小市民の一日

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2007年03月11日
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<危機を危機と認識できない政治家中川秀直>

Sankei WEBより

慰安婦決議に「過敏な反応すべきでない」 自民・中川幹事長

 自民党の中川秀直幹事長は11日、テレビ朝日の番組で、従軍慰安婦問題をめぐり日本側に「明確な謝罪」を求めた米下院外交委員会の決議案に関し「提出した議員の選挙区事情があるようだ」と指摘した上で「国際的なゲームに利用される場合もある。 日本は過敏な反応をしてはいけない 」と述べ、冷静に対応すべきだとの認識を示した。

 同時に、「おわびと反省」を表明した河野洋平官房長官談話の継承を安倍晋三首相が表明していることを挙げ「首相の発言に尽きる。誤解を解き、議論を収束していくべきだ」と強調。再調査を求める党内の動きには「 専門家や歴史家が中心となって検証するのが正しい。政治問題、外交問題として語るべきではない 」と指摘した。

(2007/03/11 13:16)

 困ったものです。この発言により政権与党の幹事長という要職にある人がいかに危機を危機として認識していないかがはっきりとしました。

 「過敏な反応をしてはいけない」,確かにそのとおりです。しかし,再調査や抗議など現在やっている反応は果たして過敏なものでしょうか。

 今日本がしていることは,(個人的には物足りなさを感じるとはいえ)降りかかってきた火の粉を払うという防御的動作をしているにすぎません。それとも中川幹事長はこれさえも「過敏な反応」であると評されるのでしょうか。だとするならば,典型的な戦後日本のことなかれ政治家,問題先延ばし政治家といわざるを得ませんね。はっきり申し上げて,政治家失格の烙印を押されても仕方がないでしょう。まぁ,もともとこの方は左翼的志向を有するお方ですから,確信犯なのかもしれませんがね。

 「専門家や歴史家が中心となって検証するのが正しい」,この点も確かに抽象的には正しい。そして歴史問題を「政治問題,外交問題として語るべきではない」,この点も抽象的には正しい。しかし,問題はもはや我が国が望むと望まざるとにかかわらず,政治問題化,外交問題化しています。

 というよりも,河野談話が出されてしまって以来,chinaや韓国に政治問題・外交問題として取りざたされてきました。そして,アメリカ下院の決議の問題によって,その火勢が同じくchina・韓国により,同盟国であるアメリカにまで伸びたというのが,今回の真相ではないでしょうか。

 繰り返します。既に問題は政治問題化し,外交問題化している(or た)んです。中川幹事長はそのことにまだ気が付かないんでしょうか。

 「黙っていれば,相手にしないでおれば,あまり害はない」,そういう判断なのかもしれません。しかしそうではない。

 この決議に反対せずに認めれば,我々の先人は強制的に女性を連行して,性処理の道具としていた ケダモノ であるということを認めるのと同じところ,仮に黙っていれば,間違いに何の反論もしなければ,日本人はそれらケダモノの子孫であると認識されるんです。そして,日本はそれらケダモノの子孫で構成されている国家であると認識されるんです。

 海外に行けば,たとえ相手が口に出さなくても「こいつらの祖先はろくでもないことをしたらしい」と思われてしまう可能性があるんです。それでもいいのか,というのが今回の「従軍慰安婦」決議にまつわる問題なわけです。

 そんな認識をされて平気なんでしょうか。国家の,国民全体の名誉が問題になっているこの時に何をのんきなことをおっしゃっているんだろうか,と思ってしまいます。まるでどこか対岸で火事が起こっているかのようなそんな認識に,苛立ちさえ覚えます。

 いみじくも麻生太郎外相がかつてこんなことをおっしゃっています。

「国の独立安全とは,力による侵略から日本を守るのは言うまでもないが,それだけではない。 外国から日本と日本人の名誉を傷つける攻撃に対しても毅然としてこれを跳ね返すことである 。」 (自由民主560号 p73)

