気ままな旅人「ドレドレ日記」

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紀勢勝浦温泉の旅




紀勢勝浦温泉の旅

07’(平成19年)10月11日~13日の2泊3日で「紀勢勝浦温泉」へ行って来ました。

「新横浜」から「名古屋」まで新幹線で、約1時間。

「名古屋」からJR紀勢本線利用で「紀伊勝浦」まで超特急で3時間半とアクセス時間がかかります。

しかも、JR紀勢本線は単線です。

久し振りの列車の旅でした。

◆スマートな新幹線


新横浜では、ホームの乗務員は駅員ではなくて警備員でした。

◆列車の旅のお楽しみ「駅弁」

名古屋で名物の「みそかつ」

名古屋コーチンの「とりめし」

入れ物が竹の皮で出来ていて、再利用できそうなので持ち帰りました。


◆JR紀勢本線「紀伊勝浦駅」に近づくほどに海岸線から「ホテル浦島」の前景が見える。


◆紀伊勝浦駅
駅には「県の魚 まぐろ」のモニュメント


佐藤春夫の「秋刀魚の歌の歌碑」



◆タクシーをチャーターして世界遺産「那智の滝」へ

車窓より世界遺産にもなっている「那智原生林」を見る


感動!!車窓より「那智の滝」が見えてきた。


丁度3時になったので、「熊野那智大社」にお参りをする前に「もうで餅」を食べて腹ごしらえ。


那智山「那智の滝」


「三重の宝塔」

400年ぶりに再建された「三重の宝塔」は、昭和47年(1972年)に完成したもの

4階までエレベータで登ることが出来、正面に那智の滝と原生林が眺められる。


「三重の塔」の入り口のたたきには‘那智黒石’が敷き詰められています。

那智黒石は、日本の中でも、ここ熊野市の神川町でしか産出されない特殊な鉱石だそうです。
那智黒石の由来は、古く遣隋使が中国に持ち帰ったといわれるほどその歴史は古いものです。
那智黒石の製品としては、碁石の原材料になるものが一番多く、その他のものとして、硯石、置物等として使用されています。
この石がモデルのお土産が、黒あめ「那智黒(なちぐろ)」です。

三重の塔と那智の滝を背景にした風景撮影の絶好のポイントで・・。


第一番札所は、那智山青岸渡寺(なちさん せいがんとじ)です。

この那智大滝のある「青岸渡寺」から西国三十三箇所の巡礼がスタートするそうです。

この第一番札所は「世界遺産」です。


◆熊野那智大社
那智大社に参拝

樹齢800年の大楠


**那智大社は、仁徳天皇の御世(317年)に創建され、熊野速玉大社・熊野本宮大社とともに熊野三山と呼ばれ、古来より多くの人々の信仰を集め、農林・水産・漁業の守護神、また縁結びの神様として崇められている。

境内には、神武天皇東征の道案内をした八咫烏(ヤタガラス)が石に姿を変えたという烏石があります。
3本足。



八咫烏は、日本サッカー協会のシンボルマークとしてもお馴染みです。

熊野古道です。


◆いよいよ‘那智大滝’へ、滝つぼの側まで行きます。



滝の前に小さな鳥居がありますが、これは那智大社の別宮で飛瀧神社といい、本殿はないが、滝そのものを御神体とする神社です。


拝観料400円を納め、滝つぼの直ぐそばの欄干のついた滝見台に上りました。
途中、滝の水を引いた延命長寿の神水を杯でいただく。


日本一高い滝、2004年に世界遺産に登録された。

落差133メートル。さすがに雄大です。

滝口が三筋になっているのが那智の滝の特徴とされています。

◆宿泊は洞窟温泉のある‘ホテル浦島’

勝浦桟橋から渡船でホテル浦島へ向かう
チェックインをして、ホテル係員から館内の地図をもらう
ここは本館、山上館、日昇館、なぎさ館、と分かれていて、それぞれ連絡通路でつながっている4000人収容の巨大なホテルです。


私達は1泊目は「山上館」2泊目は「なぎさ館」に宿泊
本館ロビーから館内には、通路部分に色分け表示されているが、その通りに通路の床に色の線が引いてあるので、その色をたどって行けば迷うことはない。

山上館には「スペースウオーカー」という長~いエスカレーターに4回乗り継いで行く。

「スペースウオーカー」は、全長154m、階段数428段、所要時間5分45秒の長~いエスカレーターです。

★温泉は7箇所。
1、忘帰洞  お湯の中から太平洋を一望できる大洞窟温泉「忘帰洞」。
2、ハマユウの湯(女性) 滝の湯(男性)
3、玄武洞
4、磯の湯
5、天女の湯(女性) 狼煙の湯(男性)
6、なぎさ元湯
7、天海の湯

