も気にしないで
次は錆びない空気のような
暖かく包んでくれる鎧がいいな
出会えるのかな・・・
ただ目を閉じて呼吸を止めたい

2006/11/30




楓さんから「chronic rust」(クロニックラスト)
慢性の錆という意とchronic last(時の終わり)の
二つをかけてた造語のタイトルをもらいました。

どうかな?
ドロドロ終わろうかやめようか・・
そこだけちょっと悩みましたけど。。


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