 今,日本と日本人の名誉を傷つける攻撃が行われているこの時に反撃するのが,国の独立安全を守る所以でしょう。

 関連して,この問題に関する麻生外相の発言を東京新聞からご紹介しておきます。

東京新聞より

党の調査は問題ない慰安婦問題で麻生外相

 麻生太郎外相は11日午前のフジテレビ番組で、政府、自民党内で従軍慰安婦に関する事実関係の再調査を求める動きが出ていることに関し「政府で調査するとは聞いてない」とした上で「現実をもう1回調査することは決して悪いことではない。党でやられるのはいいのではないか」と述べ、党の調査は問題ないとの認識を示した。

 従軍慰安婦問題で米下院外交委員会の決議案が採択されても謝罪しないと安倍晋三首相が明言したことについて「今の段階で謝罪する必要が特にあるとは思わない」と指摘。同問題の日米関係への影響については「この問題があるから日米関係が危機に陥るかのごとく話は行き過ぎだ」と述べた。

(共同) (2007年03月11日 11時10分)

 いささかの物足りなさを感じますが,中川幹事長よりはるかにましだといえると思います。麻生先生には,先に掲げたあの国の安全と独立に関する名言を心にとどめて頑張っていただきたいと思っています。

<きっとアサヒは取り上げないダライ・ラマ発言>

AFPより

 【ニューデリー/インド 11日 AFP】チベットの最高指導者で亡命中のダライ・ラマ(Dalai Lama)14世は10日、人口が集中する中国東部とチベットとを結ぶ青蔵鉄道について批判した。

 1959年の反政府動乱から48年目を記念して、亡命先のインド北部ダルムサーラ(Dharamsala)で行った演説の中でダライ・ラマ14世は、「同地域のインフラが整備されることは何も悪いことではない。しかし鉄道の開通により、多くの人々の流入が懸念される
人口の大部分を占める漢族が同地区に流れ込むことで、チベット民族の文化や地域の自然がおびやかされる。営利目的の地域開拓は水や自然を汚染し、土地と人々の生活を破壊するものだ

 青蔵鉄道は、2006年7月に全1142キロが全線開通している。

 たしかこの鉄道が開通したときに,アサヒはのうのうとマンセー記事を上げていたと記憶していますが,このようなマイナス面は絶対に伝えないでしょうね。

<面白い調査結果>

大紀元時報より   

上海の高校生、半数がアメリカ人か日本人になりたい


【大紀元日本3月9日】「仮に国籍を選ぶチャンスがあったら、どの国を選びますか」と1152人の上海の中高生にこの質問をしたところ、高校生の36・9%はアメリカ籍を選び、14・9%は日本籍を選んだ。中学生の3割は外国を選んだ。同調査を実施した「大中小学民族意識調査」の責任者・復旦大学社会学教授于海氏は、学校での中国伝統文化教育の不足と家庭影響がこの不都合な結果となった原因であると分析している。

 この調査は復旦大学社会学学科と市道徳教育署の下で実施したもの。報道によると、調査を受けた550人の高校生は5割あまりが他国籍になりたいという結果を得た。調査を受けた中学生602人では、59%の学生は中国人を選んだ、13・1%はアメリカを選び、6・8%は日本を選び、11・5%はその他の国を選んだ。外国人になりたい中学生は3割も占めた。

 一方、同調査では、4割の中高生が中国の旧暦の祝日に関してまったく知らないことがわかった。最も好きな祝日という質問では、クリスマスが第3位となった。一部の学生が、英語の重要性は母国語以上だと考えているという。

(07/03/09 11:01)

 どこかで韓国人が韓国人をやめたがっているという調査結果を見た記憶がありますが,これは初見です。

 そりゃまぁ,あんなに環境の悪い国ですし,自由もなければ,弾圧あたり前の一党独裁国家からは逃げ出したくなりますよね。






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最終更新日  2007年03月11日 18時03分55秒
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