6箇所の湯には、それぞれスタンプが置いてあり、館内地図の裏にある温泉めぐりの図に、3箇所以上入浴のスタンプ印を押せば、フロントで粗品がもらえる。

「山上館」の屋外にある露天風呂、天女の湯、狼煙(ノロシ)の湯には、長いエスカレータを4つも乗り換えて行かねばならない。

本館1階から行くと6分位かかる。

太平洋側に面している「忘帰洞」「玄武洞」は、岩に打ち付けられた波の音が反響して雄大でした。

温泉は「硫黄ナトリューム泉」です。

★2日目 

5:30起床して、6時に‘忘帰洞’から日の出が見えるというのでどんどん下って洞窟温泉へ行く。



入り口にはたくさんの雪駄があり、ビックリしたが、みんな日の出を狙って来た様でした。

‘忘帰洞’から日の出は素晴らしい。

我を忘れて、みんな裸で日の出を拝む。

たくさんの入浴客で混雑していたが、自然の姿で拝む日の出は不思議な世界だ。

温泉に浸かりながらの海岸から徐々に登る‘日の出’に感動!!

◆本州最南端の‘串本’に。

串本へは紀勢本線で行くのだが、それが[ワンマン電車]だった。

[ワンマン電車]は紀勢本線を単線で走る電車で、ワンマンバスと同じように 前方に料金表示機があり 整理券をとり下車の時 支払うという、まったく ワンマンバスの電車バージョンです。

ドアは前方しか開かない駅もありましたし、運転手が駅に着くと整理券をチェックしたりといそがしいようでした。



すごく面白いし 珍しいし 楽しい。

‘串本’で下車して、そこからバスで[潮岬]へ行く。

◆本州最南端の地[潮岬]へ

白亜の‘潮岬灯台’は、約30mの断崖に熊野灘を見下ろして立っています。
潮岬灯台
この灯台は「日本の灯台50選」にも選ばれる歴史的文化財的価値が高いAランク保存灯台だそうです。


螺旋階段を登って、本州最南端の熊野灘を見下ろしました。


地球は‘丸い’が実感できます。

潮御崎神社


◆「橋杭岩」

昼食は橋杭でうどん

串本から大島を眺める海岸にそそり立つ 「橋杭岩」 は、橋の杭を思わせる大小40余りの奇岩は、国指定名勝天然記念物にも指定されている所です。



弘法大師が、向かいの大島まで橋を造ろうとして杭だけが残ったと云われる岩で、‘橋の杭’の未完成品といわれているのです。

帰りは紀勢本線利用ではなく、バスで戻りました。

バスは熊野参詣道(大辺路)を走ります。

今日は‘ホテル浦島’の‘なぎさ館’

早めにホテルに戻り、温泉めぐりをしました。

普段は撮影禁止の場所であるが、人がいなかったので「玄武洞」内の写真を撮らせてもらった。

ザブンザブンと打ち寄せる波の音を聞きながら入りました。

★3日目 

◆狼煙山遊園の中を散策する。

ここは、実は島ではなく狼煙山半島という小さな半島全体をホテル浦島がホテルや公園として利用しているのです。


この「山上館」の露天風呂の傍の狼煙(ノロシ)山展望台からは、勝浦港から太地まで見渡せて絶景なんです。


晴天だったので、那智の滝も遠くにかすかに見えた。感動した


赤い鳥居の先は浦島稲荷神社があります。


更に進むと、狼煙山遊園の一番西の端まで行くと、眼下に紀の松島や中の島が近くに見えて絶景である。


遊覧船が行き交っていた。

◆「三等三角点 勝浦」の標石
北緯 33度37分17秒5223
東経 135度57分8秒0931
標高 84.30メートル
設置年 平成14年(西暦2002年)
「三角点」は地球上の位置(緯度・経度・標高)が高い精度で求められており地図作りや地震調査研究をはじめ、いろいろな測量の基礎となる重要なものだそうです。


また、遊園の一角には、西条八十作詞の「歌を忘れたカナリヤ」の歌碑もありました。


◆そして帰宅。

勝浦(12:46発 南紀6号)→名古屋(17:47発 のぞみ28号)→新横浜

昼食は少し遅いが、紀勢本線が‘松阪駅’を通るので、車内で駅弁を予約をした。
黒毛和牛「モー太郎弁当」 
蓋を開けると♪故郷♪のオルゴールが鳴る。少々うるさくサービス過剰。

オルゴール付きの黒牛のお弁当箱も持ち帰ったが、再利用はどうしようかな~。


新横浜に18:40頃到着。

三日間とも天気に恵まれ「世界遺産」「温泉三昧」「満腹」の旅でした。








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