本四季=ホンシキ

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siki1960 @ Re[1]:ペットシッターさん(09/16) かめこさん 神様1時間、今後どー短縮し…
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hikky_san @ Re:沖縄生活4か月 子ネコの里親に(07/30) こんにちわ! お元気そうでなによりです。…

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2006.08.09
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カテゴリ: 文化系
コレを読んだアトで

偶然、ハハも読んだばっかしデシタ

わたくしがこないだ読んで
感動したからとゆってハハに貸した

『クライマーズ・ハイ』

まだ読んでなかったのにー(* ̄‥ ̄)。。


この本わ
もーすぐ9月ごろに

映画が公開されるそーで

そーゆった情報にわ詳しーハハのコト

原作本を見つけて
早速読んでみたらしーのデス(* ̄‥ ̄)b


わたくしわ
そんなコトわ全然知らなかった(←純クン風味で)


いつも泊まる渋谷のホテルの隣が
大きい本屋さんだからー
つい吸い込まれて

うっかり見つけて買ってしまったとゆー
ソレだけのコトだったのデス



未読の文庫本を見つけたらば
どーゆーアレだろーと
買うしかナイのデスもの(; ̄‥ ̄A``


どんなイワクのホンだろーがねー・・・


物語わ



話題のとある映画を見に来たとある老人(剛原)

パールハーバーを描いたアメリカ映画の画面に見つけた

浜に打ち上げられた
ニッポンの特殊潜水艇の記録映像を見て

思い出す


人間魚雷『回天』


ソレに志願して消えていった
かつてのトモダチを思うトコロから始まりマス


剛原わ、戦争に行く前わ
大学で野球をしていて

その野球部の朋輩で
甲子園で優勝投手となりながら
大学に入ってから
利き腕を故障して
ソレでも野球をあきらめずに

速球が投げられないならば 「魔球を投げる」 とゆった
並木とゆー
忘れられない友人のコトを思い出さずにわいられませんデシタ

そしてその映画館で偶然会った

最後まで並木と一緒に『回天』で
特攻するはずだった
北とゆーオトコと

大学時代によく集まった ボレロ とゆー喫茶店に
向かうのだった


ニッポンがどんどん
戦局が悪化シテ

ついに

飛行機で敵艦に突っ込む航空特攻隊や
爆薬を搭載して
敵戦艦に体当たりする
人間魚雷をやり始めた頃


多くのニッポンジンが


お国のために死ぬ コトを必死で考えていた頃



心のソコから野球を愛し

真剣に魔球を投げるコトを考え続け

マタ
その一方でわ

万が一にも生き残る望みのない

人間魚雷としての自分と向き合い続けた並木とゆーワカモノ


彼が一体どんなふーに

『魔球』を考え

『死』を考えて生きたのか


前半わ

戦火の足音が迫る中
まだ、最高学府に学ぶ人材として
兵役を免除されていたワカモノの並木や
野球部の仲間たちを描き

妹のトモダチで
幼馴染みの女性との淡くて清らかで
デモ
はっきりとシタ愛情を描き

後半わ

もはや例外でわなくなった大学生が
幹部候補生として
召集されて

いきがかりで
起死回生の新兵器 となって行く
アリサマを

息もつかさずに描いてイマス


並木とゆーヒトわ
ヒジョーに聡明な方で

戦争に向かう姿勢わ

国からのお仕着せの「お国のために」的思考でわアリマセン


ホントーならば

ずっと野球をやっていたかった

愛する女性をしやわせにしたかった


そーゆーオノレの気持ちを

チャンと見るコトの出来るヒトでした


デモ

当時の戦況の中にあって
そんな考えなど

ゆえるはずもなく

自分を「僕」とゆったダケでボコボコにされるよーな毎日で


クチゴタエなどするよーな

特別なヒトでもナク


ニッポンを愛し
家族や彼女を愛し

ソレらを守るために「死ねるか」とゆーコトを

考え続けていたよーデシタ



『回天』に初めて乗った訓練のトキの描写わ

胸をエグリマス


「鉄の棺おけ」


本来 魚雷 であったモノに

人間ヒトリ分ダケの空間を作って

ヒトを機械の一部に組み込んでの兵器


前も後ろも見えない

空気も燃料も必要最小限


敵艦に突っ込んで死ぬだけのために作られたモノに入り


正確に敵艦を狙うための訓練を行うのデス



彼らにわ


コレで敵艦に突っ込んで「死ぬ」以外に

「生きるすべ」がナイ のデス


国のため国のためとゆってイマスが


その胸のうちわ・・・




「もうすぐ死ぬ」

「死ぬための訓練」

「死ぬとは、どんなコト」

「その瞬間、どんな気持ちで」



イマまでも

たとえば『月光』だとか

特攻隊のヒトビトを描いた物語だったにょねー・・・


そーゆーのを見たり読んだりしましたが



このホンほど

リヤルに「死に向かうワカモノ」を感じたコトわ

アリマセンでした


こないだ見た映画『ゆれる』とダブるモノがアリマシタ



ヒトリのヒトの心のナカにわ

揺れ動く「理由」のふり幅があり


彼わ、最後まで


「なんのために死ぬのか」とゆーコトを考え続けるのデス



そーして

最後にたどり着いたのわ



「ニッポンは、早く負けたほうがいい」

「一億全部が滅びる前に」
「一刻も早く降伏シテ」
「復興しなければ、ニッポンとゆうクニは無くなる」

「自分は、死ぬけれども」
「それは」

「この 回天という非人間的な兵器を記録に残すために死ぬ


「後世の日本人が二度とこのようなことをしないように」
「そのために死ぬ」


「僕の弟には、絶対にコレに乗ってほしくないからだ」




そーやって

自らの「死」の理由を

考え続けていた並木のココロを読んでいて


どーしても

浮かんできてしまうのわ


イマ

間違いなく「死」と向き合っているに違いない


チチのコトなのデス


夕べ

突然(ホントーわ突然ではナイかも知れない)

苦しんで

今朝は酸素ボンベを装着してて


胃の潰瘍からの出血で激しく貧血しており

トイレに起き上がることも出来ないまま

下血が


貧血がひどくて

抗がん剤の投与も出来ない状態で


そんなナカ


「Aの保険を・・・」


とゆって、ソレばかりを気にしているとゆー



イマだにチチのココロのうちわ

ヨクわからないわたくしデスが


A嬢のハナシをすれば

どんなに苦しくても笑うのデス





嗚呼  死なないで!!!



オトーサン;;;死なないで・・・





チチにとっての『魔球』わA嬢の学資保険の満期なのでショーか・・・




「死」を目の前にシタトキ


ヒトわどんなふーに、ソレと対峙するのか



ダレだって

いつかわ「死ぬ」

わたくしも

A嬢も

ハハも

チチも



そのトキ、その理由を自分で受け入れる

そんなコトが出来るのでしょーか・・・?



わからないのデス


まだ、ソレに直面してないから



普段わ、忘れている「死」を


今日わ、コトのホカ


キツく、思い出さされてシマイマシタ



フト気がつけば

今日わ、長崎に原爆が落とされた日



「まだ死にたくないヒトビト」がたくさん死んだ日デシタ





主人公並木が

愛する彼女に当てた最後の手紙から



「君には、生きて生きて、 もう嫌だと思うまで生きて欲しい

「幸せに。どうか幸せに」





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Last updated  2006.08.09 23:19:30
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