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時代劇というのは、現在制作されることが少なくなっていて残念ではあるけれども、やはり現代では難しいのだろうなあと思う。
不況だから制作費の問題があるけれど、何よりも価値観の変化が大きいのだろうねえ。
時代劇の醍醐味って、「社会の制約」みたいなものがあって、観手側がそれを踏まえた上で鑑賞する。
例えば、今作の『宮本武蔵』で武蔵の友人の又八には婚約者の「お通」がいるのですが、他所で他の女性と一緒になったりする。
でも、社会的に又八から婚約破棄をしてもらえないと、他の男性に嫁ぐ事が出来ない。
また、又八の母親が武蔵やお通を怨んで、田畑を売り路銀にして追う。
当時、先祖からの土地を売ってしまう事は物凄い決意、そこには大義だとか執念があるのですが、何でも自由になった現代の人間には理解が難しい世界。
男性と女性は同等ではなかったり、社会の縛りの概念が時代劇のアジになっているように私は思う。
先に述べたように、自由を生きる現代人の、特に若者には観ても意味すら分らないのではないかと思う。
マゲを結って刀を挿してチャンバラしているだけに見える時代劇は退屈だろうなあ。
なので、最近作られるのはSF要素を入れたり衣装を派手にしたり工夫があるのよねえ。
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